シカゴについて 住宅情報 各種手続き 食べる 遊ぶ 買い物 医療・妊娠 観光・旅行 仲間・グループ 学校・お稽古 働く 電話帳 フリマ・掲示板 イベント・カレンダー ぷれ〜り〜バックナンバー
求人情報 賃貸住宅情報 レストランガイド 日本料理店情報 同窓会 同好会・クラブ 習い事 ゴルフ 旅行代理店お勧めパッケージ 郊外の見所 ベーカリー チョコレート屋さん 試してみよう

シカゴの学校・教育・お稽古・英会話のホーム

『住むトコ.COM』 | シカゴ版ホーム | 連絡先 |
住むトコ内検索
電話帳
医者・病院
歯医者
保険
弁護士
不動産会社
銀行・投資
人材派遣
会計事務所
引越し/運送
クルマ
商工不動産
翻訳・通訳
広告・印刷
宅配
旅行代理店
航空会社
レンタカー
ホテル
ツアコン
食料品店
日本料理
レストラン
ベーカリー・クレープ
ショップ
書店/音楽
美容院
ビデオ屋
カラオケ
コンピューター・ネットワーク
新聞
ゴルフ場
英会話・ESL
習い事
同窓会・同好会
協会
ホーム
学校の手続き
教育制度
公立小学校
公立中学校
公立高校
私立校
日本人学校
ESL・英会話学校

ISAT&PSAE

学習塾
大学
大学院
留学
インターンシップ
ビザ
幼稚園・保育園
現地校ランキング
習い事・お稽古事
コミュニティーカレッジ
パークディストリクト利用法
日本語の能力をキープする
図書館
   
サイト内検索
生活を開始する為の手続き
観光
医療・病院
エンターテイメント
学校
ショッピング
レストラン
   
賃貸物件リスト
求人情報
フリマ
掲示板
ぷれ〜り〜・バックナンバー
カレンダー
リンク
     
 

シカゴの学校・教育・お稽古・英会話:教育座談会

■ 第六回教育座談会:大学進学を見据えた高校生活 経験者からのアドバイス

第六回教育座談会が2024年4月23日にアーリントン図書館にて開催されました。定員15名のところ、26名の方にご参加いただきました。今回は、日本の大学に進学される方とアメリカの大学に進学された方にお話をお伺いしました。そして後半は、河合塾海外帰国生コース北米事務所進学アドバイザーより、帰国生大学入試についてお伺いしました。

大学進学を見据えた高校生活 経験者からのアドバイス
自己紹介
   Eさん(日本の大学に進学)
    日本の大学2年生とConant高校(ホフマンエステイト)シニアの2人の親御さん
   Yさん(アメリカの大学に進学)
    シカゴの高校を卒業、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校3年生の親御さん
高校での勉強方法、宿題、選択科目について
 GPAとは?Dualクレジット、APクラス、Honorクラスなど。
学業以外の活動ついて
 
学校のクラブ活動、ボランティア、アルバイトなど。

大学進学の準備について
 
いつ頃から始める?SATの勉強方法、何点を目指す?TOEFLは必要?

大学の選び方や仕組みについて
 
オープンキャンパス、奨学金制度、大学の申し込み方法、推薦状など。
中学生のお子さんがいらっしゃる方に向けたメッセージ
河合塾海外帰国生コース北米事務所進学アドバイザーからのアドバイス
帰国生大学入試について

これまでの座談会の内容はこちら!

MC:それでは、さっそく自己紹介からお願いします。

Eさん:シャンバーグ在住です。上の子が日本の大学の2年生、下の子がConant高校のシニア(最終学年)です。私達は、シカゴに駐在するのは今回が2回目です。上の子は、小4から中1まで日本語学校(全日校)、ジュニアから卒業まで現地校に通いました。下の子は、小2から小5まで日本語学校(全日校)、フレッシュマンから現在にいたるまでConant高校に通っています。帰国子女枠というのは、海外で2年以上現地校に通っていたことが条件なのですが、上の子は1年半でしたので、日本の大学に一般受験をしました。下の子は帰国子女枠で、現在準備中です。今回の座談会の前に、何かお役に立てるかと思い帰国子女枠でお子さんが日本の大学に進学した友人にも話を聞いてきました。

Yさん:
シカゴ在住です。 うちの子は、シカゴの高校を卒業し、現在はイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校(UIUC、University of Illinois at Urbana-Champaign)の大学3年生、アメリカ生まれで両親は日本人です。うちはずっと現地校で、補習校に行ったりもしていました。

MC:
ありがとうございます。それでは、さっそく高校での勉強方法、宿題、選択科目について教えてください。

Eさん:
Conant高校ですが、選択科目については、子供とカウンセラーで相談して決めました。学校からハーパーカレッジのDual クレジットはとっておいた方が良いと勧められました。Dual クレジットというのは、その科目を高校でとっていると、ハーパーカレッジに進んだ際にその科目は免除されるというものです。ハーパーカレッジに進む予定はありませんでしたが、万が一に備えて取っておきました。アメリカの大学進学を目指す子向けの少し難しいAPクラスというのもあります。日本の大学進学のためにもメリットはあるのですが、うちの子は、日本の受験勉強との両立が大変だったので、1科目だけ取りました。APクラスはとても難しい、だけどとても気が引き締まるとうちの子は言っておりました。友人に聞いた話ですが、やはりAPクラスをたくさん取っていると志望校の選択に余裕ができるようです。ですので、可能なら取っておいたほうが良いと思います。 全体的な学力レベルは、数学に関しては日本の方が進んでいるようです。うちの子は数学は苦手な方ですが、数学を日本の中学でやっていたお陰でこちらでは助かりました。宿題については結構たくさんあるようですが、コツコツやれば大丈夫だと思います。

MC:
宿題でわからないことがあったりした場合のサポートはいかがですか?

