カナダの西海岸、ブリティッシュ・コロンビア州に位置する美しいメトロポリタン・シティ、バンクーバー。2010年に行われた冬季オリンピックの面影もまだ残る港町、とてもインターナショナルな雰囲気であるとともに、緑深く自然も満喫できる、という事で興味津々。今回の特集では、国境を越えて、カナダの中でも非常に国際的な街、バンクーバーを探っていきましょう!
■バンクーバーってどこ?
まずはバンクーバーの概要から。人口約55万人、カナダ国内では第3の大きさを誇る都市であるバンクーバー市は、温暖な気候と美しい自然とが融合し、とても過ごしやすい場所。原生林がそのまま残っていたり、多様なお花が咲き誇る公園があったり、「花と緑の街」というニックネームが使われるのには納得。太平洋に面している港町でもあり、国境を超えたお隣さんはシアトルのあるワシントン州。バンクーバー市内は、たくさんのお店やレストランが立ち並び、だいたい歩いて回って楽しめる範囲にあるのが嬉しい。特にロブソン通りはまるで日本の銀座通り(?)のようなにぎわいを見せます。ただし、大きな公園や植物園など自然の中の観光名所に行くには車などが必要となるでしょう
空路ではバンクーバー国際空港に到着。ダウンタウンまでは約15キロ、空港から便利な電車”スカイトレイン”が出ています。約30分ほどの電車の旅、さすがオリンピックを開催した街だけあり、スカイトレインの発券機はちゃーんと日本語も対応できていました!陸路の場合はとにかく西へ西へ。もし国境を車で超える場合、もちろん入国審査が行われます。それぞれアメリカ側/カナダ側に入る検問には免税店が列んでいて、いかにも「あぁ、海外旅行、になるのね。」と実感。ちなみに、週末や休暇シーズンともなると、この国境越えでかなりの時間を費やす事になるかも。さらに、アムトラックもシアトルからバンクーバーへの線を出していますし、そうそう、ゴージャストラベラー達はクルーズ船によって到着しています。夏場の「アラスカクルーズ」ではこのバンクーバー港は人気の場所だそう。横浜市と姉妹都市らしく、なんともロマンいっぱいの港街です。
■観光をはじめましょう!ロブソンストリート周辺
ダウンタウン・バンクーバーに到着して最初に感じる事、は「わぁ!アジア系の人いっぱい!」かもしれません。街を歩いていて聞こえてくる言語が、中国語、韓国語、そして日本語!そう、日本語の表記も多々目に入ってくるのがメイン通りでもある、ロブソンストリート。車は必要ないし(というか、駐車場を考えると車がない方がいい)、所狭しとお店やレストランが列んでいるのでお買い物好きな方はワクワクしちゃうでしょうね。そんな中で目に入るのがこれ、「ジャパドック」なるもの!これがですねぇ、時には行列のできるお店らしいんです。そもそも屋台のカートで始ったこの「ジャパニーズフレーバーいっぱいのホットドッグ」なんですが、今ではなかなかの人気が出たらしく、カートだけでなくしっかりとした店舗となっても登場しています。この530ロブソン通りのお店はいつも賑わっていて、ホットドックな匂いと日本的なお醤油っぽい匂いがいい感じ!「テリマヨ」「おろし」「ネギミソ」といった日本人ならそそられてしまうネーミングの和洋折衷な味わい。ぜひともお試しくださいね。
http://www.japadog.com/robson_En.html
繁華街であるロブソンストリートには、カナダ土産のお店、世界規模で知られているブティック、アクセサリー屋さんに靴屋さん、強烈な数のレストラン、、、が列んでおりますが、結局はアメリカで見かけているお店も多いので、あとは「バケーション気分なのでつい購入してしまう」か「カナダドルの方が有利なので」か、の判断。それでも、なぜかぶらぶらするのが楽しいのはやはりここが一応”海外”だからでしょうか?両替ブースもたくさんあるし、そうそうアメリカドルも確実に使えます。 ロブソン通りにはシアーズも、そしてマツモトキヨシ的な「ロンドンドラッグ」もあるし、そうそう、日本の商品が列ぶ「コンビニ屋」もあります。え?コンビニですか?そうなんです、カナダではワーキングホリデーなどで日本人もたっくさん住んでいるし、なんせ国際都市のバンクーバー、こういったちょっとエスニックなお店のウケはいいみたいですね。
