●手続き:ソーシャルセキュリティー番号申請方法
■ソーシャルセキュリティー番号の申請方法
H-1BやE-1といった就労ビザのあるご本人は比較的容易に取れます。申請に必要な書類を持ってソーシャル・セキュリティー・オフィスに行くだけでOKです。ただし、アメリカに到着して直ぐにいっても移民局から貴方の情報がソーシャルセキュリティーオフィスに届いていないので申請を受理出来ないと言われる事があります。
SS番号の取得にはパスポートなどの身分証明書の他にビザが必要です。全ての手続きが終わるとSS番号カードは2週間ほどで発行されます。
2006年の法律改定により、就労ビザを持たないLとEビザの配偶者に限り、就労許可証を取得しなくてもSSNの申請がきるようになりました。Jビザの配偶者は就労許可の申請をしてEADを取得する事でソーシャルセキュリティー番号の申請を行うことが可能です。こちらに詳しく説明してありますので、ご照覧ください。
■ソーシャルセキュリティー・オフィス申請の為に当日持って行くもの
●就労ビザを持つ人は、自分のパスポートとI-94(パスポートと一緒になっているものか、2013年の春以降の入国で自動化されている場合は、CBPのウェブサイトに必要事項を記入してプリントアウトして下さい。)とビザを用意します。
●就労ビザを持つ人の配偶者は、ビザ保持者の配偶者であることを証明する、夫婦両者のパスポートとビザ、それに日本の夫婦の婚姻の分かる戸籍謄(抄)本とそれを公証人が認証した英訳文などが必要です。
注意)必要な申請書類については、常に変更が予想されますので、行かれる前に最新の情報を必ずソーシャルセキリュティー・オフィスにてご確認ください。
■ソーシャルセキュリティー・オフィスについて
ミツワ周辺の日本人コミュニティーから一番近いソーシャルセキュリティー・オフィスはマウント・プロスペクトにあります(地図)それ以外の場所はこちらをご覧下さい。
Social Security
Office
705 N. Wheeling Rd.
Mount Prospect, IL 60056-2100
(800) 722-1213
営業時間:月−金:09:00 AM - 03:30 PM
混んでる時は2時間ほど待たされた人もいたそうですが、通常は20分ほどで全てのプロセスを終える事が出来るようです。
■ソーシャルセキュリティー・オフィスにて
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チェックイン・ステーション |
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ソーシャルセキュリティーオフィスの入り口を入るとすぐにガードマンの人が居るのでソーシャルセキュリティー番号を申請に来たと彼に伝えると、『Check
In Station』で1番を押すと出てくる番号札を取るように教えてくれます。("All
Visitors Please go to the check-in station"(訪問者はCheck-in
Stationに進んでください)と書いたサインが出ています)
『Check-In Station』で無事に番号札を取ったら、申請書が置いてあるカウンターに進み、そこで申請書に必要事項を記入します。行く前にダウンロードして記入していく事も出来ます。
申請書の記入時に気をつける点は、誕生日の年を略さずに『1988』のようにちゃんと4桁で記入しなければならないこと。申し込み日のところも03などと略さずに2003と明記しましょう。
申請書に記入が終わったら、自分の番号が呼ばれるまでWaiting
Area A で待ちます。番号が呼ばれたら窓口に行き、Application Form(申請書)、パスポート(I-94が付いているもの)を提出します。就労ビザ保持者の配偶者はEmployment
Authorization Card(就労許可証)も提示します。
受付の担当者がパスポートやEmployment
Authorization Cardを確認しながら情報をコンピューターに入力していきます。ソーシャルセキュリティー番号を以前申請したことがありますか?と聞かれる場合もありますので、その時は『NO』と答えましょう。
途中、スペルの確認や申込書の住所に誰と一緒に住んでいるかなどを聞かれる可能性もあります。
すべての情報が打ち込まれた後で、一枚の紙を渡されます。そこに記された自分の名前と住所のスペルなどに間違いがないかどうかを確認し、署名、そして日付を書きこみ、その紙を窓口の担当者に渡すと、レシートがもらえます。
