クレジット・カードのちょっと違ったアメリカでの常識と
日通商事リロケーション・サービスからのアドバイス |
以下の情報は『ALOZリロケーション社』にご提供いただきました。『ALOZリロケーション社』のホームページはこちらです。
１．Credit
History と Credit Line
日本では銀行口座預金残高が評価基準
アメリカではその人の社会的信用度が評価基準
- 従って社会的地位および所得に応じた個人評価がなされその個人の返済能力と返済履歴が最も重要な基準となります。
- 支払い請求期間内に遅滞無く返済をする履歴が個人評価を高めその実績で時間と共に与信枠が拡大されます。
- 初めてアメリカでクレジット・カードを申請すると当たり前のことながらCredit
Historyが無いのでCredit Lineの与信枠がゼロ或いはミニマムの額からスタートせざるを得ません。
２．Debit
Card とCredit Card
日本のCredit Cardは アメリカのDebit
Card 的色彩が強く個人のキャッシュ・フローを拡大することと意味合いが異なります。
- 銀行口座を開設すれば直ぐに Debit Card は発行されますが直接引き落としなので口座預金残高の範囲に限定されます。
３．Driver’s
License とCredit Card
日本では写真の無い健康保険証も身分証明書？
- 戸籍法の無いアメリカでは運転免許証が最高の
Photo ID でありアメリカ社会の身分の資料査定を受けた基本的な身分証明となります。
- 一方クレジット・カードは Credit Line の与信評価を受けた大本の証明でありその後の様々な消費活動の基本データとなります。
４．クレジット・カードは危ない？？
日本ではカードの使用額が銀行口座から直接引き落とされます。アメリカでは使用額の月次請求が発行されて本人が内容を承認をした上で自分で小切手を発行して支払います。
- 従って不正使用に対するスクリーニング機能が設定されています。
- アメリカではミニマム金額から個人の支払能力に応じて支払うので分割払いだと借り入れ金利が発生します。
- 一度に金額を支払えば勿論借り入れ金額は発生しません。
- ＡＴＭ現金自動引き出しの限度が小額なので万一の時でもリスクが軽減されます。
- 規則通りの手続きを踏めば不正使用がされても保険による補償適用があります。
５．クレジット・カードの活用術
アメリカは日本と比べてキャッシュレスの進んだクレジット・カード社会です。そして競争の激しいクレジット業界ではそれぞれのカード会社がお客様に様々な特典を提供しているので大いに利用しましょう。
- キャッシュ・バックが一般的で１％割引と同じ特典があります。
- 様々な保険の特別料率の適用等などセールス・インセンティブがあります。
- 通販やオンライン・ショッピングが手軽に楽しめます。
６．更なる活用術と様々な清算を一括処理
毎月毎月のチェックによる支払いの送付の手間と費用を軽減しなおかつ支払い明細が一括して一覧的に揃うので家計簿の管理にも便利です。
- 電気・ガス・水道などのユーティリティの自動引き落としサービス
- 保険・リースなど定期支払いの自動引き落としサービス
７．帰国時には契約の解除や様々な決済と支払い処理の煩わしさが大変です。
そして月遅れで請求が来る時にその手続きを誰かに依頼できますか。
- 最後の支払いをクレジット請求書の一枚のチェックで一括して処理します。
- そして最後にゆとりを持って銀行口座を解除しましょう。
これはアメリカ滞在の経験から纏めた個人的感想ですので詳細はそれぞれのクレジット・カード会社の説明書などをお読み下さい。
以上