居酒屋もあれば、パキスタン料理もあれば、高級フランス料理もあれば、中華料理もあれば、、、レストランのオプションにはまったく問題ない地区です。カナダ土産?ロブソン通りからちょーっと歩いてW.Pender通りに行くと、あら、大橋巨泉さんではなーいですか!そう、OK
Shopではカナダ土産はなんでも揃うし、日本語でお買い物もできますよ。
http://www.okgift.ca/mapv.html
■英語学校、中央図書館、美術館
ロブソン通りは単なるお買い物通りだけではないようです。例えば、英語学校の各種が目に入ります。ここには世界各国から「英語や文化を学びながらアルバイトもして過ごす」という目的で入国するワーキングホリデーさん達がたくさん。なんとその数は大小あわせて100を超えるんだとか(バンクーバー市内で)。という訳で、街でお買い物をしたりレストランに行ったときのスタッフ達の英語の発音が、さりげなくヨーロッパチックだったり、アジアンチックだったり、とそこでもちょっとした「海外旅行な」情緒をかもしだしてくれます。ロブソン中心部から東に歩いていくと、急に大きなローマのコロシアムのような建物が見えてきます。え?何これ?と中に入りますと、本がたーくさん。そう、ここはバンクーバー公立図書館だったんです。お隣の背の高いビルは連邦政府ビルです。年間なんと800万冊の貸し出しを行っているという、マンモス図書館システム。英語の本はもちろん、日本語、スペイン語、プンジャビ語、韓国語、フランス語、、、とにかく各国の言葉の書物が集まっておりまして、観光中にひょろっと立寄り、足を休めながら立ち読み(座り読み)、なんてのも可能。
http://www.vpl.ca/
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オフィスや売店、カフェも建ち並ぶ「バンクーバー・ライブラリー・スクエア」、入り口を入ると吹き抜けのエリアがとっても気持いい。勉強する人、お茶する人、お喋りしている人、のんびりしている人など、市民の憩いの場。バンクーバー観光に役立つパンフレットなどもおいてあります。さて、こちらもなんとなくヨーロッパはイタリア的、あるいはギリシア的な外観なのがバンクーバー美術館。階段ではなぜかみなさんおすわりになっていて、ぼーっとひなたぼっこ。その様子もなんだかローマの休日を思わせます(アイスクリームを食べたくなる、かな)。1万点近くのアートが列ぶこの美術館、特に人気なのは3階のエミリー・カーのギャラリー。彼女はカナダを代表する画家、ファースト・ピープル(アメリカで言うネイティブ・アメリカン)の文化に影響を受けた様子がたっぷりと溢れています。”カナダ現代美術の母”とも呼ばれる彼女の作品を見ていると、美しいバンクーバーの自然と勇敢でリッチな文化を誇るファースト・ピープルとの素晴らしいコラボが垣間見れます。お時間がある方は、美術館内にあるカフェで一休み。春から夏にかけてお花がいっぱいのテラスがおすすめ。
http://www.vanartgallery.bc.ca/
■海を感じるカナダプレイス&ルックアウト
さて、ロブソン通りの中心から北東に歩くと、今度は美しい海の情景が見えてきます。バラード入り江にある建物で、人一倍目をみはるのが「カナダプレイス」と呼ばれる場所。まるで船のマストのような真っ白なデザインが、海の青さと対象となってとってもきれい。1986年に行われたバンクーバー万博で使われたこの建物、今ではコンベンションセンターとして、またクルーズ船のターミナルとして、そしてアイマックス・シアターとして、と、多目的に利用されています。そうそう、高級ホテルのパンパシフィックも入っています。でもあまりぶらぶらとお買い物できそうなお店はない、のが事実。2010年の冬季オリンピックで使われた聖火台の前では写真、でしょうかね。スカイトレインでここに向かう場合は、「ウォーターフロント駅」で下車。夏場は、アラスカクルーズに向かう(あるいは戻って来た)大きなクルーズ船が停泊、このカナダプレイス界隈がひときわ賑わいます。
http://www.canadaplace.ca/
