恒例のぷれ〜り〜座談会も今回で第11回目!今回は5月号に引き続き、お料理が大好きな人達ばかりにお集まり頂いて、食材や料理の話に花を咲かせて頂きました。今回も進行役は住むトコ.COMの編集長です。
今回の座談会は、フィレミニヨンなどのお肉料理に定評のあるシャンバーグのWildfireのWine
Roomという個室を貸りきって行ないました。 |
参加者リスト(仮名) |
河北さん: |
女性。シカゴ生活は13年。結婚してから料理の世界にのめりこみ、ホームパーティーの時などは12時間以上キッチンにこもる事もあるとか。自身もお酒が好きなのでおつまみ系には定評あり。 |
潮田さん: |
男性。シカゴ生活は25年。『食べたいものは自分でつくる!』がモットーなので、家での食事は基本全部彼が作るそう。料理のジャンルは多岐にわたり、食に関してはプロ顔負けのこだわりを持つ。 |
滝川さん: |
女性。シカゴに来る前はアジアにも住んでいたので、エスニック料理も得意。ランチの食べ歩きが大好きなので、美味しいものに出会うと自宅で再現するのが楽しみ。その腕前は、教えを請われるほど。 |
上坂さん: |
男性。シカゴは15年目。実家が洋食屋さん。平日は奥さんが料理をしてくれるが、その分週末や、ポットラックの時などは彼が気合を入れてつくるのだとか。中でもデザートづくりが得意。 |
後藤さん: |
女性。シカゴ生活は17年。お子さんが生まれた12年前くらいからお料理を始める。得意料理はイタリアン。出来る限りオーガニック食材を取り入れた料理を心がけている。ワイン党。 |
影山さん: |
男性。アメリカ生活は23年目。共働き&ご自身が料理好きなので家ではもっぱら彼が料理担当。基本は和食中心だが、最近は中華料理も楽しみながら作っている。
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住む:お料理が好きな皆さんがどんなところでランチを食べてるのかな?っていう素朴な興味があるんですが、どうですか?
河北:私は近いのでだるまさんが多いですね。
後藤:私も。あそこは日替わりランチが美味しくてボリュームもあるし、お得なんですよね。
潮田:海鮮丼とかもいいですよね。あと、ランチだとすしくしとよの土曜日のランチが凄いですよ。20ドルの限定なんですが、あそこのシェフの方が本気でつくってるものなので内容も凄いですよ。
滝川:私の定番はノードストロームのカフェですね。あそこって、お願いしたらオーダーをちゃんと分けてくれるんですが、分けてくれてるのに、一人分じゃないのって思うくらい量が多いんですよ。あとチョッと前に行ったのですが、ローズモントに新しく出来た高級アウトレットがありますよね、ファッションモール。あそこの2階にVillagio(閉店)っていうオープンテラスっぽいレストランがあるんですが、あそこのロブスターのパスタがとても印象に残っています。
潮田:僕はシャンバーグにあるSeasons
52が好きですね。あそこって週に1回メニューが変わるんですよ。あと、ランチだとインド料理に時々行くんですがGaylordのバフェはいいですよね。あとは、New
Delhiとかも。
住む:インド料理って時々無性に食べたくなりますよね。そういえば、同じインド料理でも南と北では随分と料理が違いますよね。
後藤:南部は辛いですよね。最初のホストファミリーが南部のインド人でホント涙がジャージャー出るくらい辛いチキンを旨い旨いって言って食べた覚えがあります。
住む:確か、ナンやタンドリーチキンは北部のインド料理で、米飯中心でココナッツミルクを良く使うのが南部だったように記憶しています。これだけインド系の人口が増えると、色んなタイプのインド料理の店が出来ているので、色々試せるようになって面白いですよね。
滝川:南部インドのお店だと、マウントプロスペクトにSankalpっていうお店があるんですが、あそこは色んなアペタイザが美味しくって、確かに辛いんですがやみつきになります。
住む:実は僕もそこをお勧めしようと思ってたんですよ。実際にインドの方に教えてもらったんですが、店内もとってもお洒落な感じでいいんですよね。中でもドーサっていう南インドのクレープみたいな料理があるんですが、これが美味しい。ただ、惜しいのはお酒が飲めない事ですね。あの香辛料のタップリ利いた料理をビールで食べたら最高なんですけどね。
上坂:そうですか、美味しそうですね。そういう意味では「辛さ」ひとつを取っても世界中の辛さを楽しめるのもこっちの生活の醍醐味ですよね。日本にいた頃は「辛さ」ってのはやっぱり塩の辛さが基準だったけど、アメリカに来てからは、色んな辛さに出会えるので面白いです。
住む:確かに。それだけ色んなジャンルの料理を食べる頻度が高くなりますよね。そういう意味ではタイ料理はどうですか?