Eさん:
そうですね、学期の始めの9月頃にオープンハウスというイベントがあります。そこで、各科目のオリエンテーションにて先生から、この時間帯は私は手が空いてるから聞いてね、という案内がありますので、それをチェックして先生に聞くのが一番良いと思います。また、個別に先生に予定を尋ねる事も出来ます。

Yさん:
うちの子は理系でAPクラスを取っていました。そうするとGPAが上がるというメリットと、大学に進学したときに科目によっては免除になるというメリットがあったと思います。

MC:
Dual クレジットとAPクラスにという言葉が出来ましたので、補足説明をさせていただきます。Dualクレジットというのは、その高校が提携している大学でのクレジット(単位)が取れるというものです。ただ、その大学からトランスファーする場合は、そのクレジットが使える場合と使えない場合があるということも念頭に入れておいた方が良いと思います。APクラスのAPというのは、Advanced Placementの略で、高校にいる間に大学レベルの授業を受けられるというものです。ですが、APクラスというのは、授業が難しいのはもちろんですが、学期の最後にAP試験があり、それをパスしなければクレジットがもらえません。ですので、APクラスをたくさん取った方が良いとは一概には言えません。逆にAPクラスを取りすぎてしまうと、成績をキープするために追い詰められてしまい、とても大変になってきます。考え方次第ですが、クラスを落としてそのクラスでトップの成績を取るというのも一つの選択肢かと思います。GPAについてはいかがでしょうか?

Yさん:
各科目には、成績を付けるためにテストやプロジェクト、宿題をやったかなどの要素があります。うちの子はテストが終わっていなかったり、宿題を出し遅れたりしても、先生に相談すると成績があげてもらえました。Bの評価だったものをどうやったらAになるかと先生に相談すると、何をしたらよいかアドバイスをくれます。特にアメリカでは思いのほか外国人の方には先生は理解があるので、よりサポートしてくれると思います。 

MC:GPA(Grade Point Average)
とは、成績評価を数値化した平均値です。一般的には、A→4.0、B→3.0、C→2.0という感じです。GPAの中にはWeightedUnweighted呼ばれる数字があります。Weightedは、APクラスを考慮した平均値で、APクラスでAを取ると4以上のポイントがつきます。 UnweightedというのはAPクラスを考慮しない平均値ですので、最高値(全科目がAの場合)は4.0ということになります。どちらのGPAを提出するかは大学によって異なります。それでは、学校のクラブ活動などについて教えてください。

Eさん:上の子はギタークラブとインターナショナルフェアなどを開催するCultural Awarenessクラブに入っていました。スポーツはやっていませんでした。上の子が入っていたのがNational Honor Societyというもので、日本語では全米優等生協会と訳されるようです。ジュニアが始まるときに学校から郵便が来て、あなたはNational Honor Societyに選ばれたので、エッセイを書いて申し込むとメンバーになれますよというものでした。選ばれる基準は、学校にきちんと出席し、GPAがunweighted 3.0以上だったと思います。エッセイを書いて、部活動の経歴や学業の成績などを提出するとメンバーに選ばれました。このメンバーになっておくと、特にアメリカの大学や将来の就職活動に有利になるようです。卒業式には特別のストールを与えられていい気分にもなります。もし学校からそのようなお手紙がきたら、是非チャレンジしてみてください。これは帰国子女枠でも日本の大学を受験される方でも入試面接の際のアピールポイント等で有利になると思います。下の子は、Cultural Awarenessクラブに入っていて、校内のインターナショナルフェアで日本の盆踊りや和太鼓を紹介し、日本の文化を発信することに力を入れていました。それによって、日本文化の素晴らしさを再認識し、将来の進路である国際系に進むためのモチベーションも上がったと思います。

Yさん:
うちの子はスポーツ活動をかなり熱心にやっていました。学校にはそのスポーツのクラブがなかったので学校外でやっていました。アメリカではスポーツをかなり高いレベルで出来る子は、アイビーリーグのようなスポーツ優待特待生のような制度があります。イリノイのトップ4レベルのチームにいたのですが、その中でも上位の子が入れるかどうかというほど狭き門でした。アメリカの大学に進学する際には、スポーツなどのクラブ活動も評価の対象になるといわれています。好きなことがあれば、それをエッセイなどにも書けます。アメリカの大学では人と交流することが一つの評価対象だと思いますので、そこで頑張ったことや残した成績についてエッセイに書くのも一つのメリットになるのではと思います。

