1)
椅子の幅が広い!
もともとビジネスクラスに乗ることなんか皆無な私は、エコノミークラスでさえ特に狭いと感じた事は無かったのですが、それに比べるとかなりのゆったり感です。どれくらい違うかというと、椅子の上で普通に胡坐がかけちゃいます。(個人差あり)ラップトップで仕事をしている時も隣の人に肘があたる事なんか全然気にする必要がありません。右利きの人の場合、左側の席に座るとアームレストが通常よりもかなり大きいのでそこにマウスを置くまでできます。私のように外付けマウスを使う人にはとってもうれしいです。
2)
前の席との間隔が広い!
こういうのを専門用語でピッチと言うそうなのですが、これが普通のエコノミーよりも約20%長くなっています。広い広いとは聞いていましたが、これ凄いです。だって、普通に足を組んでも前の席に全然当たらないんですよ。(決して僕の足が短いわけじゃありません)。気弱な僕は、いつも前の人の背中に足が当たらないか心配だったんですが、これで問題解消です。また、私のラップトップは業務柄かなり大きいのですが、水平飛行になった途端に前のおじさんが思いっきり席を倒してきた時も問題なく画面を見て仕事をするスペースがありました。
3)
コンピューター用の電源が付いてくる!
飛んでる最中もユッタリとくつろぐ事がユルサレナイ一般サラリーマンの私にとって、ラップトップのバッテリー残量はいつも悩みの種。でもプレミアムエコノミーには全席電源が常設されているので、心配せずに仕事をする事ができます。また、成田に着いてもバッテリーの残量が十分あるので、成田エクスプレスで東京に向かう間もバッチリ仕事ができました。おかげで、東京に着いてからはサウナでゆっくり羽をのばし、仮眠を取ってからミーティングに臨むことができました。
4)
成田の空港ラウンジが使える!
プレミアムエコノミーのチケットを持っていると、成田では新しくリノベートされた豪華な空港ラウンジを使用する事ができます。通常はビジネスクラスからしか使えないサービスなのでとってもお得。なんと成田の空港ラウンジではおそばやうどんも食べられるし、マッサージチェアまであるんですよ。オヘア空港では、ラウンジの代わりにレストランのクーポンがもらえます。
この他にも機内ではノイズキャンセリング・ヘッドフォンや、スリッパ、アイマスクなどが用意されており、普通のエコノミークラスに比べると全体的にかなりアップグレードな印象があります。また、チェックインも別カウンターが用意されており、とってもスムース。勿論搭乗も家族連れの次に優先してもらえます。おまけに成田では30kgまでの荷物一つを自宅まで無料宅配までしてくれます。
結論:
サービス的にはさすがは日系航空会社というだけあって、CAさん達の細やかさも行き届いています。そういう意味では日系ならエコノミークラスでも十分という方にとっては追加料金を払ってまで乗る価値があるのか?と言われると微妙かも知れません。ただ、通常のエコノミークラスとのアメニティーや座席の心地よさには歴然とした『差』があり、エコノミークラスに毛が生えた程度と考えていると正直驚かされます。実際、名称こそプレミアム・エコノミーとなっていますが、完全に別のクラスと考えた方が良さそうです。「本当はビジネスで帰りたいんだけど、ちょっと。。。」という方にとっては間違いなくオススメできる『違い』があると私は感じました。
追加情報:
映画や音楽などの機内エンターテイメントは、以前は日本に到着する前に観るものが無くなってしまう事が多かったのですが、ANAでは2009年2月から国際線の機内エンタが超パワーアップ。なんと映画は全部で45本!テレビ番組も51本あり、今回は全部観切れませんでした。なんとテレビ番組にはあの「24」の第一シーズンが全部あったほど!日本に帰る前に「爆笑レッドカーペット」で最近のお笑いのツボを押さえる事が出来たので、久しぶりに会った友人達に「浦島太郎扱い」されずに済みました。