（掲載日：07/31/2023）

　台湾に100店舗以上展開しているという「Kyu Raman」に行ってきました。現在、イリノイ州にはオークパークとダウンタウンに店舗がありますが、今回はオークパーク店を訪れました。レストランやブティック店が立ち並ぶお洒落なMarion　Street沿いにあるこちらの店舗は、すっきりとした白っぽい建物に日本語で「九湯ラーメン」と書かれており、すぐに分かります。店内には赤ちょうちんやお客さんが願い事を書いた絵馬が沢山飾られていて和の雰囲気たっぷり。シートは普通のテーブル席だけでなく、のれんで仕切った個室や厨房が見渡せるカウンター席もあり、日本のレストランでよく見かける店員さんを呼び出すブザーも備えられています。

　メニューには東京風や九州風、北海道風など日本全国のご当地ラーメン、そして韓国系やとんこつカレーラーメンなどのオリジナルのラーメンが色々と揃っているので迷ってしまいます。今回はバオも気になったので、豚バラチャーシューを挟んだバオと東京醤油ラーメン、そして抹茶プリンの小豆添えのセットを注文しました。ラーメンは麺の種類（縮れ麺か細麺）とスープの辛さ、トッピング（白ニンニクや黒ニンニク）など細かくカスタマイズできます。バオは豚バラチャーシューが口の中でとろけるように柔らかく、味もしっかりとしみていてバオとの相性も抜群。ラーメンも半熟卵とわかめ、薄切りのチャーシュー、メンマなどがのっていて具沢山ですし、何よりスープが熱々で麺もたっぷり入っているのが気に入りました（アメリカのラーメン店ではスープが生ぬるかったり麺が少なかったりと、残念な気持ちになることが多いため。）醤油スープはさっぱりとしつつもコクがあり、麺の茹で加減も申し分ありませんでした。店員さんに持ってきてもらった胡椒をかけると、味に締まりが出てさらに美味しくいただけました。

　ラーメンを食べ終わる前に出てきたデザートの抹茶プリンは、抹茶の味わいが際立っています。全体的にサッパリとしているのでラーメンの〆にもお勧めです。

　料理のでてくるタイミングが少し早すぎるのが気になりましたが、シカゴ界隈ではレベルの高いラーメンを提供しているので満足度の高いお店でした。メニューにはラーメンだけでなく、オムライスやライスバーガーなどの気になる和洋食もありました。また、ダウンタウン店ではハチの巣の形をイメージさせる六角形の個室もあり、そちらがSNS映えすると話題になっていますので、是非足を運んでみてください。

とろとろに柔らかくて、味もしっかりと染みた豚バラチャーシューを挟んだバオ	東京醤油ラーメン。具材のラインナップから、たっぷり＆熱々のスープ、麺の茹で具合まで申し分ありません	さっぱりとしつつも抹茶のコクが味わえる抹茶プリンは、〆のデザートにピッタリ