MC:
ありがとうございます。ボランティア活動も評価対象になりますが、教会やアニマルシェルター、図書館などいろいろなところで出来ますので、チャンスがあればお子さんにお勧めしても良いと思います。アルバイトは14歳、15歳でもできますが、親の許可とある程度の成績がないと学校からの許可が下りません。16歳以上になれば、アルバイトはできます。 インターンシップは、スクールディストリクト(学校区)のレターなどで募集があるはずです。見落としてしまうと申込期限が過ぎてしまったということになりますので、学校や学校区からのお便りはこまめにチェックされることをお勧めします。それでは次に大学進学の準備についてお伺います。

Eさん:大学の試験対策ですが、上の子は国立大学志望の一般受験だったので、現地校に通いながら日本の共通テストの勉強もしなければならなくて、とても大変でした。 現地校では学べないこと、例えば古典や漢文などの共通テストに必要な国語の教科については不安だったので、オンライン家庭教師というのを使いました。海外にいながら日本の先生から日本の教科を学べるというものです。検索すれば色々と出てくると思いますが、代表的なのが、EDUBALというところです。ここは少し高かったので、うちはNettyというところを使って、国語学習日本語の足りない部分をカバーしました。あとは、補習校にも通ってモチベーションを上げました。進研ゼミの受験講座で海外通信教育というのがあるのですが、これは現地校の宿題が多すぎて両立はできませんでした。 帰国子女枠ではないのでレアケースかもしれませんが、もしお役に立てばと思います。下の子は帰国子女受験に向けて頑張っています。まず何が必要かといいますと、SATとTOEFLと小論文(日本語)の3つにターゲットを絞りました。帰国子女枠でSATのスコアが必要なのは東大、京大、慶応、早稲田、上智などです。TOEFLと小論文に関しては塾に通っています。TOEFLは、日本から来て日が浅い子ほど、受けるたびに点数が上がるので何度も挑戦した方が良いと思います。ただし、1回受けるのに約250ドルかかります。

Yさん:
シニアに入ってから準備を始めたと思います。ちょうどコロナの時期だったのでSATが何度も延期されたのですが、やっとインディアナの方で受ける機会があって受けました。その時は満足できる点数を取れずその後もう一度受けました。日本はセンター試験は1回ですよね?アメリカではこのSATは何回でも受けられます。ですが、何回も受けた事とその成績がすべて大学に行ってしまうので、やはりあまり何回も受けるのも見た目が悪いかなと思い、2回受けました。本人は周りのお友達より点数が良かったのでそれで満足しました。私たちも分からなかったのでそのままにしてしまったのですが、1500点(1600点満点)ぐらいを取っていた方が良いのかなという感じです。 イリノイ大学に入れてよかったのですが、他に、ノースウェスタン大学(Northwestern university )とミシガン大学(University of Michigan)はWaiting List(補欠リスト)に入り、カリフォルニア大学(University of California)は入れませんでした。Waiting Listというのは、気を付けなければなりません。ワクワクしていつまでも待つのですが、ほとんどの場合が入れないようです。Waiting Listのメンバーの1%以下ぐらいしかお声がかからないようですので、あまり期待しない方が良いかもしれません。勉強については、日本人にとって算数は得意かもしれませんが、エッセイが得意な人の方が優先されるのではないかと思います。私たちは外国人なので、英語で作文を書くだけでも難しいですよね。うちは学校の先生に手伝ってもらったと思いますが、エッセイ専門の塾やコーディネーター、すでに大学に通っている先輩などに聞いてみるのも良いかもしれません。

MC:
SATの試験対策ですが、分厚い本に模擬テストのCDが付いていたりするものも利用できますよね。他に勉強方法はありましたか?

Eさん:
うちも本を買って、1日1ページというようにやっていた時期もありました。今通っている塾では数学を教えてもらっていました。うちは2回しか受けていません。1回目は学校で受けましたが、点数に納得がいかなくて12月にもう1度受けたところ、前回より110点あがりました。やはり塾に通ったり、図書館でチューター(家庭教師)をつけたりするのも良いと思います。

Yさん:
うちはスポーツが忙しかったので、あまり勉強時間はとりませんでしたが、図書館から分厚い本を借りてきてやっていました。

MC:
PSAT,SATは1回は学校で無料で受けれるのですが、2回目以降は有料で、自分で受けたい場所を探すことになります。早く申し込まないと近いところは満員になって、朝早くに遠いところに行かなければならなくなってしまうので、出来るだけ早めに準備をしておいた方が良いと思います。それでは、次に大学の仕組みや選び方について教えてください。

Eさん:
日本の大学の選び方ですが、上の子は高校1年生の時から志望校が決まっていました。そこを目指して頑張っていた時にアメリカに来ることになりましたので、オンラインで勉強をし、こちらの高校を卒業してから、東京の予備校に行き、日本の同学年のお子さん等より1年遅れで受験をし、合格しました。1回目の駐在の際に、シカゴで小学生時代を経験したことがきっかけで語学系に進みたいと思ったので、2回目もこちらに来たことが良かったと思います。現に、現地校生活が短いながらも、二次試験の英語科目(スピーキング・ライティング)に大きく影響を与えました。が、理系志望だった場合はどうかは分かりません。下の子については、アメリカに来る前からある業界を目指していましたので、その業界関連の大卒の採用実績を調べて志望校を絞り込みました。分野は国際系で、やはり小学生の時にアメリカにいた経験から決めました。志望校を決めたのは高校に入ってすぐくらいです。先ほど申し上げた採用実績の他に、ライトハウスやEDUBALのオンライン大学フェアを視聴して大学を絞り込みました。今はこの大学に行きたいな、と思えば、ホームページでだいたいのことは調べられます。ちょうどコロナの時期だったので、オンラインオープンキャンパスやオンライン個別進路相談を活用させてもらいました。今はもうオンラインオープンキャンパスは少なくなっていますでの、一時帰国の際に申し込んだら良いと思います。うちも一時帰国の際に申し込んで見学に行きました。

