今回の特集はチキン！バッファローウイングや、チキンサンドイッチなど定番のアメリカ料理をはじめ、世界中の鶏肉料理の中でも郊外で手軽に食べられるお店を中心に紹介していきます。

たまちゃん（以下たま）：先ぱ〜い。さっき編集長に呼ばれたんですが、今回のトピック何だと思います？
先輩：う〜ん、そろそろ食べ物の特集ってところかな？
たま：大当たり〜。でも今回は食材自体を取り上げるんですって。というわけで、チキンについて取材して来いって言われました。
先輩：あ、でも面白いかもしれないよ。実は今年行われたWing Festっていうバッファローウイングのコンテストでパラタインのお店が優勝したんだよ。
たま：へ〜、それって郊外だけのコンテストなんですか？
先輩：いやいや、殆どのお店はシティーの有名店でね。だからこそ郊外でナンバー１のお店が選ばれたのは珍しいし、郊外組としては嬉しいよね。
たま：なるほど。編集長もその事を知ってたからチキンをテーマにしたのかな。
先輩：それに、一口にチキンと言っても世界中で色んな調理法があるからね、そういうのを紹介していくのも面白いんじゃないかな？じゃあ、今回は郊外で食べる事の出来る色んな鶏肉料理をとりあげよう。まずはさっきのコンテストで優勝したバッファローウイングを食べに行くぞ！
たま：いいですね〜！そうしましょう。

★バッファローウイング編

先輩：さあ、ここがシカゴズベストに輝いたGator's Wing Shackだよ。
たま：え？ここですか？なんか普通のローカルバーみたいなとこなんですね。
先輩：そうなんだ。でも今回優勝する前から地元の人たちの間ではよく知られていたんだって。
たま：では早速中に入りましょう。あ、中も超アメリカンなスポーツバー系ですね。
先輩：うん。このお店では全部で7種類のフレーバーがあって、それぞれ10ピースか20ピースを選ぶことができるんだ。中でもこのお店の一番人気はGarlic Buffalo Wingsっていってね。お、出てきたぞ。
たま：うわ、ここのウイングはサイズが大きい。では早速。お〜ッ！さすがカリっと揚がってます。中もとってもジューシーで柔らかい！ソースの量もたっぷりだし、からまり具合も抜群です。
先輩：強めのガーリックフレーバーの中にもツーンと鼻に抜ける辛味と酸味をしっかり感じるよね。このソースもコクがあって美味しいし。このお店のガーリック・バッファロー・ウィングを食べた人は、普通のバッファロー・ウイングには戻れないっていうくらいなんだ。
たま：うんうん、確かにこのウイングはびっくりするくらい美味しいです。おっ、あと二つ別の種類も出てきましたね。
先輩：これは僕のお勧めのJalapeno Buffalo Wingsと、定番のBBQ Wingsだよ。
たま：ハラペーニョのみじん切りが加えられてるんですね。辛そう〜。あ、でも想像していよりは辛くないかも。ハラペーニョの香りがアクセントになってるからビールに良くあいます。こっちのバーベキュー・ウイングも特製ソースが何とも言えない味わいを出していて、フルーティーな甘さと酸味、そしてほのかな辛味が上手く融合されていて、まさしく絶品です！
先輩：良かった気に入ってくれて。最近は日本でもバッファローウイングを食べられる所が増えたそうだけど、やっぱりウイングに関してはアメリカが本場。ここなら日本から来たお客さんを連れてきても絶対喜ばれると思うよ。
たま：雰囲気もアメリカっぽいですしね。
先輩：ウイングの他にも、チキン・テンダーという骨なしのフライド・チキンや、バッファロー・ウイングのソースを使ったピザなんかもあるんだ。だから辛いのが苦手な人がいても大丈夫だというのもポイントだね。