後藤:ちょっと遠いですが、フォレストパークに美味しいタイ料理のお店が一軒あります。私の義理の姉がタイ人なんですが、彼女がアメリカではそこしか美味しい所は無いって言ってるくらいオーセンティックです。
住む:それは期待できそうですね。お店の名前は判りますか?
後藤:Yum Thaiっていいます。スープみたいなカレーがあるんですが、その中に鯛をから揚げにしたものが入っていて、それが美味しかったです。とにかくタイ人ばかりが集まるところなので全く英語が通じないんですけどね。あと、キャベツラップって言ってキャベツの中に海老とココナッツが凝縮されたものが入ってるんですね。アルミホイルでオーブンに入れたようなものなんですけど、それがやたら美味しくてやみつきになります。お酒は持ちこみのお店です。
住む:お酒持ち込みのタイレストランといえば、最近ミツワの近くにあるThai
Little Homeに時々行くんですが、あそこもタイの人がいつも来てますね。
滝川:ゴルフ沿いにあるお店ですよね。どちらかというとサッパリめの味付けが多い印象です。BYOBだから安上がりでいいですよね。
住む:あのお店にも鯛の素揚げがあるんですが、もうこれがめちゃくちゃ旨いです。食べれる人はシラントロを別にもらって食べてください。超おすすめです。
上坂:美味しそうですね。僕も、珍しい所では、最近パキスタン料理に行きましたね。シャンバーグにあるShari
Nihariというお店なんですが、同僚のパキスタン人に紹介されました。インド料理に似てるけど、牛肉がOKで、逆にポークは当然NG。ビーフ・カレーを食べましたが、インドとは違うテイストで、しかもかなり辛かったですが美味しかったですね。
住む:辛い料理と言えばメキシカンはどうですか?
潮田:この辺だと、オーロラのプライムアウトレットの近くにEl
Burrito Locoっていう美味いところがあってそこが好きです。この辺りで身近なとこだとBensenvilleにあるMexico
2000なんかも美味しいですね。
後藤:メキシカンだと、ロゼールにLa
Haciendaっていうお店がありますよね。あそこは定期的にバフェをやってて、お値段が安いのにクオリティーが高いので時々行きます。
潮田:メキシカンって何気にスープが美味いですよね。
影山:メキシカンのチキンスープは美味しい。
潮田:多分化学調味料が入ってないから美味いんだと思うんです。あれを家に持って帰ってカレーにしたりします。そのスープで出汁をとっちゃう。チキンスープも良いけどポークのスープも美味いんです。
住む:さすがに料理好きだとテイクアウトの使い方まで違うんですね(笑)。では、そんな皆さんが日本に行った時に絶対買ってくるぞっていう物を紹介してもらえますか?
