●賃貸物件の借り方説明
■物件を探そう
住むトコ.COMの物件リスト:シカゴの日系不動産会社全社のリスティングを紹介しています。
なんと言ってもこのプロセスが一番面倒であって楽しみなところ。一般のアパートメントと違って色んな趣向の凝らしてある物件も多いので、エージェントに頼んでアポを取ってもらい、ピクニック気分で物件を見て廻りましょう。貴方の希望をもとにエージェントはMLS(マルティプル・リスティング)と呼ばれる膨大なネットワークから貴方にあった物件を探してEメールやファックスで送ってくれます。このMLSは専門用語が多いため、一瞬ひるんでしまいますが、MLSの解説ページを用意しましたので、ご利用ください。
エージェントを通さない場合は次の要領で探しましょう。
●ご自分で探す場合
▼新聞:
シカゴの大手新聞社には『CHICAGO TRIBUNE』、『CHICAGO SUN-TIMES』、『DAILY
HERALD』の3誌があります。一般的にはTRIBUNEとSUN-TIMESはダウンタウンの物件が多く載っていると言われており、郊外の物件を探している人は郊外コミュニティー専門のDAILY
HERALDを良く使っているようです。新聞はガソリンスタンドなどで毎日ゲット可能です。特に土日の新聞は不動産情報も充実しています。『FOR
RENT』のセクションを探しましょう。
■新聞広告の略語について:新聞広告は列で金額が決まっているので大家さん達も出来るだけ略語を使っています。その例を紹介しましょう。
BR=ベッド・ルーム
BA=バス・ルーム
FR=ファミリールーム
GAR=ガレージ
Den.=書斎(予備室として使える)
AC=エアコン
AVAIL IMMED=即入居可
LG=LARGE(大きい)
BALC=バルコニー
WD=Washer&Dryer(洗濯機&乾燥機)
TRN=電車
FP=Fire Place(暖炉)
APPLS=APPLIANCE(家電)
DW=Dishwasher(皿洗い機)
Furn.=Furnished(家具つき)
Unf.=Unfurnished(家具なし)
AEK=All Electric Kitchen(キッチンが全て電化)
Disp.=Garbage Disposal(キッチン・シンクに備え付けのゴミ・ディスポーザー)
mo.=month(月の略)
Util-incl.=ガス代、電気代、水道代全て込み
▼日本食料品店に貼ってあるチラシで探す:
ミツワや、TRUE WORLDといった日本食料品店の掲示板には大手不動産の他にも個人のオーナーが賃貸物件を張っています。1)で説明したように、これらのオーナーの多くは日本語が話せたり、日本人に理解のある人が多いので、後で説明するような『信用実績』などが無くても、会社の保証書一枚で貸してくれる場合もあります。また、お値段も比較的安めの場合が多いです。そうは言っても契約は契約ですので、気をつけましょう。
■電話の仕方:
電話をする前にどんな質問をするかを考えておきましょう。大家さんの方も自分の大切な物件を貸すわけですから、電話の受け答えなどでスクリーニングしています。相手に好意を持ってもらえる事を心がけましょう。大家さんの説明を聞き、興味がある場合は「Could
you show me the property?」と聞きます。当然大家さんはいつが良いのか聞いてきますから、お互いに合った時間を見つけてアポを取ります。大抵の場合は大家さんが「When
would you like to move in?いつから入りたいの?」と聞いてきますので、素直に答えましょう。2,3ヵ月後に引越しを考えているのに、「即入居」を探している大家さんの物件を見に行っても時間の無駄です。(勿論市場価格を知るうえでは大切ですが)ペットがいる場合は、先にOKかどうか聞いた方が良いでしょう。
▼インターネットで探す:
最近は大手新聞社も誌上だけでなく、ネット上でも物件を紹介しています。その他にも次のようなホームページが存在します。
■Chicago
Tribune
■Chicago
Sun-Times
■Daily
Herald
■My
New Place
■Apartments.com
■Rent.com
▼看板:
住みたいと思った地域を車で巡回し、「For Rent」や「Leasing」などのサインを探す。
●物件を探すにあたっての注意点
▼環境(ロケーション、通勤、治安、学校、アクセス)
何事もロケーション、ロケーション、ロケーション。通勤にかかる時間は勿論のこと、御子息の通われる学校区や治安も念頭に入れましょう。通常は学校区の充実度と治安度は比例しているようです。また、奥様の買物の便利さも重要なポイントと言えるでしょう。シカゴは大都市の中でも非常に治安の良い街として知られています。特に郊外は安全です。しかし、何事にも注意は必要です。「アメリカでは安全を買う」と言いますが、確かに全くの間違いではありません。日本人に人気のコミュニティーをリストアップしておきましたので、ご覧下さい。ご希望のコミュニティーを調査する為の資料もあります。
▼メンテナンス
タウンハウスやコンドミニアムの場合は物件の外側は管理費の中からメンテナンスが支払われる場合が殆どですから、メンテナンスに関しては屋内だけで良いので簡単です。一軒家の場合は両方考慮しなくてはなりません。新しい一軒家のレンタル物件は非常に稀で、かなり古くなった物件(築20年以上)が殆どですから、充分に注意して下さい。また、単に築年数にこだわるのではなく、大家がどれだけメンテナンスに力を入れているかに注目した方が良策といえます。
▼テナントの責任
Vs 大家の責任
一軒家を賃貸する場合、芝刈り、除雪、ゴミ収集など、家賃には含まれていない可能性のあるものには注意が必要です。忙しい方の場合、芝刈りや除雪などは業者に任せなくてはならない場合が多いですから、それにかかる費用も計算に入れましょう。大家によっては芝刈りなどは家賃に含めてくれている人もいます。タウンハウスや、コンドミニアムの場合は通常はレント(家賃)に含まれています。
▼付属電化製品
安価なレント(家賃)の物件をみつけて喜び勇んで入居してみたものの、洗濯機も乾燥機もついておらず、結局それらの購入費や設置費用の方が高くついてしまった、なんて事になると目もあてられません。必ず確認するようにしましょう。標準装備としては洗濯機、乾燥機の他には冷蔵庫、オーブン、電子レンジなどが標準ですが、付いてこないところもあります。ディッシュウォッシャー、ディスポーザーなどもあると便利です。
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