■総評:
第一位に輝いたのはStouffer’sのLEAN CUISINE Thai
Style Chicken。バジルの味が効いていて、チキンも柔らかくて美味。味のポイントであるレッドペッパーソースがココナッツミルクと絡みあい、ピリッと甘辛くまろやかに仕上がっているけど、もう少しご飯の量が多いと満足かも。パッケージはお洒落で購買意欲をそそられるデザイン。それにしてもこんなフレーバーもあるんだという事に一番ビックリしました。
第二位には意外とあっさりしたWeight Watchers のSmart
Ones Lasagna Florentineがランクイン。見た目はクドそうに見えましたが実際は味が薄めで、ちょっと水っぽい感じ。具はチーズ、ソース、野菜とちゃんと入っていますがズッキーニの歯ごたえがイマイチ。
三位に入ったMichelina’sのMeatloaf and Gravy
with Mashed Potatoesは、ミートローフと言うよりも、ハンバーグとして食べたら美味しいかも。第一印象はとてもシンプルで質素。味はまあまあという感じ。添えられているポテトは水っぽくて少し味にクセがあるので、ミツワやテンスケで売っている冷凍ご飯と食べた方があいそう。
元祖スワンソン兄弟の名を冠したSwanson Classic Fried
Chickenは第四位。お肉が骨付きなのは意見が分かれるところ。取材班の意見は「食べにくいので骨なしにして欲しい」。しかも、コロモがクリスピー過ぎて噛み切れず、コーンもカタい。でもバター風味の効いたポテトは素材の味がそのまま出ていて美味しい。
Stouffer’sのSwedish Meatballsは第五位で、柔らかいミートボールは子供には受けそうですが、パスタが茹で過ぎていてパサパサ。サワークリームソースは見た目の色の悪さに反して、コクとうまみが上手に主張している美味しいフレーバーに仕上がっています。
第六位のVan de Kamp’s Seafood Mealsは白米とワイルドライスが混合し、程よい食感を残して炊かれている点は高評価。グリーンビーンズやニンジンも歯ごたえの残る良い具合に茹でられているし、他商品に比べて実物に一番忠実なパッケージイメージにも好感が持てるものの、メインの魚がモサモサしていて、少し臭みがある点が減点対象。ただし、バターソースでなんとかカモフラージュされているかなという感じ。
そして最後に、第七位のBanquet Mexican Style Enchilada
Combo Mealはライスが硬過ぎ。エンチラダの皮も硬いし、2種類の味であるビーフ&チーズはどちらも工夫がなくて単に辛くてしょっぱいだけ、と厳しい点数評価でした。
時間に追われている時や、作るのが面倒な時などの対策として利用したいTVディナーですが、なかなか満足できるものに出会うのは難しそう。でもアメリカは冷凍食品の宝庫!きっと美味しいTVディナーに出会えるはずです!是非貴方もご自分の口に合う一品を探してみてください。