たま：ところで先輩、バッファローウイングっていうとHooter'sも有名ですよね。
先輩：そうだね、日本からお客さんが来ると話題性もあるし時々行くけど、あそこのバッファローウイングって僕はそれほどピンと来ないかな。確かに美味しいとは思うけど、それほど騒ぐほどかな〜って思っちゃう。
たま：でも先輩、あそこの『素揚げ』食べた事あります？
先輩：『素揚げ』？いや、ないなあ。そんなのあったっけ？
たま：これが美味しいんですよ。是非行ってみましょう。
（Hooters到着）
たま：ご存知の通り、ここも色んなテイストのウイングが楽しめるんですが、そのうちの一つがNakedって呼ばれてて、それが、日本語で言うところの素揚げなんですね。あ、出てきましたよ。
先輩：お、ホントだ、こりゃまさに素揚げだね。どれどれ。おお、イケルじゃん。確かに日本人にはこれは受けるよ。カリッと揚がってるのにとってもジューシーでドライさを全く感じない。
たま：でしょ？肉自体の味は薄味なので、好みに合わせて塩やテーブルに置いてある特製Hootersシーズニングをまぶすのがお勧めです。
先輩：なるほど、これはいいことを聞いた。コクがあって揚げ具合も絶妙にいいね。ドンドン食べれちゃうよ。

たま：ここまで二軒のお店に行きましたけど、どこも色んなフレーバーがあるのに、それぞれ最低１０ピースとかだから、なかなか気軽には違った味を楽しめませんよね。
先輩：そうなんだよ。隣のテーブルで食べてるのが美味しそうだな〜、と思ってもお腹一杯だと追加オーダーするのは躊躇しちゃうよね。
たま：その点、シャンバーグにあるBuffalo Wild Wingsは、ソースだけでも１６種類、おまけにシーズニングが５種類もあるので、好みに合わせていろんなフレーバーを楽しめるバッファローウイングの専門店なんですが、なによりも嬉しいのは１ピースからでも作り分けてくれるんですよね。
先輩：へ〜、それは楽しいね。それならちょっとエキゾチックなフレーバーや激辛でも心配なくオーダーできるね。

先輩：なんかちょっと小ネタばかりになっちゃうけど、Buffalo Wild Wingsの近くにWestwood Tavernっていうお店があるよね。あそこのチキンウイング食べた事ある？
たま：あります、あります。テリヤキ・チキンでしょ（笑）？あれ、美味しいですよね。
先輩：やっぱりたまちゃんも知ってたか。はっきり言ってあそこの普通のウイングはそこそこの味なんだけど、照り焼きチキンウイングだけは、焼き鳥ダレのような醤油ベースの甘辛味で日本人の口にもよく合うんだよね。

 

たま：もうひとつ小ネタになっちゃいますけど、マウントプロスペクトにTony Sacos'ってうピザ屋があるんですが、あそこのウィングもお勧めです。じっくり下味をつけたチキンと飴色に炒めた玉ねぎ、それにコロコロとした丸ごとのニンニクを石釜で焼いたものなんですけど、香ばしく焼きあがったチキンはジューシーで身が柔らかくて、一度食べたらとりこになってしまうこと間違いなしです。
先輩：編集長も美味しいって言ってたな。塩味の加減が良くって、ニンニクの風味も効いてるって。
たま：そうなんですよ。食欲をそそるだけじゃなく、お酒がどんどん進んじゃう美味しさですね。

Gabutto , Paripari

たま：あれ？ここはミツワですよね？ミツワにウイング系の料理なんてありましたっけ？
先輩：へへへ、知らないのも無理はないよね。僕も最近編集長に教えてもらったんだ。フードコートにあるガブットバーガーに、以前からパリパリチキンウイングってのがあってね、これがまあビックリするくらい美味しいんだ。
たま：ガブットバーガーですか？ハンバーガーとフライ以外は食べた事ないですよ。あ、これですね。どれどれ？ん？何これ？メチャクチャ美味しいじゃないですか？コロモがサクサクしてるところもいいんですけど、何よりお肉自体が全然違いますよ。
先輩：だよね？和風の甘めの下味とか、揚げ方とか、色々工夫をしてるそうだよ。たまちゃんが言うようにチキン自体の味が全然違うんだよね。実は一度も冷凍されていないチキンを使ってるんだって。これは業界ではかなり画期的なことらしいよ。