上坂:ガラスープとかウエイパーとか。後は荷物をまとめる時に隙間に乾物とか鰹節を緩衝材代わりにしてますね。
潮田:僕は家族みんなが気に入っているものがあるので味噌を絶対買ってきます。
河北:私は卵を買ってきます。卵って実は常温で2週間くらいなら大丈夫なんですよね。あと、両親が長崎なのでお醤油やお味噌を長崎から取り寄せてもらってます。長崎のお刺身用お醤油はちょっと甘めなんですよ。あと福岡の椒房庵の柚子こしょうとか、茅乃舎の生七味も美味しいんですよね。納豆とかにも入れるんですけど、ご飯やうどんにかけても美味しいです。あと、原了郭の黒七味なんかも買いますね。
潮田:やっぱり皆さん調味料系が多いようですね。僕は最近なら塩麹ですね。あれは凄いと思いますよ。チョッと入れるだけで全く別の料理になります。
影山:ミツワにも売ってますよね。
潮田:自分でも作れるし、ヨーグルトみたいにドンドン足せるんですよ。種を入れて麹を入れたやつを足しとくと塩麹に勝手になってくので。
後藤:私は湯葉ですかね。京都からお取り寄せで買って帰ってきます。京都が大好きなので、現地に行って買うこともあるんですけど、行けないときはネットでオーダーしたりしています。あとはくらま辻井の佃煮を探してネットでオーダーしています。その他だと葉唐辛子とかキャラブキとかも。本当に美味しいので是非皆様にも召し上がって頂きたいです!
潮田:キャラブキ、良いですね。
後藤:もう最高。あと、うちは化学調味料を使わないようにしてるので、出汁にも気をつけているんですが、中でも気に入ってるのが北海道まるだしっていうティーバックみたいなのに入ってるタイプ。それをたくさん買ってきます。北海道産の7種類の昆布がブレンドされてるんですが、これが美味しいんですよ。
河北:出汁はやっぱり一杯買ってくるよね。
後藤:あと、この間12月に帰ったときは、柚子をいっぱい絞ってボトルに入れて持って帰って来ました。柚子はそのままだと没収されますが液体だと大丈夫なんだそうです。
滝川:山口県の萩の井上商店という有名なお店があるんですが、私はそこのワカメのふりかけが大好きで買ってきます。
潮田:生ワカメですか?
滝川:そう、しっとりしてるんですよ。
住む:皆さんお料理好きなのでポットラックなんかも腕がなるんじゃないかと思いますが、簡単に出来るものでも構わないんですが、お勧めのメニューとかちょっとしたアイデアがあれば教えてもらえますか?
潮田:丸ごとかぼちゃ系ってうちでは呼んでるんですけど、丸ごとのかぼちゃをミツワで買って、ラップして電子レンジで8分くらい。そうすると柔らかくなるので、種とか全部とってクリームシチューなんかをそれに詰めて持っていきます。
上坂:なるほど皿ごと食べられるわけですね。
潮田:見た目にも面白いし、中に入れるものは気分で何でも良いんですよ。ミートソースなんかもありだし。
滝川:キーマカレーなんかも良さそうですね。
潮田:ですね。かぼちゃの甘さを見てから入れるのがポイントですかね。
住む:かぼちゃはどんなかぼちゃが良いんですか?
潮田:ミツワの栗かぼちゃが良いと思いますよ。
影山:僕は、最近はバーベキューリブを良く持って行きます。今回はベイビーバックリブをバリーで買いました。ソースは市販のヤツに自分で味を付けたりして使ってます。
河北:私はアペタイザーだとバーニャカウダーかな。あとは野菜だけ持ってけば良いので楽ですよね。メインだと、さっき(前号)話題に出た塩釜焼きとかかな。あれも直ぐ出来るから簡単で良いですよね。
住む:デザートされる方はいらっしゃいます?
滝川:タッパーウェアの中にジェローリングというのがあるんですが、私はそれでよくデザートをつくって持って行きます。この前はプリンや、ゼリーを作って中にフルーツを詰めただけなのにとっても喜んでもらいました。デザートだけじゃなくて、あれにご飯を詰めて飾り付けをしても見栄えがしていいですし。
上坂:私はシリコンリングでプリンを作ったりします。30人分くらいの分量を使いますね。人数が多いときはプリンなんかは小分けにしちゃうと人数が判ってないと作れないじゃないですか、でもああいう大きいので作ると人数の変化があっても対応できるので、いいですよ。
後藤:皆さんに質問なんですけど、クックパッドなんかを使って料理する時はどれくらいレシピにそって調理していますか?
