●シカゴで買い物：Loaf Lounge

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シカゴのAvondale地区にオープンした、巷で噂のベーカリー「Loaf Lounge」へ行ってきました。同店のオーナーは「MK」や「セピア」といった名高いレストランでペストリーシェフとして働いていたサラ・ミスパゲル氏と、「Lula Cafe」や「Nightwood」などでシェフとして活躍していた夫のベン・ラストベーダー氏の夫婦です。華やかな経歴を持つ二人ですが、彼らの理想のお店を立ち上げるためにポップアップ店を何度も開催したり、コロナ禍でレストランの開店が遅延した時には友人のレストランでパンの販売させてもらうなどしながらお店の方向性を試行錯誤してきたそうです。その結果、素材をいかしたサクサクのデニッシュ系パンを提供したい、という想いから、念願のベーカリ・カフェ「Loaf Lounge」をオープンさせるに至りました。

コミュニティーに根付いたお店になって欲しいという願いから、お店はカジュアル＆シンプルな内装で入りやすい雰囲気になっており、店内には旬の食材を活かした焼き立てのパンやベイクグッズが所狭しと並んでいます。

Kouign-Amann
	クロワッサン生地に砂糖を練り込んで焼き、上からキャラメル状のソースをかけたクイニーアマン。サクフワの生地にねっとり、それなのに後味のさっぱりのソースが絶妙で、お茶（特にミルクティー）にピッタリです。
Spinach Artichoke Danish
	ほうれん草やアーティチョークを使ったデニッシュは、青菜の苦みをカバーするようにレモンの香りがヒントに効いています。デニッシュはサクサクしているのにデンシーな重みもあるので食べ応えもあり。
Almond Bear Claw
	名前の通りクマの手の形をしたベアクローは、デニッシュ生地の中にアーモンドペーストが入っています。塩味のきいたパン生地に甘いアーモンドペーストのコントラストがなかなか良いです。
Ham and Cheese Croissant
	サクサクのクロワッサンに燻製したハムと少し香りの強いチーズが入っています。リッチなバターの風味が広がる生地にクセのある具材が良く合っていてこちらもお勧め。
Chocolate Croissant
	このお店のチョコクロワッサンはまろやかなミルクチョコを使用しています。少し温めてみると、クロワッサンの中からサラサラとしたチョコソースが湧き出てきて、とっても贅沢な味わいを楽しめます。

Avondale地区は近年のコロナの影響などでなかなかビジネスが根付かないという問題を抱えていましたが、今回紹介した「Loaf Lounge」のように話題のレストランやバー、カフェなどがオープンし始めたことで、シカゴの新たなダイニングスポットとして注目されています。美味しいベイクグッズの他に、自慢のパンを使ったサンドイッチなどの軽食やドリンクメニューもありますので、そんな話題エリアを散策しつつ、「Loaf Lounge」でランチやお茶を楽しんでみてはいかがでしょうか。

(11/14/2022)