■育児
育児と言うと幅広いですが、ここでは新生児から1歳までを対象にした赤ちゃんとの生活について取り上げています。一般的な育児については、育児本やウェブサイトにたくさんの情報が載っていますので、ここではシカゴでの育児を重点においてご紹介します。慣れない土地での慣れない赤ちゃんのお世話に睡眠不足、少しでも不安やストレス解消のお手伝いが出来ればと思います。
★衣服
新生児の服は出産前にベビーシャワーでレジストをしたり、ある程度は買い揃えていても、出産時の赤ちゃんの大きさやその後の成長、または季節によっても着れる服が変わってきます。1歳までは特に成長が著しいので、ガレージセールで安く購入するというのも一つの方法です。
出産後にお買い物というのはなかなか難しいもの。最近はネットショッピングも増えてきています。多くのお店がネットで購入してサイズが合わなくても最寄のお店で返品を受け付けてくれるので便利です。
Targetは、ターゲットカードを持っていれば5%引きプラス送料無料なのでお勧めです。その他のベビー服サイト(
Gymboree,
Crazy8,
Oshkosh,
Baby
gap, Old
Navy)
<育児経験者の声>
●新生児の服はほとんど必要ありませんでした。買い揃えるなら3ヶ月からの服でもいいかもしれません。
● 上から足までカバーする冬用の分厚いスリーパーは、アメリカの室内は暖かいので使いませんでした。 |
★紙おむつ
Pampers, Huggiesが主流ですが、TargetやCostcoなどでも各社ブランドのおむつがあり、少し安く購入できます。新しいものを使う場合はおむつかぶれや漏れが気になりますので、小さいパッケージから試してみるとよいでしょう。おむつかぶれのクリーム(Desitin,
Triple paste, Boudreaux's Butt Paste)
おむつのサイズ: New
Born Diaper(5kgまで), Diaper Size 1 ( 4-6kgまで)
<育児経験者の声>
New Born
Size のおむつは、すぐに大きくなるのでまとめ買いしない方が良いでしょう。 |
★布おむつ
輪形布オムツ、成形オムツ、フィット型オムツ、一体型オムツ等の種類があります。目安としてオムツは30組ほど、それにオムツカバーが必要になりますので初期費用は高いですが、オムツカバー以外は年齢に関係なくオムツが取れるまで繰り返し使えます。毎日の洗濯が必要なので洗剤と水道代が掛かりますが、1年以上布オムツで育てるのであれば、紙オムツより割安です。濡れると直ぐに泣いて知らせてくれるので、こまめに交換でき、お尻を清潔に保つ事が出来ます。夜中も関係なく泣いてしまうので新生児の間は大変かもしれません。月齢が上がればおしっこの間隔も開いてくるし、毎回泣いて知らせてくれるので大体の間隔の目安がつくようになってきます。そろそろ次のおしっこの時間かな?という時にトイレに座らせて水の流れる音を聞かせるとトイレトレーニングも簡単です。医学的にも布オムツは股関節脱臼を防ぐといわれています。
★食事
離乳食を始める時期は、日本より少し早いようです。小児科によっても異なりますが、4ヶ月頃からRice
Cerealから始めるのが主流です。Rice Cerealはべビザラスやターゲットで購入できます。
離乳食は手作りの方が赤ちゃんのためにも経済的にもよいのでしょうが、時間がかかります。市販のものも上手に取り入れるとよいでしょう。最近はオーガニックのものも手ごろな値段で購入できるようになってきました。
市販のものはStage1-5に分けられています。 Stage1(4ヶ月)Stage2(6ヶ月)、Stage3(8ヶ月)、Stage4(12ヶ月)、Stage5(24ヶ月)
6ヶ月を過ぎると手でつかめるパフやクッキー、飲む野菜ジュースなどもあります。日本のおせんべいのようなもの(Baby
Mum Mum)もあります。
離乳食を始める時期に尽いては色々説があるようですが、胃腸機能が未発達の早期から離乳食を始めると下痢や便秘を繰り返すトラブルも報告されているので、あまり早く始めることはお勧めできません。