影山:お菓子類とかは分量が重要だから厳密にやるけど、普通に食べるやつなんかは自分の味ですね。
潮田:僕も参考にするのは組み合わせのアイディアだけですね。これとこれを合わせて良いんだ、みたいな。それだけ貰ってあとは自分でやっちゃうかな。
上坂:最初の1回目は割りと忠実に作りますね。2回目以降はやっぱりチョッとアレンジが入るかな。でもお菓子は他の料理と違うアプローチですね。分量とか時間がとってもシビアなので
潮田:膨らまなかったりしてしまうからね。
上坂:自分の家のオーブンの特性を理解するまで失敗続けてます。
後藤:砂糖や粉、バターなんかはどんなものを使ってますか?
上坂:和食はスプーン印ですけど、普通に料理に使う時はマイヤーとかで買ってきたグラニュー糖でやっちゃいますよね。甘さがやっぱり違います。
潮田:ケーキは、グラニュー糖の方が良いんですか。
上坂:カステラとかは上白糖ですけど、普通のケーキは普通にグラニュー糖の方が美味しい気がします。
住む:では、塩なんかもこだわるんですか?塩の街シカゴだけに(笑)。
河北:え?シカゴって塩の町なんですか?
住む:あの女の子が傘を差してる塩のブランドがモートンズって言うシカゴの地元産業なんです。だからそう呼ばれたりしますね。シカゴでは、食塩だけじゃなくって工業用だったり、雪を溶かすのにも塩を使いますから昔から需要があったわけですね。
河北:私は砂糖も塩も日本のものを使っています。パスタ用にはそのモートンズのを以前は買ってましたが、最近は買ってないですね。あ、でも韓国のシーソルトは使ってます。
潮田:僕、塩は10種類くらいあって使い分けてます。今日はこの塩でいこうとか、こっちにしようか?なんて考えるのが楽しいですね。今日はエベレストの岩塩で行くぞみたいな時は気合が入ります。
上坂:でも確かに使う塩で随分味が変わるんですよね。例えばモートンズだって、一番安いやつの他にシーソルトがあるんですが、シーソルトにしただけでも味が変わりますよね。
潮田:丸さが違いますよね。
住む:へ〜。では、スパイスなんかはどうですか?これ結構使えますよって言うものはあります?
潮田:料理に寄りますけど、メキシカンを作る時には色々使いますね。クミンが無いとメキシカン作れないってくらいクミンは使いますし。
後藤:ホールフーズのスパイスセクションは結構燃えるね。あとバニラエッセンスもあそこは本物のを売ってるんですよ、すっごい良い香り。10ドルくらいして高いんだけど、香りがすっごく良いんですよね。
潮田:ホールフーズだとトリュフ入りのビネグラツェがある時があるんですが、あれはいいですよ。
河北:あー良さそう。
影山:ホールフーズのオリーブオイルは充実してますよね。オリーブオイルを変えるだけで仕上がりが随分違うんですよね。
河北:調味料じゃないですけど、ホールフーズだとエイジドのリブアイとか牛肉を買うかな。あとはオーガニックの野菜。フルーツ、それからチーズ!