Gabutto , Karakara

たま：おかげで、鶏肉の本当の柔らかさと美味しさを味わうことが出来るんですね。
先輩：ウイングも美味しいんだけど、こっちのドラムの方が肉厚でプリプリしてて歯ごたえがあるよね。
たま：いやあ、これは知る人ぞ知る隠れメニューですね。この味なら大人だけでなく子供達にも人気が出るでしょうね。
先輩:アメリカ人には以前から人気があったらしいんだけど、今回デミグラソースとスパイシーソースを使った珍しいチキン・ウイング『辛々チキン』（カラカラチキン）ってのも出すことにしたんだって、こっちは揚げたチキンとデミグラソースを鉄板で炒めて出しているんだ。
たま:ン〜、このデミグラとスパイシーソース、めちゃくちゃ合いますね〜。是非今度のウイングフェストに出品して欲しいですね。
先輩:うん、賞なんか取ったら日本人としても嬉しいよね。

★ロッティサリーチキン編

先輩：いやあ、色んなバッファローウイングがあるもんだね。でもさ、やっぱりチキンを語るなら丸焼きの話をしないわけにはいかないよね。
たま：ロッティサリーチキンのことですね。私も時々Sam's Clubなんかで買っちゃうんですけど、最初の一口はそれなりに美味しいんですが、直ぐに臭みを感じて飽きちゃうんですよね。
先輩：そっか、でも今回僕が紹介するお店のは、チキンの旨みを最後まで十分に感じさせてくれると思うよ。まずはローリングメドウズにあるHickory Roastersから行ってみよう。

先輩：ここはヒッコリーの薪焚きオーブンにこだわって、じっくりとスローローストしたチキンを食べさせてくれるんだ。
たま：うわ〜、駐車場に入ってきただけで美味しそうな香りが立ち込めますね。でもこう言っちゃなんですけど、お店の中は結構地味な感じですね。
先輩：ハハハ、そうだね。でもこういう地味なお店にこそ美味しいものがあるかもよ。
たま：（メニューを眺めながら）あ、これですね？お、一羽丸ごとでも$8.25か、専門店のわりには良心的なお値段ですね。
先輩：うん。しかも、ここのチキンは秘伝のタレにしっかりマリネしたものを二時間かけてじっくりとヒッコリーの釜でローストしてるんだ。その手間を考えたら安いよね。お、用意が出来たみたいだから早速食べてみて。
たま：では頂きま〜す！う〜ん、いい香り！それでは一口。。。お、これは！お肉が凄い！なんていうんでしょう。。。ジューシーというのとは違うんです！えっとえっと。。。
先輩：モイストじゃない？肉汁が滴るような『ジューシー』という感じではなくって肉汁がギュッと中に閉じ込められている感じでしょ？
たま：そうそう、それです。モイストか〜。言いえて妙かも。それにこのパリっとした皮の美味しいこと。焦がし具合もバツグンです。私、ロッティサリーチキンの皮の部分が大好きなので、これはたまりません。
先輩：スパイスを使ってるからちょっと辛めの皮なんだ。それにしてもやっぱりヒッコリーの薪焚きオーブンは風味が違うね。
たま：お肉がとっても柔らかくって、下味もしっかり付いてます。塩加減もホントちょうどいい。こんなの食べちゃうと例え多少安くてもSam's Clubのは食べられなくなっちゃいますね。
先輩：じゃあ、次のロッティサリーチキンのお店はパラタインにあるKOSTAS。1978年に前のオーナーがオープンしてからずっと同じ場所でやっているギリシャ系のファミリーレストランだよ。