Yさん:
うちは、スポーツ遠征の際に大学のアイスリンクで試合があった際は、中までは入れませんが雰囲気を楽しみました。ハーバード大学やイエール大学も見学しました。

MC:
うちも一時帰国の際に何校か大学見学に行ってきました。オープンハウスは世界中の方が参加されますので、とても混みあいます。締め切りもあるので、早めに予約をしなければなりません。一時帰国の日程が決まっていなくてもとりあえず予約をしておいて、後でキャンセルをするというのも良いかもしれません。オープンハウスに行くというのは、万が一日本の大学に進学する際には良い経験になりますし、お子様のモチベーションを上げたり視野を広げるためにも良い方法だと思います。 仮に締め切りが過ぎていても、電話をしてどうしても行きたいと伝えると特別に対応してくれる場合もありますので機会を見逃さないようにされると良いと思います。大学の詳細については、最近はホームページでほぼ分かりますよね?

Eさん:
そうですね。オープンハウスについては、時期でない時でも受け付けてくれる場合もありますので、一時帰国に合わせて事前に電話をしてみても良いかもしれません。もっというと学生がいる時期の方が校風がわかって更に良いと思います。うちは年末年始に行ってしまったので学生さんがおらず、時期選びを間違えてしまいました。

MC:
学校を選んだ理由はありますか?

Eさん:
うちはSATとTOEFLのスコアから逆算して選びました。

Yさん:
やはりSATがどれぐらいかということが大きな基準でした。あと、うちは学部の選び方が特殊だと思います。親としてはサイエンスの方へ行ってほしかったのですが、本人はファイナンスに興味があって、申し込みの際に決められませんでした。そこで、Undecidedというカテゴリーで申し込みました。 大学に入って1,2年勉強してから学部を決めました。本当は、始めから学部が決まっている方が良いです。と言いますのは、後からだと人気の学部の場合枠が決まっているので希望の学部に入れない場合があります。うちは結局はサイエンス系を選び、バイオロジーやケミストリーを勉強しています。

MC:
なるほど、アメリカの大学では、そういった方法もあるんですね。それでは、大学に入るにあたって、奨学金制度というのはいかがでしょうか?

Eさん:
各大学ホームページで確認されると良いと思います。願書を出す時点で同時に奨学金の申し込みが出来る大学も複数あります。

Yさん:
日本だと奨学金というのは借りるという感じかもしれませんが、アメリカではもらえるものです。奨学金というのは、主にスポーツや何かに能力があってもらえるというものですが、FAFSA(Free Application for Federal Student Aid)は、ある程度成績は良いけれど、大学に通わせるほどのお金がないという人たちを手厚くサポートしようというものです。

MC:
FAFSAの申し込みがオープンするのが10月ぐらいでしたよね。家庭の年収や形態によって金額が違うようです。FAFSAには予算枠があって、早い者勝ちという感じですので、オープンしたらすぐに申し込まなければもらえなくなります。それでは、大学の申し込み方法についてご紹介させていただきます。アメリカの大学の申し込み方法はいくつかあります。大学のサイトから直接申し込む方法、また、Common Appなどのアプリを使って申し込む方法など、これは大学によって異なるので調べておくと良いと思います。高校のカウンセラーがお子さんの相談に乗ってくれて、学校から申し込みをするという場合もあります。高校外で申し込みを専門にしてくれるところやチューターにお願いする方もいらっしゃいますが、それ相当の費用がかかります。うちはCommon Appで、成績やクラブ活動、ボランティア活動やアピーク項目などすべての情報を入力して申し込みました。大学によって違いますので、お調べすることをお勧めします。カウンセラーは1人で何百人もかかえているので、なかなか1人にとれる時間は限られていますよね?

Yさん:
やはりカウンセラーといかに仲良くなるかといったコミュニケーションスキルは大切ですね。

MC:カウンセラーと直接連絡をとって聞いてみると色々情報を教えてくれる場合もあります。
Eさん:そうですね、やはりカウンセラーも親が出てくることで情報をくれることもあります。親もそうですが、子供も分からないことがあればカウンセラーに聞くのが良いと思います。といいますのは、帰国子女枠で日本の大学に願書を提出する際に推薦状(Recommendation Letter)を書いてもらう可能性があります ので、そういった意味で普段からコミュニケーションを取っておくと良いと思います。カウンセラーだけでなく学科の先生達とも同様にコミュニケーションをとっておくと良いと思います。推薦状についてはいかがですか?

