遠い日本に残してきた家族や恋人の事を思ってホームシックになっちゃう事ってありますよね。デジカメが身近な昨今では写真をメールに貼り付けて送る事で多少の安らぎにはなりますが、やっぱりもっと身近に感じたい!そこで最近巷で話題のIM(インスタントメッセンジャー)を使ったビデオ電話を『試して』みました。
●ところでIM(インスタントメッセンジャー)って何?
え〜?!IMも知らないの?おくれてる〜!っと言いたいところですが、私もこの記事を書くまでは全く知りませんでした(笑)。IMというのはYAHOOや、MSN、AOLなどでも行っているサービスで、まあ、簡単に言うとチャットのようなものなのですが、一番大きな違いは相手(例えば貴方の家族や友達)がオンラインになっているかどうかが分かる事です。ですから、相手がオンラインだと、直ぐにチャットが始められますし、マイクやヘッドフォンを使用しての音声コミュニケーションや、ウエブカメラを使用した動画コミュニケーションなどが可能になるわけです。
IMをはじめるにあたって特別な機器は必要ありませんが、動画コミュニケーションを行うには最低でもDSLかケーブル程度の高速インターネット接続が必要です。
細かい機能については各サービス元にお問い合わせください。
●ウエブカメラを使用したビデオ電話をするのに必要な環境
上にも記しましたが、ダイアルアップではあまりにも遅すぎるので、無理です。最低でもDSLかケーブル程度の高速接続が必要です。コンピューターのスピードはペンティアムII(400MHz)ほどもあれば良いでしょう。最近のウエブカメラは殆どがUSB仕様なので、USBポートは必要です。詳しくはウエブカメラを購入する時にREQUIREMENTを参照してください。
●まずはウエブカメラを買ってくる
BESTBUYやCOMPUSA、CIRCUIT
CITYなどの電化製品専門店で60〜150ドル程度で入手できます。最近では色んな種類が出ていますが、ズームは付いていた方が良いでしょうが、それ以外の機能は大して大きな問題では無いでしょう。住むトコ.COMでは大手メーカーのLOGITECH社のQUICK
CAM ZOOMを購入しました。
買って来たら、インストラクションに沿ってインストールしましょう。
●次にYAHOOのIMに加入する
今回は日本との交信が主ですから、日本語のIMに加入する事にしました。特別YAHOOのサービスが良いというわけではありませんが、フリーであるという事と、簡単であるという事で選びました。勿論日本の交信相手も同社のIMに加入しなくてはいけないので、確認しましょう。また、日本語のIMに加入するにはウインドウズが日本語環境でなくてはなりません。
YAHOOのIMに加入するにはYAHOOのメンバーにならなくてはなりません。これもフリーのサービスです。
▼YAHOOのメッセンジャーのページ
●日本の人と交信する
さて、ここまで出来たら早速テレビ電話を開始しましょう。狙い目は日本が夜で、こちらが朝の時間でしょうか?カメラに映るわけですから寝巻きではできませんよね。髪も整えたりと結構面倒(笑)。交信に関する詳しい設定や、相手に自分がオンラインになった事を教える手段などについてはYAHOOのページを参照してもらうとして(ステップ・バイ・ステップで説明しているので非常に簡単です)試してみた結論を述べる事にしましょう。
1)結構楽しめます:うまく繋がってお互いの動画が画面に出た瞬間は素直に感動します。私は両親との年始の挨拶に使用しましたが、年老いた母親の顔が出てきた時にはちょっとセンチな気分にもなりました。
2)画像は小さいですが、画質は悪くありません:サイズはもう少し大きくなるといいな〜とも思いましたが、画質は悪くありません。拡張機能を使うと更にサイズも大きくなるようです。
3)スピードはまだまだ:こちらはケーブル、日本はADSLという環境でしたが、画像はスムーズというには程遠く、スローモーションのような感じ。音声は聞こえる時は非常にクリアに聞こえるのですが、両方が同時に喋るとうまくいかない事があり、殆どトランシーバーのような感じ(音質は格段にトランシーバーよりもいいです)で交信しました。何度かやっているとイライラしてくるので、結局電話を使って動画だけを楽しみました。
4)カメラ映りを良くするには色んな手段があります:正面から蛍光灯を当てるなど、すると結構キレイ映ります。また、カメラは顔の上から当たるようにした方が痩せて見えるようです(笑)。
●注意点
ルーターやファイヤーウオールを使っている場合は上手く繋がらない場合があります。