たま：ギリシャというとファストフードではイーロス（もしくはギロス）が有名ですよね。
先輩：そうそう。実はロッティサリーチキンのロッティサリーっていうのはお肉に棒をさしてグルグル回転させながらローストしていく調理法の事をいうんだけど、イーロスのように縦に棒をさしてまわしているものもロッティサリー料理なんだ。
たま：あ、ここもお値段はHickory Roastersと同じくらいなんですね。できあがったみたいですよ。うわあ、ここのは見るからに脂がのってて美味しそうですね。
先輩：さあさあ、召し上がれ。
たま：ここの皮はパリッというよりは滑らかでジューシーです。Hickory Roastersとは別のタイプですが、こちらもこちらで美味しい！とにかく、全体的にジュースがあふれ出てくるかんじですね。パサパサ感が全くなくって、塩味が中までしみこんでいます。
先輩：確かにHickoryはモイストだったから、あっちの方がお肉自体は柔らかかったかもしれないけど、Kostasの秘密は、このサイドについてくるレモンをたっぷり絞って食べることなんだ。爽やかな酸味が広がって、味の幅がグンと広がるよ。
たま：うわ、本当だ！このジュースとレモンの相性がとてもいいです。確かにレモンを絞るならこっちのチキンの方がいいですね。レモンのおかげで一気にギリシャ風味が強くなりました。他にも色んな隠し味になってたスパイスが活き活きと浮き上がってくるみたい。
先輩：あとね、僕がKostasのロッティサリーチキンが好きなのはダークミートの美味しさにもあるんだ。ここのは骨からポロポロと外れるタイプなんだけど、僕はそれが好きでね。

★チキンサンドイッチ編

先輩：ロッティサリーの次はチキンサンドイッチのお店を何件か紹介しよう。チキンサンドを食べられるお店自体は沢山あるので、まず最初は読者が手軽に食べに行けるようにあえて店舗の多いフランチャイズ系を紹介しようと思うんだ。というわけでPortillo'sに来たよ。

たま：ポーティロースってメインはシカゴホットドッグだし、ここにチキンサンドイッチがあることすら知りませんでした。
先輩：でも、以前も紹介したことがあるけど、意外とフィッシュサンドイッチが美味しかったり、BBQリブがイケたりと隠れ人気メニューも多いんだ。チキンサンドは５種類あって、僕のお勧めはChar Broiled Chicken Croissant、つまりクロワッサンを使った炭火焼チキンサンドだね。是非食べてみてよ。
たま：おお、これはしっかりとマリネードされたチキンなので味がしみこんでますね。炭火の香ばしい味もとってもいいです。確かにクロワッサンとのコンビネーション技が光ってます。
先輩：だろ？チキンとトマトとマヨネーズの比率がピッタリなんだよね。まさに黄金率（笑）！クロワッサンと一緒に頬張ると、口の中で素材がすべてネットリと絡まりあうんだ。
たま：なるほど〜。確かにこれは口の中に入れた時の食感と味がポイントですね。
先輩：同じクロワッサンにBreaded Chicken、つまりチキンカツを挟んだものもあるんだけど、そっちもカラリと揚がってて美味しい。でも、炭焼きの方が僕のお勧めかな。

先輩：よし、次のお店はチキンサンドイッチの専門店、Chick-fil-A。アトランタで始まったフランチャイズなんだけど、随所に古き良き南部料理を思わせるファストフード店って感じだね。
たま：チキンサンドイッチの専門店なんて、バーガー王国のアメリカで大丈夫なのかな？と思いましたけど、美味しい質の良いチキンサンドでファンをガッチリつかんでますよね。私はここのワッフルフライズが好きです。
先輩：さすが専門店というだけあってチョイスも多いんだけど、僕が好きなのは一番ベーシックなデラックス・チキン。厳選したチキンをピーナッツオイルの入った圧力鍋で調理しているんだけど、これがホントよく出来てるんだ。チキンはとっても肉厚なのに、あまりの柔らかさに口の上でとける感じなんだよね。
たま：分かります。新鮮なレタスやトマトと一緒に食べると幸せになりますよね。あと、私はあのピクルスが好きなんですよね。
先輩：そうそう、ピクルス美味しいよね。グリルドチキンもあるんだけど、僕の中ではChick Fil Aのベストは
やっぱりデラックス・チキンかな。
たま：でも先輩、デラックス・チキンってチーズを３つの種類から選べますよね。確かアメリカン、プロボロン、ペッパージャック。先輩のお勧めは？
先輩：プロボロンが一押し。特にリクエストしないとアメリカンチーズにされちゃうので気をつけた方がいいかも。あと、ここはナゲットも美味しいぞ。マックのチキンナゲットとはエラい違い。特にマスタードを付けたときの味は絶品だよ。

