今回はHoffman Estatesにあるコリアンレストラン「Go Goo Ma」をご紹介します。本格的な韓国料理店ですが、このお店では注文から支払い、お料理の受取り、そして片付けまで全てセルフサービスになっているのがユニークなところです。店内一番奥に写真付きのメニューがあるので、そこで注文してお金を払います。すると、出来上がったお料理をカウンターで受け取ります。そして、食べ終わったらまたカウンターに食器を戻す、という流れです。サービスをお客さんにしてもらう代わりにオーナーシェフが調理に全力を注げるため、料理の味は本場に負けない美味しさで、地元の韓国人のお客さんにも評判が良いようです。

　最初に石焼ビビンバのDole Stone Bibimbapを頼みました。厚みのある石鍋を使っているので容器がいつまでも温かく、冷めること無くビピンバを楽しめます。ごはんの上には甘辛い醤油ベースのタレで味付けした牛肉とニンジン、ズッキーニ、シイタケ、豆モヤシ、レタス、そして上には半熟の目玉焼きがのっています。サイドには魚介の風味が染み出たスープとコリッと歯応えの良いスパイシーなカクテキ、それにキャベツサラダもついているので野菜がたっぷりとれるだけでなく、食べ応えも満点です。Chul Pan Bool Ko Kiは薄切りのお肉と一緒にタマネギやニンジン、ピーマンを甘辛く炒めたもので、お肉の味わいが染みていてお箸が進みます。飾り切りがほどこされたイカをコチジャンソースと絡めたChul Pan Oh Jing Uh Bokkeumは、コリッとした食感のイカにシャキッとしたタマネギの相性がたまりません。スパイシーですがイカ独特の磯の風味と旨味を堪能できるので、こちらはイカ好きの方にはお勧めの一品です。韓国ドラマでもよく主人公が食べているところを見かけるTteokbokki（「トック」と呼ばれる細長い韓国の餅を甘辛く煮込んだ料理）も頼みました。同店のトッポギはトックだけでなく、薄いさつま揚げのようなものとインスタント麺も入っています。味付けにはコチュジャンベースのソースが使われていて、食材の異なる食感と味わいが面白いので最後まで飽きることなく食べられました。サイドには優しい味わいのスープがついてくるので、口の中が辛くなってきたらそれで調整出来ます。

　カウンターの横にはドリンクを揃えた冷蔵庫があり、それもセルフサービスです。今回はShikhye（シッケ）と呼ばれる韓国の伝統的なRice Punch（発酵飲料）をトライしました。ほんのりとした甘さと優しいのど越しが特徴で消化も促進してくれるそうなので、特にスパイシーな食事の後にはピッタリです。小さいお米の粒が下に沈殿しているので、かき混ぜて飲むとより良いです。

　本格的な韓国メニューは全部で30種類程あるのですが、どれも写真付きなので選びやすいですし、麺やご飯、スープなど様々なジャンルが用意されています。お店は食堂のような趣きと清潔感があり、料理の味、ボリューム共に満足度が高いので、カジュアルに本場の味を楽しみたい時はお勧めのコリアンレストランです。

（01/30/2023）

厚みのある石鍋を使ったDole Stone Bibimbap。サイドにはカクテキとサラダ、スープがついていて食べ応え満点	玉ねぎやニンジン、ピーマンと一緒に甘辛く炒めたChul Pan Bool Ko Kiはご飯がすすみます	Chul Pan Oh Jing Uh Bo Kumはイカの風味がたっぷり味わえるスパイシーな一品
トックと呼ばれるお餅とさつま揚げ、インスタント麺も入ったTteokbokki	韓国の伝統的なRice Punch（発酵飲料）のShikhye（シッケ）はほのかな甘味と優しい喉越しが◎	食堂のような趣きと清潔感がある店内
奥には写真付きのメニューを掲げたカウンターがあります