▼アンダーウェア(Baselayer)
ウィンタースポーツ界では下着類をBaselayerと呼び、冷えた汗が体温を奪うのを避けるため、綿素材は避け、ポリエステル80%-100%のものが推奨されています。ポリエステル系を着用した方がムレにくく、冷えにくい。遠征先で洗濯した場合も乾きが早く助かりますよ。ヨガ用、ランニング用でも同様の機能があるかと思います。Patagonia、Mont-bellなどは速乾だけでなく保温に優れたものをリリースしています。逆にUni-QloのHeat-Techに代表される汗で発熱するタイプの素材はNGです。
▼スキー・スノボ用ソックス
アンダーウェア同様、綿素材は避け、伸びずにコンプレッション効果を有するものがオススメ。自分の足型を取って作ったブーツを着用する人はできるだけ薄い生地でブーツとの密着性・ホールド性をアップ、逆に中古やレンタルなどのブーツを使う場合は厚手の生地を選べばくるぶしや足の甲の当たりが和らぎます。Stance
▼スキー・スノボウェア
初心者の時期はよくコケるので、背中に雪が入り辛い。ツナギタイプのウェアなら完璧ですが、トイレなどのときに非常に面倒。その為、ジャケットのウェストゲート/パウダースカートをパンツと接続できるものもあります。中でもVolcomのZip
Tech搭載のモデルならファスナーで接続も簡単、雪の侵入を完全シャットアウト。Backcountryにおいてもパウダーの巻き込みやラッセル時にも恩恵を受けられます。
▼スキーブーツ
既成品を買ってそのまま履けば、大抵の人はどこかが当たって痛いはず。その為、大きめサイズを選んでしまっては、ブーツの中で足が動いてしまい正確に荷重できず、うまく滑れません。Viking
Ski Shopでブーツフィッティングしてもらうのが間違いなくベスト。でも結構お値段が張ります。Salomonのブーツなら自分の体温で徐々にインナーが自然に成形、足に馴染んできます。なので多少きついぐらいが適正サイズです。また、せっかく自分の足に合ったインナーを作っても(育てても)一度他人に貸してしまっては水の泡。お気をつけください。
▼スノーボードブーツ
足の甲部分はそれほど締め付ける必要はなく、くるぶし-スネ部分をしっかり締まれば良いのですが、一般的な靴紐タイプはその性質上、滑っているとスネ部分は緩み、逆に足の甲部分はますます締まる悪循環に陥ります。この問題を回避するには甲部分とスネ部分で締め分けできる機能を持つSalomonならZonelock
、各社から出ているDual BOA等のブーツを選んでください。
▼ビンディングと板
ビンディングと板はブーツが決まってから選びましょう。
ビンディングと板も重要ですが、直に体に接するブーツが最も重要!装備一式を買い揃える余裕が無い場合はまずは自分の足にあったブーツの購入を優先させてください。
スキーの場合はビンディングを板に穴を開けて取り付ける場合も多く、ブーツのサイズ、体重、技量により取り付け位置の調整、開放値の設定等が変わってきます。骨折等のケガをしないためにもローカルショップでの購入をオススメします。
スノーボードの場合は開放値の設定等も不要なため、自分で板にビンディングを取り付けできますが、実際の自分のスタンス(開き幅・向き)で取り付けてもブーツのつま先やかかとがビンディングや板からハミ出し過ぎない正しい位置に取り付けできるか確認してください。そのためにも、ビンディング、板の購入の際は必ず自分のブーツを持参してください。
(監修・協力:スキー・スノーボードクラブ『J'S』)
(2021年11月更新)