たま：あ、そういえばナゲットで思い出したんですけど、シャンバーグにVillage Tavern & Grillっていうお店があるのご存知ですか？
先輩：確かナッチョがとんでもないサイズのお店だよね？
たま：あそこのチキンフィンガーは、『世界一のチキンフィンガー』という触れ込みなんですが、自慢するだけあって、確かに美味しいんです。とにかく大きなフリッターという感じでボリューム満点で、パリパリ、サクサクしていて、厚すぎないコロモが売りです。お肉に下味がついているんですが、味付けは意外とシンプルでしょっぱすぎないのもポイントです。
先輩：あ、思い出した。僕も食べたことあるよ。あの、ハニーマスタードに付けるやつだよね？あれは確かに美味しい。肉は大きいのに柔らかで、意外とあっさりしてるんだよね。身がとてもしまってたのを覚えてるよ。
たま：そうそうそれです。あのハニーマスタードが秘伝のソースらしいんですけど、あれにディップするのがいいんですよね。今度行きましょう。

★世界のチキン編

先輩：冒頭でもちょっと触れたけど、食材としては、とにかく世界中で食べられている鶏肉だから、その調理法も国によって多種多様。というわけで、次は郊外で食べることが出来る世界のチキンを一挙に紹介しようと思うんだ。
まずは中国代表のChef PingからPong Pong Chickenっていうチキンウイング。

たま：骨付きのチューリップみたいな感じですね。カラリとあがっていてバツグンに美味しいです。全体的には甘辛く仕上げてあるので知らない間にドンドン食べられちゃいますね。でもところどころ刺すような辛さも感じる刺激的な味です。とにかくお酒に合いそう〜。
先輩：ご飯とこれだけでガンガン食べられるよね。ソースもたっぷり絡まってるし、お肉に味がしみこんでいるのもいい。あとねぎの香ばしさが最高だよね。
たま：日本のから揚げのようにたっぷりコロモがついているタイプとは随分違ってとってもクランチーですね。

先輩：次はジャマイカのジャークチキンを食べられるBahama Breeze。
たま：え？いきなりBahama Breezeですか（笑）？なんか先輩らしくないチョイスですね。
先輩：絶対言うと思った。確かにフランチャイズ系だし、観光客っぽいもんね、でもさ、実は僕バハマブリーズは結構好きな店なんだよね。カリビアンをテーマにしてるからトロピカルな飲み物が安くて美味しいし、インテリアもオープンスペースでゆったりしてるのが気に入ってるんだ。
たま：金曜日と土曜日はカリビアンのライブ演奏もあってエンターテイメント性もあるんですよね。でも特に食べ物が美味しいっていう評判は聞きませんね。
先輩：まあ、そう言わずに食べてみてよ。これはジャークシーズニング（胡椒やナツメグなど沢山のスパイスを使ったジャマイカの料理に欠かせない調味料）に漬け込んだものをオーブンでやいたJamaican Chicken Wingsだよ。
たま：はい。えっと、確かにサーブされた時の香りと焼き色は凄く美味しそうですね。どれどれ？あああ、これ美味しい！！外側はカリカリしてるのに、中はとってもしっとりしてて。
先輩：そうなんだよ。僕もこれにはビックリしちゃってさ。ウイングやドラムの部分など、大き目のピースがゴロっと入ってて値段的にもお得感あるしね。このジャークシーズニングのスパイシーさがハマるんだよ。
たま：そういえば、ジャークチキンってオバマ大統領の大好物でしたね。今回色んなウイングを食べた後だった事もあってとっても新鮮に感じます。ああ〜、お酒が飲みたくなってきました（笑）。
先輩：ははは。あと、もうひとつお勧めなのがこのWood-Grilled Chicken Brest Sandwich。これは、アルグラやトマト、それにアボカドがたっぷり入った大人用のサンドイッチなんだ。
たま：へえ、パンの部分は温かいナンを使ってるんですね。確かにアルグラのビターさが利いてます。私もアルグラ好きなのでたまんないですよ。チキンの香ばしさにとっても良く合います。

