（掲載日：05/26/2025）

　シカゴ市のWicker Parkにある、地元で人気のサンドイッチショップ「Sndo Street」をご紹介します。こちらのお店では、トンカツや目玉焼き、スパムなどを挟んだアジアスタイルのサンドイッチを中心に、４種類の丼や手作りのスナック類も楽しめます。注文はキャッシャーで行い、好きな席で待つカジュアルなファストフードスタイルで、ウェブサイトからのオンラインオーダーにも対応しており、利便性も抜群。店舗は２階建ての一軒家風の建物の１階にあり、店内は黒と白を基調にしたシンプルでスタイリッシュな内装です。壁にはアーティスト・村上隆の代表作「お花の笑顔」や「パンダ」、さらにドラゴンボールの悟空といったポップなアートが飾られていて、日本人にはどこか親しみやすく感じられる空間になっています。

　今回は特に人気の高い４種類のサンドイッチをレビューしてみました。

Tonkatsu（トンカツ）
	『豚ひれ肉のトンカツ×千切りキャベツ』という、言わずと知れた黄金コンビのサンドイッチ。トンカツには濃厚なトンカツソースに加え、マイルドなアイオリソースが合わせられており、同店ならではのひと工夫が光る絶妙な味わい。日本人には馴染み深い、安心感のある一品です。
KFC（Korean Fried Chicken）
	風味豊かなハラルチキンのもも肉を二度揚げし、シグネチャーのコチュジャンソースで絡めた韓国風フライドチキンサンド。ピリッとした辛さがアクセントになっていますが、辛すぎず、しっかりと旨味も感じられるバランスの良い味付けです。コチジャンソースも良いですが、お好みでシラチャソースにアレンジしても面白そうです。
OG Tamago（オリジナルたまご）
	やわらかめに作ったゆで卵に、日本のマヨネーズと少量のふりかけで和えたユニークなタマゴサンド。ふりかけの風味が良いアクセントとなり、シンプルながらも奥行きのある味わいに仕上がっています。家庭でも真似したくなる、ひと工夫が効いたアレンジメニューです。
Bulgogi（プルコギ）
	韓国風BBQソースでマリネした薄切りのリブアイステーキを、香ばしく焼き上げて、モッツァレラチーズと甘く炒めたオニオン、シャキシャキのキャベツと一緒に挟んでいます。ピリ辛のキムチ風アイオリソースが全体の味を引き締めつつも、全体的に重たくなりすぎない味のバランスで、最後まで飽きずに楽しめました。

　どのサンドイッチにも、厚めでふかふかの日本風食パンが使われており、日本人にはどこか懐かしさを覚える食感です。ソースや具材はカスタマイズ可能で、アレルギーへの配慮もしっかりされているため、誰でも安心して利用できるのも嬉しいポイント。

　今回はお腹がいっぱいでオーダーしませんでしたが、ユニークなクリームとのコラボが楽しめる「イチゴサンド」も同店のシグネチャーメニューです。クリームはウベクリーム、抹茶クリーム、オレンジクリームの3種類があり、組み合わせ次第でユニークな味のバリエーションが楽しめます。暖かくなってきたこの季節、オフィスの庭先やルーフトップでのランチ、公園や湖畔でのピクニックにもぴったりなラインナップ。テイクアウトにも便利なお店ですので、外での食事を楽しみたい日にもぜひ利用してみてください。