Yさん:
うちは学校もそうですが、アイスホッケーのコーチなどからももらいました。

MC:
学校である必要はないんですね。ボランティアでお世話になった方や教会の牧師さんからもらっても良いようです。

Eさん:
推薦状といいましても、どんなフォームでも良いわけではなく、大学によって指定のフォームがある場合もあって、その募集要項が出るのが5月ぐらいですので、募集要項が出るとすぐ卒業までに書いてもらうという感じです。昨年のフォームでも良いのかもしれませんが、事前に先生には推薦状が必要なことを伝えておくとよいと思います。

MC:
学校でもらう推薦状は、早めに言っておかないと混み合う時期ですと、すぐに書いてもらえない場合があります。頼んだ後も、まだですか?といったフォローアップが大切だと思います。 推薦状の中は見ましたか?

Eさん:
見たいんですが、提出する大学によっては開封厳禁なので見れませんでした。

MC:
先生によっては、事前にこんな風に書いたよと言ってくれる先生もまれにいますが、だいたいは見れないですよね。大学によって提出方法は違いますが、郵送だったりデジタルに変わってきているところもあります。推薦状は受ける大学の分だけ必要になりますが、少し余分にもらって名前や生年月日が合っているかを確認するという方もいらっしゃるようです。もし間違っていてもすぐに連絡すると開封してはいけない書類なので問題になりますので、ある一定の時期をすぎてから訂正してくださいと依頼したら良いようです。

Yさん:
確かに名前が違っていたというのは聞いたことがありますね。

MC:
ですよね。 最近はシステムで入力されているので間違いは少ないとは思いますが、そういったこともある場合があるようです。それでは最後に中学生のお子さんがいらっしゃる方に向けたメッセージはありますか?

Yさん:
なんでもいいと思うのですが、何か真剣にできるものを持つのは大切だと思います。

Eさん:
帰国受験されるお子様は、勉強でも校内イベントでもボランティアでも、現地校生活を楽しみ経験の糧を"貯金"しておく事。成績の維持はもちろん大事ですが、それ以前に、課題を期限内に提出する等、守るべきルールを守る事。また、英語話者の友人を作り英会話スキルを上げると同時に、日本人の友達との繋がりも大事にすると卒業、帰国、または進学後の人生の大きな励みになると思います。

MC:
なるほどですね。今日のお話にもありましたが、勉強だけでなくスポーツやボランティア、趣味などを通じて熱中できるを見つけられると、それが将来に役立ってくるということですね。ありがとうございました。
それでは、ここから河合塾海外帰国生コース北米事務所進学アドバイザーの丹羽さんに帰国生入試についてお話を伺います。

丹羽さん:説明をさせていただきます前に、私の自己紹介をさせていただきます。私はアメリカ在住25年目になりますが、2006年に米日教育交流協議会を設立しまして、在外子女の日本語教育や帰国する方の受験のサポートなどの仕事をさせていただいております。本日は河合塾海外帰国生コース北米事務所進学アドバイザーという立場でお話をさせていただきます。その他に名古屋国際中学校・高等学校の北米地域担当を務め、帰国生受け入れ校としての立場にて、東海地方にお帰りになる方のサポートをさせていただいており、シカゴ地域からお帰りの方も何名か編入いただいております。河合塾海外帰国生コース北米事務所としてはコロナ前までは、帰国生大学入試説明会実施のため、毎年お邪魔させていただいておりました。25年間のアメリカ生活では、カリフォルニア州、ニュージャージー州、ミシガン州、そしてまたカリフォルニア州と引越しをしました。現在はサンディエゴの補習校の教員を務めておりまして、指導教諭という先生方のサポートを行うスーパーバイザー的なポジションと進学指導を担当し、高校生の指導にもあたっております。補習校の教員は、引越しする中でそれぞれの州で経験をしておりまして、サンディエゴは6年目になりますが、その前はミシガン州のデトロイト近郊に住んでおりましたので、デトロイト補習校でも教員をしておりました。本日は河合塾海外帰国生コース北米事務所進学アドバイザーとして帰国生大学入試のお話をしますが、その他の入試や高校入試についてのお問い合わせも個人的にお受けすることもできますので、今後ともよろしくお願いします。

日本の大学に進学するには?


それでは、まず日本の大学に進学するには、どのような方法があるかをご説明させていただきます。海外に在住している高校生にとっては、多種多様な方法があります。まずは、本日お話しさせていただく帰国生入試です。こちらは現地校を卒業された方はもちろんですが、例えば上智大学のような大学は、現地校を卒業していなくても海外で学んだ経験があれば受験できるという場合もありますのでこの方法が使えます。次に外国人留学生入試があります。最近は帰国生入試を廃止する大学が増えてきていますので、この方法にも目を向ける高校生が増えてきています。もともとは留学生を対象にした入試なのですが、国籍を問わないという大学もあるので、この方法を使って大学に入学する方もいらっしゃいます。ただこの場合は日本留学試験という日本語などのテストを受けなければなりません。それもアメリカでは受けられず日本で受けなければなりません。3つ目は英語学位取得プログラム入試です。英語の授業を受けるだけで卒業できる英語プログラムを導入する日本の大学が続々と登場してきていますので、この方法を使って日本の大学に目を向ける高校生も増えてきています。日本語より英語の方が得意というような方や、せっかくアメリカで英語で学んできたのでその英語力を維持したいというような高校生がこの方法を使って入試をしています。この入試はアメリカの大学と同じように書類選考中心の入試でして、現地校の成績ですとかSATのスコアなどで合否判定をするというものです。