潮田:確かにあそこのチーズは美味いんですよ。季節によってマンゴーだったりクランベリーとか色んなフルーツ入りのチーズなんかもあるし。
河北:そうそう。あと、私は冷凍のダックもよく買います。
後藤:こないだホールフーズに行ったらなめこ売ってましたよ。でも2週間で無くなってました。
影山:なめこは、市販のと天然のって全然違いますよね。天然ものは『これなめこ?』って言う感じ。ぬるっとしてて。
河北:美味しそう、
滝川:この間、ホールフーズで冷凍のコーンをみつけました。スモークファイヤーコーンっていったかな?焦げ目が付いているんですが、それが凄く甘くて、そのまま食べたり、チーズとマヨネーズで和えたりして食べたら美味しかったですよ。あとホールフーズはクロワッサンも美味しいです。
住む:ホールフーズのペイストリーって美味しいですよね。じゃあトレーダージョーズはどうですか?
河北:小分けになっているにんにくがありますよね。バジルとかも。あれはフレッシュで匂いも凄く良くて便利なので重宝してます。
滝川:トレーダージョーズでこの間買ったズッキーニが良かったです。多分栽培途中の小さいズッキーニなんですけど、10本くらい入ってるものに最近はまってます。生でも美味しいんですよ。あと、あそこのルッコラも好きです。
潮田:フロリダアボカドっていう黒くないアボカド知ってますか?緑色で二回りくらい大きいんですよ。表面が黒くならないタイプ。あれは中が凄く柔らかくて美味しいんですよ。
後藤:へ〜。野菜と言えば最近はケールにはまってます。ケールは火を通さないほうがいいので、私は子供が食べやすいように刻んで塩で軽く揉んでそれをサラダにドバッとかけて食べます。
住む:ケールの天ぷらも凄く美味しかった。
後藤:てんぷらだと、アーティーチョークを買ってきて天ぷらにすることもあります。意外と美味しいですよ。
影山:僕はトレジョーならヨーグルトが好きですね。ハニー味の付いたヨーグルトがあるんですが、それが美味しいので子供達も出してやると喜びます。
住む:それでは、お料理好きな人の間で何かお互いに質問とかありませんか?
後藤:小籠包の美味しい所ってありますか?この間、日本で6箇所くらい色んなところを食べ歩いたんですけどこっちでも食べたくって。私が行った中ではShanghai
Terraceが美味しかったです。
影山:ペニンシェラホテルの中のレストランですね。
住む:チャイナタウンだとバックドラフトの舞台になった消防署があるじゃないですか、その並びにMoon
Palaceっていうお洒落なところがあって、あそこの小籠包はなかなか美味しかったですよ。他にもLao
Shanghaiとか、Shanghai
Bistroなんかにもありますよね。Shanghai
Bistroには普通の小籠包だけじゃなくって蟹肉バージョンもあったはずです。あとニアノースだとVoraっていう台湾系の中華料理店があって、あそこにもあります。そういえば、今回は中華料理店の話をしませんでしたね。
潮田:小籠包はありませんが、やっぱり郊外の中華だとAsian
Bistroがいいんじゃないですか、火鍋とかの四川料理はやっぱり美味しい。
住む:確かに美味しいけど、あそこは辛いよね。チャイニーズメニューがあるから、そっちからオーダーした方がいいですよね。
潮田:チャイニーズメニューに蒜泥白肉って書いてあるやつがあるんですよね。茹で豚バラ肉のにんにくソース。あれ美味しいですよ。あと、成都涼面とか、これが坦々麺より美味いんじゃないかってくらいです。でも、辛いですよ。油そばみたいな感じで。あと魚香茄子。
住む:あのピリ辛の?茄子の四川風辛味煮込み(麻婆茄子)ですね。確かにあれはハマる美味しさかも。他の中華料理店だとどうですか?
潮田:定番ですが、ワンタンもよく行きますね、ビーフシチューオーバーライスとか、内臓のところが良く煮てあって僕は好きですね。
影山:凄く柔らかくなったやつ?
潮田:そうそう。それに白菜が入ってて。八角の味が強い感じです。五香粉とかも。
住む:あと、あそこのVolcanic Shrimp
っていう海老の料理が海老好きにはたまらん味なのでお勧めです。
住む:そんな皆さんが新しくシカゴに来られた方にお勧めするレストランを紹介していただけますか?