知らない街を観光しているときに、やっぱり訪問したくなるのが「高い場所」ですよね。展望台やテレビ塔など各都市にありますが、バンクーバーにもちゃんと存在するのが「バンクーバー・ルックアウト」と呼ばれる展望デッキ。ハーバーセンターと呼ばれるオフィスビルの上階に存在するのですが、約148メートル上の展望階へ行くには、ガラス張りのエレベーターに乗って1分弱。360度見渡せるデッキから眺めるバンクーバーは、山あり、海あり、お店あり、本当に美しい街、活気のある街だなぁ、と納得できます。展望デッキしたのビルには領事館や大学のオフィスなどもある場所らしいのですが、こういった階へ行くエレベーターはまた別にあります。そうそう、宇宙飛行士のニール・アームストロング氏の「足跡」が展示されているのですが、彼はアメリカ人なのに、なぜ?チケットは一日有効、ですので、昼間の風景と夜のロマンチックなナイトライト風景を見比べてみるのもいいですね。お決まりの「回転するレストラン」もございますが、ここはなかなかの人気。予約をして行った方が無難ですよ。
http://www.vancouverlookout.com/
■みんな大好き、スタンリーパーク
バンクーバー観光でぜひ訪れたいのがスタンリーパーク。1888年に設立された由緒正しいこの公園、スタンリーとは当時のカナダの総督だったダービー・スタンレー16世の名前から取られていて、彼の銅像も公園の中に設置されています。いかにも「ようこそ!スタンリーパークへ!うぉっほっほ〜」と両手をあげている様子。ダウンタウンの西側、海に面した半島いっぱいいっぱいに広がる広大な敷地,中には100年以上の針葉樹林もあってマイナスイオンもたっぷりな癒しの場所。海沿いの遊歩道はお散歩に最適で、歩行者用と自転車やスケートをする人達用とに、きちんとわけてあるのも嬉しい。え?歩くのは疲れますか?ではでは、写真のようなお馬さんの馬車(20分〜30分おきに出発)もありますし、そう、車やもちゃんと入れる、公共バスも通っている公園ですのでご心配なく。大きさで言うとなんと日比谷公園の25倍!となりますので、ハイヒールでの散策はおすすめしません。
さてさて、スタンリーパークには、バンクーバー水族館、ミニチュアトレイン、トーテンポール・パーク、ミニゴルフ場、バラ園、などなど見所がたくさん。美しいシャチのブロンズ彫刻が見えてきたら、そこは水族館の入り口。1956年に開館してから、一般の人達や研究者の人達にとても注目されている観光名所、および、水産海洋学研究の場所。特に、クジラやイルカの飼育&研究には秀でたものがあり、白くてかわいいベルーガのショーは大人気。前の席に座ると、思いっきり濡れたりしますよ!さらに、スタンリーパーク観光で外せないのがトーテンポール・パーク。カラフルで背の高い8本のトーテンポールを目の前にすると、その威厳のある姿に圧倒されます。実はポールにはそれぞれの民族のユニークなデザインが施してあるようで、たとえばクワキウトル族のものはカラスにシャチ、そして熊が、ハイダ族のものには、スケダン酋長のお墓にもなったポールとして紋章や酋長のご子息のデザインがあり、また一番上の長方形の箱の中には、酋長の遺骨がおさめられているのだとか。公園の中には日本を象徴する名所も。色鮮やかなドラゴンの船首、これは昔カナダとアジアを行き来した船、SS
Empress Japanのものだったそう。他にも「あら?人魚?」と思いきや「ウエットスーツを着た女のコ」という名の像も、、、。
■古き良き街の風景、ギャスタウン
ウォーターフロントを歩いて行くと見えてくるのが少し古めかしい、「カナダ版日光江戸村」な場所。ギャスタウンと呼ばれる由来は、1867年に初めてこの土地で酒場を開いたイギリス人船員、”ギャシー”・ジャック・デイトン氏の名前から。最近では「ガスタウン」とも呼ばれているため、なんとなくガス灯のイメージが出て来ますが、確かにガス灯のようなレトロな照明も似合う街並です。バンクーバー発祥の地として有名、ですが今ではお洒落なブティックやレストラン、カフェなどで賑わう場所。ダウンタウンのロブソン通りとはまたひと味違った雰囲気にそそられます。中華街にも近いのですが、ギャシーさんの銅像もその辺りにあります。ちなみに”ギャシーGassy”とは、うるさい、とかおしゃべり好きな、という意味。よく見ると、彼はお酒の樽の上に立っていまして、、、いつも酔っぱらって陽気だったのかもしれませんね。
