お気に入りのテイクアウト

手羽先をアレンジして作る”チューリップ唐揚げ”をご存知ですか？昭和生まれの方なら一度は食べたことがあるかもしれない懐かしいスタイルの唐揚げなのですが、実はアメリカでも食べることができます。ここアメリカではお国柄らしく！？お肉の形がペロペロキャンディーに似ていることから”ロリポップチキン”という愛らしい名前が付けられています。そんなロリポップチキンの専門店「Lollipop Wings」がミツワ近くにあると聞きつけて、今回はこちらでテイクアウトしてみました。Algonquin road沿いにあるストリップモールに入っているお店は、お茶目なニワトリのイラストと明るい黄色のロゴがついるのですぐに見つかります。現在はテイクアウト、またはデリバリーでオーダーを受け付けています。

チャイニーズ・コリアン系のお店なので、チキンの味付けは親しみやすいアジアンテイストで、チキンにはライスがついてきます。チキンは骨つきのLollipop Wingsと骨なしのBonelessの2種類があり、6個か12個で注文できる他、パーティー用に25個や50個など人数分に合わせた大量購入も可能です。まずは5種類あるサイドメニューからPot Stickrs（揚げ餃子）をオーダー。大きくて細長い形をした餃子は、香ばしい皮の中にキャベツなどのみじん切り野菜が詰まっていて、シンプルで優しい味わいです。
　
Lollipop Wingsのソースはホットかミディアム、レギュラーの中から辛さを選べます。ボンレスチキンの6個入りにはホットのソースを頼み、白米を付けてもらいました。衣はカリッとクリスピーでしたが、火が通りすぎていたせいかお肉はちょっと噛み応えがありました。かなりスパイシーなホットソースは、辛い物好きな人にはたまらない加減なので、冷たいビールとともに頬張ってみてください。同店のメニューにはロリポップチキンの他にJumbo Shrimps（10個か20個）があり、こちらも人気です。レギュラーソースで頼んだジャンボシュリンプは、衣が香ばしくてボリュームもあるのが嬉しいのですが、こちらも若干揚げすぎなのかちょっとエビが硬めなのが気になりました。ただ、照り焼き風の甘辛いレギュラーソースのおかげで、サイドのブラウン・ライスがどんどんすすみます。シグネチャーのLollipop Wingsはミディアムソースでお願いしました。ロリポップチキン（12本）はテイクアウト用ボックス一杯に盛られていましたが、甘辛い味わいで食べやすく、手でつまみやすいので、あっという間になくなってしまいました。

ライスメニューには白米とブラウンライスの他に、Fried Riceもあります。フライドライスには野菜とチキン、ジャンボシュリンプの三種類があり、サイズはスモールとラージから選べます。ラージサイズのフライドライス（野菜）は、蓋を開けると大きな入れ物一杯に入っていて、その量にビックリ！お米はパラリと仕上がっていて、サッパリとした薄味なのでちょっと物足りないかなとも思いましたが、濃厚なソースの絡んだチキンと一緒に食べるとちょうど良いバランスです。

ロリポップチキンを専門にしているお店なので、メニューの種類は少ないですが、アジア風チキンウィングが食べたい時や、おかずを一品プラスしたい時、お酒のおつまみにありがたいお店です。ドリンクにマンゴーやイチゴなどのスムージーもありますので、チキンの後のデザートにはそちらも是非試してみてください。

(3/8/2021)

大きくて細長い形のPot Stickrs（揚げ餃子）はシンプルだけど優しい味わい	Boneless ChickenのHot Sauce。甘辛いあじつけでご飯がとまりません	ロリポップチキンと並んで人気のあるJumbo Shrimpsもお勧め
つまみやすいLollipop Wingsは映画鑑賞やスポーツ観戦のお供にもピッタリ	Vegetable Fried Rice（Large）はこの通りのボリューム！	明るい黄色を基調にチキンのイラストが映える店内