後藤:私のお勧めはシカゴシンフォニーの隣にあるイタリアンレストランでTESORIというお店です。シカゴシンフォーニーセンターの中にあるレストランです。以前は違うレストランだったんですが、今のシカゴ交響楽団音楽監督のリッカルド・ムーティが着任した時に、彼のテイストに合う好みのイタリアンにしたと言われています。とにかくピザが凄く美味いです。バーもあるので、コンサートが終わったら楽団員が打ち上げしたりしています。
潮田:僕が最近好きなのは、Cafe
Toucheって言うルイジアナフレンチビストロのお店です。パークリッジの南くらいにあるお店です。普通のフレンチもあるし、チョッと味の濃いルイジアナフレンチもある感じですね。たまにチョッと濃すぎるかな?って思う時もあるんですが、総体的にハズレが無いです。僕が好きなのはブリーをパイ包み焼きにしたやつ。 それから鴨のコンフィサラダとか。ビストロなんでお値段的にもそんなに高くないですし。
住む:クレオール料理みたいな感じなのかな?
潮田:ろくでなしの入ってるモールにレトロビストロがあるじゃないですか、あそこも美味しいですよね。
影山:なんとなく場所的に特別感が無いけど、確かにあそこは美味しいですよね。
潮田:Cafe Toucheは、あのレベル感でもうチョッと上な感じですね。おまけに違うメニューがいろいろあって楽しいんですよね。
後藤:それ良さそうですね。私のお勧めは現代美術館の中のカフェですね。
住む:Puck's
Cafeのことですね。あのウルフギャング・パックのお店。あそこいいですよね。
後藤:本当に美術館の中にあるんですが、現代アートの直ぐ隣のセクションで、とってもお洒落です。店内も真っ白で統一されてて、夏とか気持ち良いんです。
住む:滝川さんはどうですか?
滝川:子連れで行くことが多いので、その視点からになっちゃうんですが、Lucky
Monkっていうサウスバーリントンのお店が雰囲気も楽しくって勧めです。子供達にも評判いいんですが、色んな種類のビールを小さいグラスで持ってきてくれるので大人的にも楽しいお店です。それを飲みながら、すっごい大きなハンバーガーやマルゲリータピッザを食べたりします。あと、あそこはデザートも色々あって、中でもスティッキードーナツっていうのがお気に入りです。
住む:確かにハンバーガーに関して言うと、色んなタイプのハンバーガーが食べられるのもアメリカならではですよね。
上坂:確かに。既存のファストフード系ばかりじゃなくって、スマッシュバーガーとかプレミアム感のあるお店が成功してるみたいですね。あと、ファイブガイズとかもあるし、最近はチョイスが一気に増えましたね。
河北:日本から来た人に勧めるというわけではないですが、やっぱり牛角が好きなんですよね、私。
住む:あそこ、メニューが豊富ですけど、特にお勧めのものってありますか?
河北:ガーリックチャーハン!ビール飲みながらのガーリックチャーハンがベストです(笑)。
潮田:オックステールラーメンもいいですね。チョッと塩辛いですけど、でも美味い。
河北:美味しいですね、あれ。
潮田:ダウンタウンだと、僕が最近美味しいなって思ったところはミシガン通りのGage
Chicagoって言うお店です。ニューアメリカンみたいなお店なんですが、あそこ美味しいですよ。
住む:確かあそこってランチにラーメンも出してるんですよね。まだ行ったことがないので、ぜひチェックしてみます。
さて、いかがでしたでしょうか?今回お集まり頂いたお料理が大好きな皆さんは、本当に色んな事にとても興味津々で、その貪欲なまでの探究心には感心させられっぱなしでした。こんな皆さんだからこそ、シカゴでの生活を有意義に過ごせるんだな〜という印象です。今回皆さんにご提供頂いた情報が、読者の皆さんが楽しいシカゴ生活を送る上でのちょっとしたヒントになってくれることを祈っています。
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