http://www.seegastown.com/
もうひとつ、ギャスタウンのシンボル的存在なのが「蒸気時計(スチーム・クロック)」。世界初、蒸気で動く時計は今でもきちんと時を刻んでいます。15分毎に「ポーッ」っと蒸気機関車の汽笛の様な音をだしてくれ、またモクモクと白い水蒸気が出ている様子はなかなか素敵。ところで、ギャスタウンだけでなく、バンクーバー全体で映画の撮影に遭遇する事が多いのですが、これは、コスト削減を考えた映画会社が、自然も街も美しいバンクーバーでカナダドル/USドルの違いを利用しての事、「北のハリウッド」とも呼ばれているんだそう。なので、バンクーバーの街中が急に通行止めになってたりしたら、ちょっと野次馬してみましょう。そこには「NYPD」なんて書いてあるポリスカーがあったりするんです。不思議ですねぇ、バンクーバーなのにNYです。そして、このギャスタウンは、バンクーバー滞在中の映画俳優さん達がお忍びでやって来る場所、としても有名なんだそう。へー、なんかワクワクしますね。ところで、腹が減っては観光はできぬ!という事で入ったお店はBriocheというお洒落なレストラン。イタリアンテイストいっぱい、そこにバンクーバーの海の幸や山の幸をたっぷりと入れたお味は絶品。特にパニーニサンドイッチはこちらのお店が誇るメニュー、「パニーニ・サンプラー」なるものもありますので、1つの味に決められなくでも大丈夫。パニーニをぱくつきながら、ラッテや地元ビールを片手にギャスタウンを眺める、お隣には有名俳優さんが(え?)。。。うーん、贅沢な時間。
http://www.brioche.ca/
■イエールタウンとグランビルアイランド
さらにさらに散歩を続けて行きましょう。イエールタウンと呼ばれる地区はもともと倉庫街だった場所。その昔はカナディアン・パシフィック鉄道も通っていたので線路の跡が見られる場所もあります。今でも外からの見た目は倉庫なんですが、建物の中はお洒落なお店やレストラン、あるいは.com系の会社のオフィスなど。また、アパートなど高層住宅もどんどん新築されている地区でもあるんだそう。地元っ子達に言わせると、「ギャスタウンは観光地、本当の意味で”お洒落の発祥地”はここ、イエールタウンなのよ」。確かにかわいい雑貨屋さんやブティックが列んでいて、のんびりとお買物ができ、それでいてちょっと大人の雰囲気も漂っています。小粋なバー、そこで働いているさらに小粋なバーテンダーさん、などなど、ちょっとアダルトな感じ。老舗の「Rodney's
Oyster House」で新鮮なオイスターとシーフードを食べてみましょうか。特に「Low
Tide」と呼ばれるハッピーアワー(月曜から土曜の3時から6時まで)を狙うとリーズナブルなお値段で生牡蠣やスティームド・クラムが提供されています。港町バンクーバーならではの味と演出、おすすめのレストランです。
http://rohvan.com/
グランビルアイランドはその名の通り”島”なんですが、車でも徒歩でも到着できる出島となっています。あるいは、観光気分たっぷりに、”アクアバス”と呼ばれる小さな船や"フォールスクリーク・フェリー”などでも到着可能。イエールタウン同様、こちらも「再開発地域」であり、かつては大きな工業地帯だったのだそう。現在はたくさんのお土産やさんに新鮮な食料品やオーガニック製品が列ぶパブリック・マーケット、オリジナルなアート&クラフトのお店、などがひしめきあっていて、1日いても飽きないかも。週末ともなると、大道芸人さんやその様子をアイスクリーム片手に楽しむ家族連れ、公園でのんびり愛を語るカップル達、など、たくさんの人で賑わっています。特におすすめは、Net
Loftにあるクラフトやさん。ここには地元のアーティストさんが地元の素材を使った製作した一点ものの工芸品が列んでいます。針葉樹林が多いバンクーバーだけに、木製の器やアクセサリーなどもいっぱい、手に取ってみると、ほんわかした温かい気分になれます。
http://granvilleisland.com/
■さらに自然を楽しもう!