その他に日本の大学に入る方法として、国内と同じ一般選抜、いわゆる一般入試があります。また海外で生活された方には難しいですが、日本の高校に編入した方であれば、推薦型選抜、いわゆる推薦入試の受験のチャンスがあります。また、総合型選抜もあります。こちらは、書類選考のみ、または書類選考プラス小論文、面接などの方法で受験できます。これらの入試は日本国籍や日本の永住権があれば受験ができます。最後に、国際バカロレア(IB)入試があります。こちらは、IBの授業を履修した方が受けられます。日本の学校でも国際バカロレアのプログラムを導入しているところが続々と登場しておりまして、私が北米担当をしております名古屋国際高等学校もそうなのですが、そのこともあり、国際バカロレア方式の入試を行う大学も続々と登場してきています。帰国生入試では実施大学が少なく、なかなか合格が難しい、医学部や歯学部、薬学部をはじめ、他学部においてもこの方法を使っている大学があるので、この方法に目を向ける高校生もいます。このように海外で学んでいればいろいろな選択肢があり、複数チャレンジすることもできますので、どの方法が自分に向いているかというのを考えるため、ご紹介させてもらいました。なお本日は帰国生入試に絞ってお話をさせていただきますので、その他の方法について詳しくお聞きになりたいということでしたら、ご連絡ください。

●帰国生大学入試の選考方法

それでは帰国生入試ですが、選考方法には3つのパターンがあります。

1つ目は海外成績重視型で、書類選考を重視するというパターンの入試です。こちらは現地校の成績、SATのスコア、TOEFLのスコアなどの出願書類の内容で合否がほぼ決まっているグループです。ただし、国際教養系学部など英語プログラムの大学が中心で、帰国生入試でこのパターンで実施するのは慶應義塾大学(医学部除く)のみになり、帰国生入試を行っている大学では、このパターンの大学はあまりないと考えていただいて結構です。

2つ目は入試成績重視型です。この入試でももちろん書類も提出しますが、大学で受験する学力試験、つまり筆記試験の得点が合否結果に影響を与えるというもので、このパターンに入る大学が一番多いです。だいたい70〜80%ぐらいはここに入ると思います。

最後は、海外成績・入試折衷型です。こちらは1次選考が書類審査、そして2次選考が学力試験というパターンで、現地校の成績やSAT・TOEFLの成績も大切だし、プラスそれをクリアしたら学力試験の成績が合否の決め手になるという大学です。
いずれにしても、書類選考重視型はごく少数で入試成績重視型が大半です。帰国生入試で合格を勝ち取るためには、筆記試験、学力試験で合格をできる実力をつけなければいけないということになるわけです。

帰国生大学入試の入試科目

それでは、どんな学力試験が行われるかとい言いますと、文科系ですと小論文のみというところが増えています。かつて英語の試験を行っていたのですが、TOEFLのスコアを提出させることによって英語の試験はやめてしまうというところも増えています。ですので文科系は小論文プラス面接のみというところも目立ちます。それから理科系学部については、数学と理科のみ、またはプラス小論文というところが多いです。この数学・理科は日本の高校数学・高校理科のカリキュラムに沿って日本語で出題されます。つまり、日本の受験数学・受験理科で合格点を取らなければいけないということになります。したがって、SATのMathのスコアが高いから日本の入試問題が解けるかというとそうではありません。また現地校で数学や理科の成績が抜群だから日本の入試問題が解けるというわけでもありません。知識としては現地校で学んだことはとても重要ですが、日本式の受験勉強をしないと合格点は取れませんので、現地校の勉強と同時並行で日本の学習をしておくということが望ましいです。帰国生入試の数学は、数学I・II・III・A・B・Cという6科目から出題されます。現地校では分野別に学びますので、一部の分野を受けなくても卒業単位が取得できます。しかし、日本の大学では全分野から出題されますので、まだ時間があれば、現地校では全分野を履修しておくようにしたほうがよいと思います。また先輩達の話を聞きますと、現地校では良い成績をとっていたけれど、入試問題には太刀打ちできなかった、もっと高いレベル、HonorやAPのクラスを履修しておけばよかったという声も聞いております。したがって、できればHonorやAPといった高いレベルのクラスを履修した方がよいかと思います。GPAは下がってしまいますが、書類選考を重視する大学というのは帰国生入試では少数ですし、アメリカの大学で英語プログラムに英語で受験するというのであればちょっとよろしくありませんが、帰国生入試一本でということであれば、GPA(評定平均値)が多少下がってもそんなに気にすることはありません。むしろ高いレベルの数学を学習するということを心掛けていただきたいと思います。それから小論文対策については、なかなか現地にいる間に書けるようになるというのは難しいのですが、時間があればオンライン講座などもありますので、書く練習をしておくことも良いかと思います。海外在住中に心がけていただきたいのは、小論文を書くために必要な知識を吸収しておくということです。小論文では時事問題や社会問題に関する大学がありますので、日々のニュースをキャッチするということがとても重要です。それから、受験する大学の専門分野に関する出題をするという大学もありますので、自分が受験する学部・学科についての専門分野に関する知識を豊富に蓄える必要があります。ですので、それに関する書籍をたくさん読んでおくということも大切になります。つまり社会問題や時事問題、それから自分の受験する学部・学科の専門に関する知識を得ておくということが大切です。それらの知識がないと何を書いていいか分からないということになってしまいます。小論文は作文力のテストではないので、文章を上手に書くということではなく、自分の意見を論じていかなければなりません。説得力のある自分の意見を提案していかなければ、小論文というのはなかなか良い点数がとれませんので、海外にいる間に、先ほど言いましたような知識を得ておくことを心がけていただきたいと思います。また、小論文というのは、問題解決を提案すること、つまりテーマに潜んだ問題点をどのように解決するかという方法を提案することがゴールになります。キャッチしたニュースについての問題点を指摘して、その問題点についてどのようにすれば解決できるかという解決策を提案していく練習をしておくことがとても大切になりますので、その点を心がけていただきたいと思います。また課題文として論文を読ませた上で設問に答えていくというような出題形式も増えておりますので、論文を読む練習を積む、一番手っ取り早いのは各新聞社の社説を時間があれば読んでおくとよいでしょう。英語については、受験英語について出題する大学が多いですので、日本の過去の入試問題集などを通しておくとよいでしょう。このように海外にいる間から受験対策をしておくことをお勧めします。

