●シカゴで買い物：Hoosier Mama Pie Company

あなたもこのお店の美味しいもの情報を掲示板で交換しませんか？

アメリカを代表するスイーツの一つにパイが挙げられますが、シカゴ周辺には意外とパイ専門のお店は少ないようです。今回ご紹介する「Hoosier's Mama Pie Company」は、そんなパイがメインの貴重なお店で、サクサクとした手作りのパイ生地にチョコレートやナッツ、フルーツなどをふんだんにつかった美味しいパイが目白押しです。デザート系のSweet Pieはもちろんのこと、お肉や野菜を使ったSavory Pieなども合わせると15種類前後のパイを扱っており、サイズはスライスと小さめのホール、そして大きめのホールの三種類があります。パイ以外にもメニューにはサンドイッチやサラダ、スープ、キッシュ、マフィンやスコーンなどもあるので、お茶だけでなく朝ごはんやランチにも利用するお客さんもたくさん見うけられます。イリノイ州に二店舗あるうちの、取材班が訪れたEvanston店はオープンキッチンを中心にした広々としたレイアウトで、キッチンからはパイ生地をドンドンと打つ音が聞こえたり、お店の人がフィリングを作っていたりと、とても活気があります。

今回はシグネチャメニューのパイを6種類と、人気のTurnoverをトライしてみました。

Banana Cream
	濃厚なのにフワッとしたカスタードクリームは、目に見てわかるほど沢山のバニラビーンズが入っています。スライスでもかなりのボリュームがあるのですが、バニラの風味とクリーミーな口当たりがとにかくよいので、食べる手がとまりません。
Chocolate Cream
	重量感のあるチョコクリーム・パイは、ダークチョコレートをふんだんに使ったチョコレートムースがとてもリッチ。甘さも控えめなので食べやすいですし、口の中でスッーと溶けていくような口どけのよさと、フワフワの生クリームのコンビネーションには虜にさせられます。
Oatmeal
	お店の人が勧めてくれたオートミールのパイは、黒砂糖を使ったキャラメル系のフィリングの上にオートミールをのせて焼いてあります。他のお店ではあまり見る事の少ない種類のパイなので興味がそそられましたが、フィリングがかなり甘いのとオートミールのネチッとした食感が独特なので、こちらは好き嫌いが分かれるかもしれません。
Apple
	ザックリと大きめに切ったリンゴの入ったアップルパイは、シンプルですが何度でも食べたくなる味わいです。リンゴは適度な酸味があるので思った以上にさっぱりとしていて、パイ生地のサクサク感とバターの風味がより一層引き立つようです。
Maple Pecan
	メープルシロップのフィリングにピーカンナッツをたっぷりとのせて焼いたメープルピーカン・パイは、全体的にとても甘いのですが、香ばしいナッツと風味のよいメープルの香りがクセになります。コクがあるのでコーヒーがとってもよく合います。
Turnover (Season's Flavor； Pumpkin)
	パイの次に人気があるというTurnoverにもトライ。今回のフレーバーは季節限定のパンプキンだったのですが、滑らかなフィリングは濃厚でまったりとしていて、カリッと香ばしいパイ生地がピッタリです。三角形の持ちやすい形なので、こちらは子供のおやつにもよさそう。
Pot Chicken Pie
	パイ生地にチキンポットパイを詰めた惣菜パイです。イートインする時には食べる前にもう一度焼き直してくれるので、パイの香ばしさとパリパリ感がアップ！また口当たりのよいホワイトソースでまとめたフィリングもしっかり目の味付けでメリハリがありますし、具材のポテトはホクホク、チキンは柔らか、そしてニンジンやグリーンピースの彩りもよくて大満足。サイドにつけたサラダはブルーベリーの果実が丸ごと入った甘酸っぱいドレッシングのおかげでサッパリとしているので、パイとのバランスもよかったです。Savory Pieにはこの他にPork Apple SageやRoasted Veggieがありました。

ちなみにクリーム系以外のパイは、店内で食べる時には焼き直してくれますし、追加料金を払えばアラモードとしてアイスクリームをトッピングすることもできます。また夜6時以降はお勧めのパイの中から3つのパイを選べるPie Flights（イートインのみ）もあり、そちらも人気です。ドリンクには地元のメトロポリタン・ブランドのコーヒー、お茶にはブラックティーやグリーンティー、それに日本人には嬉しいウーロン茶もおいてあります。

(10/24/2016)