バンクーバーの魅力に、”バランスの取れた場所”というイメージがあります。国際色豊かな雰囲気の中、都会らしい繁華街もあり、そうかと思えば自然が豊かで山も海も公園もたっくさんある。都会派にも自然派にも楽しめる場所、なのが羨ましい限りです。 スタンリーパーク同様、バンクーバーを訪れる観光客にも地元の人にも大人気なのが「クィーン・エリザベス公園」。ダウンタウンの南側にあるこの公園はカナダで最初の市立植物園なのだそう。なんと101歳まで大往生された英国エリザベス王妃を記念して作られたこの公園は、標高167メートルの丘にあるので、ここから眺めるバンクーバーの様子はなかなか!です。この景色を楽しみがら優雅なお食事を楽しみたい方には、公園内にあるSeasons
In the Park というレストランをおすすめします。ブローデル温室は有料ですが一見の価値あり。たくさんのトロピカルで魅惑的な植物と共に、オウムなどの鳥が放し飼いになっていてとってもパラダイスなんです。ご家族には嬉しい”家族チケット(大人2人までと3歳から18歳までの子供)”、15ドルです。
http://vancouver.ca/parks-recreation-culture/queen-elizabeth-park.aspx
さらに散歩を続けて西へ向かうと20分くらいで(車なら5分程)バンデューセン植物園にぶつかります。ここはまるで「植物のIt's
a small world」でして、世界中から集められた7000種類以上の木々や花々が観察できます。5〜6月にはキバナフジの美しさでたくさんの人を魅了、まるで黄色いベールで包み込まれるような体験ができます。クリスマス期間にはライトアップされたイルミネーションが有名です。四季を通して楽しめる公園、モネやルノワールの絵画の世界が頭に浮かぶかも。
http://vancouver.ca/vandusen/aboutus/index.htm
ノースバンクーバー地区からも2つ。1250メートルの山、冬場はスキー場にもなっているグラウス山は麓からスカイライドというゴンドラが出ているんです、、、が高額です、はい30ドル。下りるだけだと5ドル、らしいんですが。しかし、眺めは最高!ゴンドラがたどり着いた先のロッジにはお土産やさんやレストランもあります。観光値段!だと思って行ってみるならオッケー、かな。そして’キャピラノ吊り橋’にもぜひ足を運びたい。ここは1889年からあるこの吊り橋(ワイヤー製になったのは1956年)、全長137メートルで高さは70メートル!足下には川が流れて気持がいい?いやいや、とにかく揺れて恐いのですよ。でも橋に乗ってしまったら、もう歩くしかない!「向こう岸には、珍しい巨大ミミズが展示してあるから、がんばって」と、あまり頑張る気にもなれない声をかけてもらいました(確かにあります、その展示)。トーテンポールも奇麗だし、お土産さんもあるし、恐・楽・嬉な観光名所です。
http://www.grousemountain.com/
http://www.capbridge.com/
■時間があるなら行ってみたい近郊の街
遠出が出来る方におすすめしたいのが「リッチモンド」という地区。ここはバンクーバー郊外の街でアジア系の方が多い。すると、やはり美味しいのがアジアン料理!飲茶や各種アジア系のレストラン、そして私達にも懐かしいアジアンスナックや食材が揃う嬉しい場所がたくさん。そしてショッピングモールなどでお買い物している方たちもとってもアジアーン。ここはどこ?私は日本に戻って来たのかしら?と思うくらい。空港にも近いのでホテルもたくさん、リバーロック・カジノもありますが、巷で聞こえてくるのは英語でない言語、、、ちょっとした異文化体験ゾーンです。
http://www.tourismrichmond.com/
バンクーバーから車で2時間ほど、あるいは電車で3時間ほど北へ向かうとそこはウィスラー。ここは高級スキーリゾートとして有名ですが、夏場でもお店が立ち並び、ハイキングや乗馬、ゴルフ、リバーラフティングにカヌーやカヤックなど、たくさんのアウトドアスポーツが楽しめます。最近は「ジップトレック」というケーブルにぶら下がったまま、まるでターザンのように原生林を渡って行くという、危ないけど楽しそうなアクティビティもあるようです(筆者は恐くて参加せず)。ただウィスラーには野生の山猫やブラックベアが生息しているとの事、お気をつけくださいね。
http://www.whistlerblackcomb.com/
http://www.ziptrek.com/whistler-canada
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