●シカゴの観光・旅行

イリノイ州シカゴは全米でニューヨークに次ぎ多くの観光客が訪れる街。そのシカゴの観光地の中で人気NO.1のスポットがここ、NAVY PIER（ネイビー・ピア）です。ミシガン湖沿い、シカゴ・リバーの北に在る巨大な桟橋で、毎年700万人の人達が訪れます。敷地内には大観覧車や子供と一緒に遊べるミニゴルフ、シカゴ子供博物館、巨大スクリーンで迫力満点のIMAXシアター、レストランなど、すべてのアトラクションが凝縮し、どの年代の人達も楽しめる場所で、週末は家族連れで大いに賑わっています。また毎週水曜と土曜の夜には花火が打ち上げられ、シカゴの夜空を飾ります。1995年に改善され、現在ではシカゴでも指折りのランドマークの一つ。レイク・ショアー・ドライブからの夜景の美しさは目を見張ります。

映画フォレストガンプのシーフードレストラン、Bubba Gumpやギフトショップなども人気。ミシガン湖ディナークルーズも出ていてシカゴの美しい景色を見ながらリッチな気分で食事を楽しむことも出来ます。

冬にはアイス・スケートのショー、夏には花火など1年を通じて様々なイベントが開催されます。

駐車場があるので車で訪れることも出来ます。また、 無料トロリーバスが運行されているので、ダウンタウンのホテルに滞在されている方には大変便利です。

■歴史背景

ネイビー・ピアは1916年に、シカゴ都市計画(Burnham Plan)の一部として建設。「第2ミュニシパル・ピア」の名前で複合目的の公共インフラ施設として計画・建設されたが、第一の目的はミシガン湖の輸送船のための貨物施設設置であり、多くの倉庫が建てられました。他方、蒸気客船のドック施設が置かれ、また冷房の無かった当時、先端部を中心に人々の集まる避暑の場としても設計され、路面電車も走っていました。開港した年は観光地として栄えましたが、数年後には人でが途絶え後退してしまい、この波止場は拘置所になったり、故障した船の捨て場になってしまいます。しかし20年代の後半には、再びこの波止場は回復の兆しをみせて、いろいろな集会の場となっていきます。

そして1927年にミュニシポル・ピアは第一次世界大戦の戦死した人々の敬意を示すためにネイビー・ピアと改名しました。

第二次世界大戦では、ネイビーピアは水軍の訓練の場として開港し、戦争後には、イリノイ州大学のキャンパスの一部として使われました。しかし65年に大学が移動して以来、ネイビーピアは放置されたままになり、70年代には崩壊してしまい忘れられた場所になってしまいます。

1979年、アメリカ合衆国国家歴史登録財に登録。

その後、シカゴを代表する観光地を作るという目的で、8年間にわたる年月を費やし、1995年に再開港しました。

■主な施設

●ネイビー･ピア･ファウンテン
　ボブ･ニューハート(Bob Newhart、オークパーク出身のコメディアン)の銅像


●ファミリー･パビリオン
　・Chicago Children's Museum - シカゴ子供博物館
　シカゴ子供博物館は、アメリカの子供博物館の中では3番目の規模と大きさです。子供達の創造力、発想力を遊びながら伸ばさせようという方針で、展示会はすべてインター・アクティブ。常設展示会や特別展示会の展示物はいろいろな工夫がされていて、親も子供と一緒になって展示物に加わることができます。中でもアートバウンド・スタジオは大人気で、博物館のスタッフと一緒に絵画や図工などのクラスに参加でき、創った作品は持ち帰ることができます。

　・IMAXシアター
　シカゴで一番巨大なスクリーンがある、ここアイマックスでは最先端をいくサウンド・システムを取り入れてあり、音質の良さは他の映画館をはるかにしのぎます。スクリーンの高さは60フィート、幅は80フィート、座席数は440席。

・各種レストラン、飲食店、店舗など


●ネイビー･ピア･パーク
　・フェリス・ホイール - 高さ46mの観覧車。
　・メリーゴーランドなどの遊具、スカイラインステージ


●ドック・ストリート・ショップス
　・シカゴ・シェイクスピア・シアター
　ネイピーピアのアトラクションの中で、シカゴ近辺に住んでいる人々に最も人気があるのが、このシカゴ・シェークスピア劇場です。この劇場ではシェークスピアの劇が毎年4舞台公演される他、言葉を分かりやすくして、短縮したシェークスピアの劇や子供向きの劇も公演されています。

　・アメイジング・シカゴ・ファンハウス・メイズ (Amazing Chicago's Funhouse Maze)
　ミラー・メイズ（Mirror Maze）で自分を見失い、スピニング・トンネル（Spinning Tunnel）でくるくる回って、グレイト・シカゴ・ファイヤー（Great Chicago Fire）で歴史に残るシカゴ大火災のことを知ったり、最高に楽しい迷路。この迷路の角には、シカゴならではの歴史や面白い情報が楽しく展示されてあり、家族一緒に楽しめます。

　・各種飲食店、店舗など


●フェスティバル・ホール
　・スミス・ステンドグラス博物館 (Smith Museum of Stained Glass Windows)
　館内は落ち着いた雰囲気に包まれ、1870年代以降に創られた多数のステイングラスが展示されています。

　・展示場
　・テラス
　・レストラン、カフェ


●グランド・ボールルーム
　・グランド・ボールルーム
　・ビアガーデン(夏季)
　・テラス


●埠頭
　多くのツアー船やクルーズ船が出入りする。

ネイビーピア入り口前にある噴水	ボブ･ニューハート(Bob Newhart、オークパーク出身のコメディアン)の銅像	シカゴで一番巨大なスクリーンがあるIMAXシアター
あっちへ行ったり、こっちへ行ったり、一日中楽しめます。	お水で思いっきり遊んでも大丈夫。レインジャケットが用意してあります。	高さ46mの観覧車。上からの眺めは最高です。
シカゴならではの歴史や面白い情報が楽しく展示されている最高に楽しい迷路	1870年代以降に創られた多数のステイングラスが展示されています。	U.S.S. Chicago の8トンもある大きなアンカー

（2011年7月更新）