●高まっているTOEFLの重要性


TOEFLについては、多くの大学で重要です。まず、出願基準点としてTOEFLのスコアを設定している大学があります。これらの大学の場合は、出願基準点を超えていなければ書類選考を通過できませんので、このスコアを1点でも超える必要があるということになります。出願基準点は。大学によっては79点というところもありますが、おおむね60〜70点です。したがって、このスコアを超えることが目標となります。TOEFLというのは外国人のための英語能力テストなのですが、アメリカの大学のESLの学生がレギュラーの授業を受講できる英語力があるかどうかを試すために受験するというようなテストで、120点満点です。このテストを帰国生大学入試でも使っているのです。出願基準点としてTOEFLのスコアを設定している大学は、これを1点でも超えれば、後は試験の成績を重視するということになるのですが、先ほども言いましたように、英語のテストをやめてTOEFLのスコアを提出するという大学もあります。これらの大学では、TOEFLのスコアを合否判定として利用しますので、少しでも高いスコアが必要になります。例えば、東大、京大、阪大などの旧帝大の国立大学につきましては、120点満点中多くの合格者が110点を超えていますので、110点が合格の目安となってきます。それから慶應大につきましては、100点を超える合格者が多いですので、100点が合格の目安になります。学習院、法政、明治、中央などにつきましては、80点以上をとっている合格者が多いので80点が目安になります。120点満点中、最低60点を超える、そしてある程度有名な大学に入りたいと思えば、80点を超える、慶應大クラスに入りたいと思えば100点を超える、そして難関国立大学に入りたいと思えば110点を目安にしていただければよいと思います。TOEFLの場合はSATとは異なり小学生からでも受験できます。中学入試でTOEFLの点数を出せというところもあるんですね。したがって小学生でも受験できます。まだ受けていないという方については早めに受けていただいて、どれぐらいのスコアが出るだろうということを確認いただければと思います。結構頻繁に受験できますが、毎月受けてもスコアはあまり変わりませんので、2,3か月に1回 もしくは半年に1回ぐらいのペースで受験いただければと思います。SATのスコアについては、旧帝大や慶應大といった難関大学を受験する生徒さん以外は必要ありませんが、目安としては、English800点、Math800点の計1600点満点のテストですけれども、東大や京大などの難関国立大学を目指すのであれば合格者の多くが1500点を超えていますので、1500点が合格の目安になってきます。慶應大の場合1350点を超えている合格者が多いので1300点が合格の目安になります。SATの場合は10年生でPSAT、そして11年生からSATを受験するということになります。年間に行われる試験回数が多くはありませんので、計画的に受験していき自分の目標のスコアまで上げていくということが大切になります。

●帰国生入試の受験スケジュール(私立大)

帰国生大学入試は、現地校を卒業した年の9月からスタートして翌年の4月入学ということになります。そして私立大学の場合、9月に試験を行う大学が多いですので、ここで合格を勝ち取らないとちょっと焦ってくる、つまり10・11月になると自分の入りたい大学の試験がなくなってくるという可能性もありますので、9月の入試で合格を勝ち取れるようにしていただきたいと思います。6月に帰国して7・8月のこの2か月間しか予備校などで勉強できる期間がありませんので、ここに受験勉強を集中できるように、出願書類の準備を帰るまでにきちんと済ませておくということが大切です。出願書類の準備をするということは、結局受験する大学・学部を決めて準備しておかなければいけないということになりますので、海外にいる間に早いうちに受験する大学と学部を決めておくということがとても重要になります。先ほども小論文のところで、自分の学部・学科の専門の知識や情報を得る必要があるとお話しましたが、受験する大学・学部が決まっていなければ出願書類の準備もできませんので、受験が迫った12年生よりもっと下の学年から早め早めに決めておくということが大事だということです。また。総合型選抜(AO入試)は、11・12月あたりに行われます。帰国生はこちらをチャレンジするということもできますし、現地校を卒業できずに帰国し、帰国生入試の受験資格がない場合もAO入試は受験できますので、このぐらいの時期に行われるということをご承知いただければと思います。