<育児経験者の声>
ずっと完全母乳で行ったので、哺乳瓶はほとんど使いませんでした。 |
★お手入れ
日本では冬でも赤ちゃんを毎日お風呂に入れるようですが、アメリカではお風呂は2,3日に1回でいいと言われています。自然派のシャンプーやボディーソープ(Johnson's
Natura, Seventh
Generation, Bert's
Bees, Aveeno
Baby)
シカゴは乾燥しているので、赤ちゃんの肌も乾燥しがち。肌が乾燥する場合はお風呂上りに保湿クリームを塗ってあげましょう。 保湿クリームにも沢山種類があるので、赤ちゃんの肌に合うものを探してあげてください。保湿クリーム(Bert's
Bees, Aquafor,
Aveeno
Baby,
Seventh Generation)
★病気
発熱や赤ちゃんが普段と違う様子であれば、必ず小児科に電話をしましょう。アメリカではある程度の発熱であれば、AdvilやTylenolを与えて様子をみましょうという対応が多いでしょう。薬は赤ちゃんの体重によってあげる量が変わってくるので投薬の量はパッケージで確認するか先生の指示に必ず従いましょう。日本の小児科とは少し違う対応で戸惑ってしまうこともあるかもしれません。ですので、電話をするときには赤ちゃんの症状をきちんと説明できるように前もって記録をまとめておくとよいでしょう。
★プレイデイト/近所付き合い
慣れない育児の不安やストレスを解消する一番の近道は、やはり同じ育児をする人との交流、情報交換ではないでしょうか。掲示板をご活用ください。
また、緊急のことがあった場合などを想定すると、日頃から親しい友人や近所の方と連絡を取り合うことも大切です。
★冬の外出
寒いシカゴでの外出は赤ちゃんにとって厳しいものです。カーシートに着用できるBundle
Meはカーシートの中で赤ちゃんをあたたかく包み、冷気から守ってくれます。
★安全対策
階段やキッチン、お風呂場など危険な場所から赤ちゃんを守るのも大切なことです。ほとんどのものは、べビザラスやターゲット、Amazonなどで購入できます。
■ベビーゲート - 階段などに付けるゲートには、壁に穴をあけるタイプ(Hardware-mounted
gate)と突っ張りタイプ(Pressure-mounted gate)があります。壁に穴をあけるタイプの方が頑丈で安全ですが、賃貸の場合には壁に穴をあけてはいけない場合がありますので、ご注意ください。 (優良ブランド−the
first years Kidco
safety.com Summer
infant North
states)
■ロックシステム − 引き出しのロック、テーブルの角のカバー、ガスコンロのカバー、コンセントのカバーなど Safety
1st Dream
baby
★日本の便利品
やはり日本のものが便利!というものをご紹介します。
★めんぼう |
赤ちゃん用のめんぼうはやはり日本の方が小さくて丈夫。 |
★つめきり |
赤ちゃんの小さい爪を切りやすい。 |
★小さいピンセット |
赤ちゃんの小さいお鼻のお掃除に便利。 |
★鼻水を吸うチューブ
|
★シッピーカップ |
日本製はもれにくい。 |
★腹巻 |
★お弁当箱 |
★トレーニングの箸 |
★離乳食 |
大人が食べても美味しい日本の味。 |
★よだれかけ |
マジックテープではなく、ボタンのものがある。 |
★日本語の絵本 |
★風邪薬 |
★飛行機
日系の航空会社にはバシネット席があります。10キロまでの赤ちゃんが対象ですが、寝てしまった時に置くところがあるので便利です。数に限りがありますので、事前に航空会社へお問い合わせください。赤ちゃんとの里帰りは荷物が多くなり不安ですが、ターミナルの移動をお手伝いしてくれるファミリーサービスを使うと安心です。(ANAファミリーアカウントサービス、JAL
ファミリークラブ)
★役立つ用語集 こちらをご覧ください。
★耳寄り情報
2013年8月作成