最近の郵便局のサービスは一昔前ほど『頼れない』というイメージは少なくなりましたが、今でも本当に重要な書類はFedExか同じ郵便でも配達証明郵便(Certified
Mail)にしておかないと安心できません。特にビザの申請の時や、納税に関する書類は切手を貼るだけでそのまま出してしまわないようにしましょう。
しかし、あまり神経質になる必要もありません。ガスや電気などの支払いや家賃などは普通郵便で送ってしまっても全く問題ありません。なにしろ郵便が無くなったり、異常に遅れて到着するという事は『ありえる事』というのが一般の認識ですので、クレジットカード会社や銀行なども支払いが郵便などで遅れてしまう事を年に1度は許してくれるところが殆どです。そういう事になってしまったら問い合わせてみましょう。また、最近では銀行がAUTOMATIC
BILL PAYという自動引落しサービスを無料で行なっていますので、そちらを利用した方が確実です。
▼銀行の利用法
●郵便局について
●郵便局のサービス内容(米国内/国際)
●FIRST-CLASS
MAILについて
●宛名の書き方
●切手を買う
●留守中にピーチ色の郵便預かりのノーティスが貼ってあったら
●長期不在の場合に郵便を止める(ホールド)
●郵便局
郊外の場合、シティーに一つずつ郵便局があります。シカゴ市内には無数にあります。お近くの郵便局のロケーションはUSPSのホームページで検索できます。
シカゴに住み始める際には特別郵便局に居住届を出す必要はありません。詳しくは生活開始の手続きをご覧下さい。ただし、引っ越したり、帰国する場合、また長期にわたって家を留守にする場合は届けを出す必要があります。
▼郊外の郵便局の場所
▼生活開始の手続き
●郵便局のサービス内容
郵便局の最新のサービス内容、及び料金はUSPSのホームページにて参照してください。次のリンク先では郵便物の種類、配達日数によるサービスの違い、保険、書留などの主要サービス内容の説明をしてあります。
■米国内(DOMESTIC
MAIL)
■国際郵便(INTERNATIONAL
MAIL)
●FIRST-CLASS
MAIL
通常、BILLの支払いなどを行なうのはFIRST-CLASS
MAILで充分です。LETTER(封書)の場合は1オンスまでが最低料金で1オンス増える毎に追加の切手が必要になります。充分な金額の切手を貼れば郵便局に行かなくても街中にあるポストから投函できます。
また、自分の家の受け取り用のメールボックスに出したい郵便物を入れて、ボックスに付いている赤い棒を立てておけば郵便局の人が持っていってくれます。これは便利なのですが、薬品を使ったパーソナルチェックの偽造詐欺事件が続出したこともありましたので、チェックや大切な書類はちゃんとポストに投函した方が賢明です。
●宛名の書き方
宛名の書き方をはじめ、「IL」や「IA」などの州の略式、AVE(AVENUE)やST(STREET)などのストリートの略式を紹介しています。
●
切手を買う
切手は郵便局の他にも下記のような所で購入可能です。
▼USPSのホームページ
▼銀行のATM(売っていないタイプもあります)
▼JEWEL、DOMINIK'Sなどの大手食料品店やWALGREEN、CSVなどの薬局でも売っています。
●玄関にピーチ色の郵便預かりの「ノーティス(お知らせ)」が貼ってあったら(DELIVERY
NOTICE)
署名の必要な小包や書留などを配達しようとした時に貴方が不在の場合は、配達の人が出入り口にピーチ色の郵便預かりの「ノーティス(お知らせ)」を貼っていきます(小さな小包の場合はそのまま見えにくい所に置いていく事もあります)。EXPRESS
MAILの場合、郵便局は翌日にも再配達してくれますが、それ以外の場合は郵便局に5日間ホールドされ、それまでに取りにいかないともう一度だけFINAL
NOTICEを貼ってくれますが、それでも取りに来ないとUSPSは送り主に送り返してしまいます。仕事などで郵便局に取りに行けない場合は、USPSのホームページから「REDELIVERY(再配達)」で再配達の日にちを指定する事もできます(翌日の再配送を希望する場合は午前2時までに指定しなくてはなりません)。
郵便局に取りに行く場合はドライバーズライセンスなどの身分証明書と、このピーチ色のノーティスをお忘れなく。
長期出張や休暇中に送られて来た場合は、「MAIL HOLD(郵便局預かり)」の申請をしておけば、5日以上でもちゃんとホールドしてくれます。しかし、していないと送り返されてしまいます。
▼休暇、出張などで家を長期不在にする場合の「MAIL
HOLD(郵便局預かり)」
ガレージ(つまり勝手口)を使って出入りしていると入り口に「ノーティス(お知らせ)」が貼ってあっても気付かない事がありますので注意しましょう。
●休暇、出張などで家を長期不在にする場合の「MAIL
HOLD(郵便局預かり)」
2、3日ならまだしも長期で家を留守にする場合は郵便をホールドしておきましょう。そうでないと便物を紛失するだけでなく、泥棒などの犯罪に巻き込まれる事があります。ので注意してください。この『MAIL
HOLD」は直接郵便局に申請書を出しても良いですし、USPSのホームページからも申請する事ができます。申請の際に溜まったメールを所定の日に配達してもらうか、郵便局まで貴方が赴くかを指定する事ができます。郵便局がホールドしてくれるのは最長30日までです。
●引っ越す場合の郵便手続き
シカゴに滞在中にも住所が変更する場合は郵便局に届け出ておかなくてはなりません。この『CHANGE
OF ADDRESS』には完全に変更してしまう『PERMANENT』と12ヶ月以内だけの『TEMPORARY』の2種類があります。どちらもUSPSのホームページからオンラインで手続きが出来ます。勿論郵便局に直接出向いてもOKです。
残念ながら日本へ帰国される場合は郵便物を国外への転送はしてくれません。
▼帰国の際の手続き