申し込みは以上で終わりです。後は10―14日後にソーシャルセキュリティーカードが届くのを待つだけです。14日待ってもソーシャルセキュリティーカードが手元に届かない場合は、再度ソーシャルセキュリティーオフィスに行くと番号だけはもらえるそうです。(実際のカードが無いと運転免許証の試験は受けられませんが、銀行口座などは開けられるようになります。)
■ソーシャルセキュリティー番号の申請用紙
ソーシャルセキュリティー番号の申請用紙の和訳を用意しました。PDFですので最新のアクロバットリーダーを使ってみてください。
■読者からのSSN取得体験談(随時募集しています。)
●E1ビザの配偶者(2014年9月) |
E-1ビザ駐在妻です。渡米3日後申請に行きました。
戸籍の翻訳は旦那がして行きましたが、こちらでやるから必要ないと言われました。また、I-94を忘れてしまいましたが、その場では大丈夫というような事を言われました。しかし、2か月後必要書類を持ってもう一度事務所に来るようにと手紙が届きました。再度事務所に行き、I-94含め書類を出すと「貴方は就労できません」という内容の手紙を渡されつつ、1か月待ってとの事。
その後1か月以上何も届かず、結果的に最初の申請でSSNは取得できませんでした。
同時期に就労許可証の申請も進めており、そちらを取得出来てから再度SSNの申請することに。領事館に戸籍の婚約翻訳をお願いしてから、SS事務所へ行きました。
「以前SSNを申請したことがあるか」の所には「YES」
「その際の番号は?」には「未承認」と記入し、提出しました。
2週間待つよう言われましたが、5日後には無事SSNが届きました。
最初の申請がなぜ受理されなかったのかは謎のままです。
アメリカ人スタッフにSS事務所に電話をして貰いましたが、きちんとした回答は得られませんでした。
E-1ビザは簡単にSSNが取れると思い込んでいたので正直焦りましたが(同時期に来られた知り合いは皆さん取得できていました)、就労許可証のおかげでなんとか取得出来て良かったです。 |
●E1ビザの配偶者(2013年4月) |
Eビザの配偶者です。
SSNの取得のことお知らせします。
こちらへ(Schaumburg)来たのが3月末だったので4月中旬に行きました。
申請にいったのはBloomingdaleのSSオフィスで、 パスポート(I−94が一緒)とビザ、戸籍抄本(原本)、戸籍抄本の英訳(エクセルで自分で作り、サインは夫)、そして
夫のパスポートをもっていきましたが、私を担当したおばさんは戸籍抄本の原本のみ必要ということで英訳は必要ありませんでした。
ひととおり眺めて(?)返してくれました。
夫のパスポートも必要ない、とも言われました。
住むとこにも書いてありましたが、結構な時間(約2時間弱)待ちました。
申請してちょうど1週間でSSNが届きました。 |
●E1ビザの配偶者(2011年11月) |
E1ビザを持つ夫の配偶者ですが、就労許可がなくてもSSNが取得出来ました。まずは掲載された情報に従い、就労許可証を取得するために領事館で婚姻証明書を作成してもらいましたが、その際に領事館の方に、Eビザの配偶者は就労許可がなくてもそのまま申請すればSSN取れますよ、と言われました。
Social
Security Officeに行き、申請書と婚姻証明書を提出するだけで、あっさりと受領してもらえました。ただ、私の場合は、入国情報がImmigrationから届いていなかったので、その確認のため取得までに6〜8週間かかると説明がありました。11/1に申請したので、運が悪ければ年明けになると思っていたのですが、3週間でSSNが郵送されました。
また、婚姻証明書作成の為に日本から持参した謄本(子供の名前の記載あり)ではなく、抄本を取り直して領事館に持参したのですが、謄本で問題ないとのことでした。
SSオフィスには領事館で作成して頂いた書類だけ提出し、その場で確認が終わったら返却されました。 |
注意)住むトコ.COMはコミュニティーサービスの一環としてこれらの情報を無料で提供していますが、申請方法や、各種法律は常に変わります。無駄足を踏まない為にもソーシャルセキュリティーオフィスを訪れる前に一度下記の公式ウエブサイトに目を通しておきましょう。
●ソーシャルセキュリティーのホームページ(申請書などがダウンロードできます。)
●ソーシャルセキュリティー番号の申請用紙(PDF)
●イリノイ陸運局ホームページ(ドライバーズ・ライセンスの取得方法などが詳しく載っています。)
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