日本で運転免許証を持っていない人でも、アメリカで簡単に取れます(日本に比べて格段に安く簡単に取れることは間違いなし)が、こちらのドライビングスクールに行っても言葉の問題もありますし、あまりちゃんと教えてくれないので、『言葉』や『安全』という意味からも日本で取得してきた方が良いかも知れません。
アメリカでは高校生になると学校でも運転の練習が始まりますし、家でも子供に教えるのは親のつとめという認識があるので、ドライビングスクールはあまり需要がなく、従ってあまり質の高い所が少ないようです。
A子さんは日本で免許証を取らないまま渡米し、シカゴ郊外で暮らし始めた。しかし郊外では買い物ひとつを取ってもクルマが必要だという事を痛感し、運転免許証を取る事を決心。まず電話帳でドライビングスクールに電話。どこも日本語を話せる人はいなかったが、外国人に教えるのは慣れているとの事。1時間あたりのレッスン料は65ドルが相場。そのうちの一社が6時間のパッケージなら360ドルにしてくれるという事なので、それに決める。
ただし、ドライビング・スクールを受けるにあたっても仮免は取らなくてはならないという事なので、仮免を取得する為に交通法規の勉強をして、免許証センターで筆記テストだけを受けて、無事合格。晴れて仮免をゲット。
仮免が取れたので、ドライビング・スクールでのレッスンを開始。基本的には「実技試験ではこれをやると落ちます」という感じの事を徹底的に仕込まれる。6時間受けたところで実技試験に臨んだが、残念ながら不合格、仕方がないので更に6時間のパッケージを追加し、ようやく運転免許証を手にした。
上記のレッスン料にはちゃんと保険に入った車両の貸与が含まれているだけでなく、インストラクターが家まで迎えに来てくれるので基本的にはそれ以上の『そんなの聞いてなかった!』というのは無かったそうだが、一つだけ気に入らなかったのは、インストラクターが実技試験にも付いて来てくれるというので『サービスがいいな〜』と思ったらちゃんと時間でチャージされた事。特別何かをしてくれたわけでも、彼が居た事で合格できたわけでもないので、これは全く不要だそうだ。というわけで、総額900ドル近くかかっているが、それでも日本の教習所に通うよりは割安感はある。しかし、彼女の話では、免許証は取れたものの、根本的に自信が付かないのでいまだに運転は怖いそうだ。