※取材に訪れたリンカンパーク店は残念ながら閉店しました。現在はシカゴ郊外のヒルサイド店のみです。
シカゴで初めてオープンしたタパス・レストランはHalstedにあるCafe
Ba-Ba-Reebaですが、その時のシェフが現在シカゴエリアに4店舗あるEmilio's
Tapasのオーナー、エミリオ・グラナダさんです。彼が最初にオープンしたのは、Hillsideにある一号店で、今回ご紹介するリンカンパーク店は彼の二号店です。
タイルを使ったスペイン風の壁画が店内のいたる所にあり、店内はスペインの雰囲気がたっぷり。週末に訪れた時には老若男女、そして家族連れと色んなスタイルの人達がタパスとそして談笑を楽しんでいました。
さて、テーブルについたらまずはサングリアをオーダーしましょう。サングリアは赤と白がありましたが、取材班はやっぱり赤をピッチャーでオーダーしました。さて、肝心のタパスですが。。。いえいえ、その前にもう一つ。パエリアをオーダーしておきましょう。オーダーしてから35分から40分かかるパエリアは二人分からオーダーが可能。取材班は満場一致でシーフードのパエリヤを頼みましたが、この他にもチキンやポークを使ったものもあります。
そうこうしているうちにタパスが運ばれてきました。最初に出てきたオクトパスは、カララフルなピーマンや、セロリ、そしてトマトなどと一緒にシェリー・ビネグレットにマリネートされたもので、決して酸っぱ過ぎない味付けが私達日本人の舌にも良く合います。次に出てきた定番のガーリック・ポテトサラダは、このお店の名物の一つというだけあってマヨネーズのアッサリした味付けも美味しく、何よりもガーリックの風味がサングリアのグラスを傾けます。ただし、ガーリックの後味がかなり凄いので、食後にちょっと辟易するかもしれませんのでご注意。ニンジンやキャベツ、トマトとバジルのソースと一緒に出てきたコロッケや、焦げ目のしっかりついたまったりとした味付けのイカのグリルも○。もう一つの定番メニューでもある冷たいスパニッシュオムレツは、他店のようにしょっぱ過ぎず、玉子の風味が楽しめるのがグッド。ただし大き目のポテトは美味しいのですが、もう少し玉子が多くても良いのでは?という意見もありました。
そうこうしているうちにグッドタイミングでパエリア登場。ロブスター、海老、ムール貝、ハマグリ、ホタテ、そしてアンコウまでが入った豪華なシーフードパエリアはサフロンライスの風味も芳醇で、歯応えもバッチリ。サングリアが既に2ピッチャー目だった事もあって編集部は一同ご満悦でした。
ここのお店の料理は全体的に味付けがコントロールされていて、何を食べても不可がなく、失敗がないという感じです。悪く言うと冒険は無いのだけれど、期待を裏切らないという事は大切だという事を実感する事ができます。
デザートにはフランとチョコレートシュークリーム、そしてベイクドバナナをオーダーしました。どれも及第点以上ではありましたが、とりたてて特筆するほどのものでもありませんでした。
他のタパスレストランもそうですが、タパスを食べに行く楽しみの一つは仲間との楽しい談笑。そういう意味でも大きなブース席などもあって、賑やかなのにプライベートな雰囲気も併せ持つEmilio’sでは楽しい時間を過ごせました。
Emilio’sではキャリーアウト・メニューもあるので、ホームパーティーの時などにも便利です。
また、タパスというとどうしてもサングリアが思い浮かびますが、珍しいスペインビールや、スパニッシュワイン、シェリー、そしてポートワインなどのセレクションにも定評があります。しかも月曜日はワインのボトルが全品50%OFFです!
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決して酸っぱ過ぎない味付けが私達日本人の舌にも良く合うマリネーティッド・オクトパス |
定番メニューの冷たいスパニッシュオムレツ |
ガーリックのタップリ効いたお店のシグネチャー、ポテトサラダ |
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香ばしいイカのグリル |
ソースの美味しいコロッケ |
この日のスペシャルはウサギでした |
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歯応えの良いシーフード・パエリアに舌づつみ |
チョコレートシュークリーム |
フラン |
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ベイクドバナナ |
スペイン風のインテリアはとっても愉快な雰囲気にしてくれます。 |
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HOUR: |
店舗によって違いますので、電話またはウェブサイトでご確認ください。 |
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お勧めのシチュエーション: |
軽いデート、ファミリー、日本から家族が来た時 |
服装: |
カジュアル・セミカジュアル |
お値段: |
$$$$ |
(¢=$10以下、$=$10~$20、$$=$20〜$30、$$$=$30〜45、$$$$=$45+(ドリンク含まず)) |