●シカゴのニックネーム
その風の強さから『WINDY
CITY(風の街)』と呼ばれるシカゴ。また今は3番目になってしまいましたが、『SECOND
CITY(2番目の街)』というニックネームも有名です。でもこれ以外にもシカゴのニックネームって色々あるんですよ。イイのもワルいのも一同に集めてみました。
■WINDY
CITY
ウインディー・シティーという名前の由来がミシガン湖から吹き抜ける『風』にある事は間違いないようですが、その出所は風のお陰で夏も涼しく過ごせるという事をPRする為にシカゴのキャンペーンに使われたという説と、この「WINDY」には風という意味だけでなく、『(政治家などが)ウルサい』という意味があるので、1893年に行なわれたワールド・フェアを誘致しようとしたシカゴの政治家達のかなり強引なロビー活動をニューヨークの新聞コラムニストが『風』にかけて揶揄したのが始まりだという二つの説があります。実際にはシカゴの平均風速は10.4マイルほどなので、ボストン(12.9マイル)やバッファロー(11.9マイル)、ミルウオーキー(11.5マイル)などの方が風は強いそうです。
■SECOND
CITY
歴史的にシカゴはニューヨークに次ぐナンバー2の街として知られてきました。日本で言うと大阪のような感じでしょうか?(だから大阪と姉妹都市なのかな?)だからというワケではないでしょうが、シカゴアン達のニューヨークへの執着にはかなり強いものがあり、スポーツなどでもニューヨークに勝つと大喜びします。また、シカゴにはこのニックネームに因んだコメディー・クラブ「SECOND
CITY」があり、初代ブルースブラザーズのジョン・ベルーシや、ビル・マリーといった世界的に有名なコメディアン達を輩出してきた事でも知られています。
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シカゴ市のシール:アメリカの旗の下にある赤い文字が『Urbs
in Horto』。 |
■CITY
IN A GARDEN/GARDEN CITY
何故なのか誰も知らないのがこのニックネームで、最近ではあまり使っている人も多くありません。今でもシカゴ市のシール(紋章)にラテン語で「Urbs
in Horto (City in a Garden)』と書いてあるので、その辺りが由来なのかもしれません。昔は屠殺場から出る汚水のおかげ(昔といっても遠い昔の事ですからご心配なく)で悪評高かったシカゴの対外PRの為に付けられたという説が正しいのかも知れませんね。でも確かに夏の間などはシカゴの多くの公園は美しい花でいっぱいになりますし、本当に美しいボタニカル・ガーデンなどもあるくらいですから、あながち間違っているワケではありません。
■CITY
OF THE BIG SHOULDERS
直訳すると「大きな肩を持つ者達の街」、つまり労働者の街ということですね。最初にシカゴをこう呼んだのは詩人カール・サンバーグだと言われています。確かに勤労を奨励したシカゴアンたちにぴったりのあだ名ですが、数年前にシカゴは皮下脂肪率全米2位にもなっており、大きいのは肩だけではない、と陰口を叩かれる事も。。。
■PRIDE
OF THE RUSTBELT
RUSTBELTというのはデトロイトやクリーブランド、バッファローなどの五大湖周辺の重工業地帯をさします。
■GEM OF
THE PRAIRIE
プレーリーとは草原地帯の事で、シカゴをはじめとする中西部を指す言葉でもあります。GEMというのは宝石ですから「中西部の宝石」というような意味でしょうか?シカゴ・ギャングを紹介した同名タイトルの本も有名です。
■HOG BUTCHER
TO THE WORLD
HOGというのは豚のことで、シカゴをこう呼んだのは前出の詩人カール・サンバーグです。当時シカゴの最大産業は屠殺業で、実際シカゴから全米だけでなく世界中にも豚肉を送り出していたので、それに由来しています。因みにサンバーグの詩は「TO」ではなく、「FOR」だったのですが、いつのまにかこっちが知られるようになりました。
■CHI-TOWN
ニックネームというわけではありませんが、CHI-TOWNはシカゴの事を指します。「チャイ・タウン」と読みます。
■"I
WILL" CITY
■PACKINGTOWN
■GATEWAY
CITY
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