●帰国生入試の受験スケジュール(国公立大)


国立大学につきましては、日本の受験生の場合、受験のチャンスは2月下旬に行われる前期日程試験の1回のみです。不合格の場合は、3月に行われる後期日程試験を受験できますが、概ね1校受験です。しかし帰国生の場合は、2月下旬以外の10・11月にも入試が行われますので、複数受験のチャンスがあります。日本の受験生に比べると、帰国生入試は恵まれた待遇が受けられます。10・11月に入試を行う大学につきましては、試験日が重複していなければ、複数校受験ができますし、2月下旬の大学も受験できます。2月下旬の場合は、同日に入試が行われますので、この中から1校を選ばなければなりませんが、帰国生の場合は、国公立大学を3〜4校受けるという受験生もいます。冒頭に申し上げましたが、入試の出題教科というのは国公立大も私立大もほぼ変わりません。というのは1月に行われる大学入学共通テスト、これは帰国生は受験しなくてもいいというケースがほとんどになります。したがって、私立大学とほぼ同じ入試科目で受験ができますので、帰国生は国公立大学も受けやすいと考えていただいて結構です。

●帰国生入試合格のためのポイント


選考方法のところでお話しさせていただきましたように、数学や理科など現地校の勉強が重要な場合もありますので、現地の学習に力をいれていただきたいと思います。また現地校での学習というのは英語で行われますから英語力を上げるためにも現地校の学習はとても大切です。それからTOEFLやSATのスコアを上げていただきたい。そして日本の受験勉強、文系では小論文対策として時事問題、社会問題に目を向けること、小論文ですと漢字の勉強も必要です。中学校3年生までで学んだ常用漢字は少なくとも書けるようにしておいていただきたいと思います。理数系の受験をされる方は理数系科目の受験対策をしっかりしていただきたいと思います。SATの受験のように計算機は使えませんので、公式をしっかり覚えることが大切です。そして小論文対策もそうですが、面接対策では志望理由を口頭で説明しなければなりませんし、出願時に志望理由書を提出するという大学もありますので、自分の受験する学部、学科に関する知識を得ることが大事になります。また重複しますが、社会の出来事に関心を持つことも大切ですし、現在暮らしている国とか都市のことについて、また現地校についても面接で問われることがありますので、それらの知識もしっかり確認しておくということも大事になります。大学・学部を早めに決めて、その大学、学部の情報、また自分が受験したい大学というのはどんな入試をやるのかという入試情報を収集するということがとても大事になりますので、この辺りも合格のポイントになってきます。そして最後に親子のコミュニケーションも大切です。ニュースをキャッチするといっても高校生にとっては大変なことですので、その辺りは親御さんのご協力も必要です。そして志望理由を固めるため、どの大学、どの学部を受けるかというようなことも親子間でお話しされることも帰国生入試では大切かなと思っております。また受験校が決まって、どんな入試をするのか、どんな書類が必要なのかといったことを確認するため募集要項を読み取るといったことも親御さんと一緒にやっていただいた方が間違いがないかなと思います。親子一丸となって合格を勝ち取っていくというのが帰国生大学入試だと思っておりますので、その辺りを念頭においておいていただければと思っております。

河合塾ではオンラインで受講できる数学や小論文の講座、夏期講習を実施しております。また、現地校卒業後ご帰国してから学んでいただく大学受験科も設置しております。河合塾海外帰国生コースは、合格率が高いという特長もあります。本日の説明で使った資料や河合塾のご案内は、後ほどお送りさせていただきますので、よろしくお願いします。最後に河合塾生から受験生へのメッセージ動画がありますので、それをお見せして私の方の説明を終わらせていただきます。

《参考資料》

帰国生入試とは〜河合塾海外帰国生コースによる帰国生大学入試の概要説明
河合塾海外帰国生コース大学受験科
河合塾海外帰国生コース夏期講習
河合塾海外帰国生コースのオンライン講座「まんぷく講座」
河合塾海外帰国生コース合格実績
河合塾海外帰国生コース合格体験談・講師からのアドバイス

MC:本日はありがとうございました。

このページの内容は、2024年4月現在の情報提供者の体験談です。毎年内容が変わってくる情報もありますので、参考程度にご活用ください。不明な点は学校区に直接問い合わせされることをお勧めします。何か問題があっても住むトコ.COMは責任を負いかねます。

 
     
Copyright: 2001-Present:SUMUTOKO.COM.
All rights reserved. Email: info@sumutoko.com
当サイトに関するお問い合わせはシステム統括部webmaster@sumutoko.comまでお願いします。
このサイトに掲載している情報の無断転載を禁止します。著作権は『住むトコ.COM』またはその情報提供者に帰属します。
No reproduction, distribution, or transmission of the copyrighted materials at this site is permitted without the written permission of SUMUTOKO.COM., unless otherwise specified. Using this site means you agree to our Terms of Use and Privacy Policy.