たま：世界のチキン料理というとやっぱりインドのタンドーリチキンは外せませんよね。最近郊外にもインド料理のお店は増えましたが、先輩のお勧めはこのGaylordなんですね？
先輩：色んなレビューでもベストに選ばれているだけあって、厳選された香辛料の香りは最高だし、チキン自体がかなり大きめなのもポイント。ここのタンドーリもHickory Roasterのと一緒で、ジューシーというよりはとっても柔らかくってモイストなタイプだね。お肉自体に味がたっぷりついているので、ドンドン食べられるんだ。
たま：確かに口いっぱいに香辛料の美味しい風味が広がりますね。マリネがしっかりされているので下味がしっかりついているし。
先輩：僕も色んなお店でタンドーリチキンを食べたけど、ここのが一番クオリティーが高いと思うな。このお店ではバフェもやってるけど、本当に美味しいのを食べたければ別にオーダーした方がいいよ。

先輩：今回紹介するチキン料理の中で一番日本人には馴染みの薄いのが地中海料理だろうな。特にイスラム圏の人たちが沢山集うことで有名なPita Innは、地元ではとっても有名なお店なんだけどね。
たま：あそこは、ボリュームたっぷりなのにお値段が安いから昔から人気がありますね。私もこれまで何人もお友達を連れてってますけど、あそこの料理が好きにならなかった日本人はいませんでしたよ。それくらい日本人の口にもよく合うエスニック料理のお店だと思います。
先輩：鶏肉料理だとCHICKEN SHAWARMAとCHICKEN TENDERってのがあるんだけど、僕がお勧めなのはこちらのチキン・シャワルマ。テンダーも柔らかくって十分美味しいんだけど、このチキン・シャワルマに、あるものをチョイ足しすると絶妙に美味しくなるんだよね。
たま： これもロッティサリー料理ですよね。ゆっくりじっくり調理されてるからこの香辛料のよく効いたスパイシーさが食欲をそそるんですよ。でもチョイ足しっていうのは一緒についてくるタヒニ・ソース（ヨーグルトソース）とか辛いスパイシーソースのことですか？
先輩：もちろん、このタヒニソースはマストアイテムなんだけど、僕が紹介したいのは、アペタイザのハムスをチョイ足しすることなんだ。ハムスってのはヒヨコ豆をペースト状にしたものなんだけど、これが適度な酸味とねっとりとした食感を出してくれるんだよ。
たま：どれどれ？お、本当だ！ハムスは単独ではオーダーした事はありましたけど、こうやってチキン・シュワルマにつけて焼きたてのピタブレッドと一緒に食べると味の深みが増しますね。こんなにマッチするとは思いませんでした。
先輩：あとさ、このお店はジュースも美味しいんだよ。レモネードもホームメードの絞りたてだけど、マジやめられなくなっちゃうのがこのマンゴ・ジュース。
たま：うっまあああい、これ！濃厚で程よい甘さがとっても深くて優しいですね。絶対はまる人が出ますよ。

先輩：郊外にもタイ料理のお店は色々あるから、『ここは！』っていうお店を選ぶのは難しいんだけど、タイのチキン料理と言って僕が一番最初に思い浮かべたのはThai ThaneeのAngel Wingsなんだ。
たま：私はまだ来た事が無かったんですよ。あ、これですね？なんだか、色々な具の入ったお料理なんですね。
先輩：うん、チキンウイングに鶏ひき肉、春雨、にんじん、きくらげを詰めて揚げたものなんだけど、ボリュームがあっておいしいんだ。
たま：へ〜、ホントにサクッと揚がってるんですね。確かにボリュームもたっぷり。にんにくの香りが食欲をとってもそそります。
先輩：甘辛い特製ソースとの相性もバッチリだろ！ホント、お酒のおつまみにはぴったりなんだよ。

いかがでしたか？皆さんもお勧めのチキン料理に出会われましたら、是非編集部にお知らせください。