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記録的な寒さとなった11月、中西部の寒さと共に異常な乾燥もやってきています。
湿度の高い国のDNAを持った私たちにはかなり厳しい冬の乾燥です。寒くなって急に体がかゆくなった手や唇が荒れてきた、髪のパサつき、フケが気になりだした。こんな乾燥による異変に、日本から来られたばかりの方は特に、長く滞在している方も大変な思いをしていると思います。そこで今回は頭皮の乾燥対策です。
頭皮のかゆみ、やフケの主な原因には
1.乾燥によるもの2 .シャンンプーによるもの3.加齢による皮脂と水分の変化に分けられます。
1.乾燥によるもの・・・頭の一部ではなくて、全体的にかゆい場合は乾燥による場合が多いようです。顔の皮膚と繋がっている頭皮は比較的敏感で乾燥するといろいろな刺激に弱くなり、いつも使っているシャンプーやスタイリング剤にも反応し、乾いたフケが出たりします。対策はなんと言っても水分保持力を高め、新陳代謝を良くするために血行を良く保つことです。
2 .シャンンプーによるもの・・・シャンプーの原因に関しては、2つに分かれます。シャンプーが合っていない場合と根本的なシャンプーの仕方が間違っている場合です。*シャンプー選びは1本に限定しないで、2〜3本を使い分けるのをお勧めします。髪のコンディションに合わせて1本(パーマ、カラー、ドライヘアなど)、頭皮のコンディションで1、2本(アミノ酸系、植物系、スカルプケア用など)です。基本的に低価格の物はあまり質の高くない石油系の界面活性剤を使っているので洗浄力が強く必要な皮脂分もとってしまい、その刺激でかゆみも発生しますから避けて下さい。アミノ酸系や植物系の界面活性剤を使用している物の方が頭皮にやさしいのでおすすめです。*シャンプーの仕方に関しては、学校で教えてくれることではないので、子供の頃からの習慣で洗い方や流し方が雑になっていると、フケやかゆみの原因となってしまいます。
正しいシャンプーのポイントは。
○シャンプー剤をつける前にぬるめのお湯で十分に予備洗い。
○ シャンプー剤を良く泡立てて、頭皮をやさしく包み込むように、指の腹を使ってマッサージをするように。
○ ぬるめのお湯で十分にすすぐ。
○ 毎日一回が基本ですが、冬の乾燥する時期は、乾燥肌の方など、肌質や年齢によっては1日おきにするなど体調にあわせて。
熱いお湯はより皮脂を取ってしまいます、またかゆいからといってゴシゴシ力を入れたり、爪を立てたりするのはよくありません。顔の皮膚と繋がった頭皮は敏感なのでやさしく洗って下さい。
3.加齢による変化・・・保湿成分の分泌も年齢によって変わってきます。髪の成長も頭皮のコンディションも新陳代謝、つまり血行です。血行の改善は頭皮のマッサージも大切ですが、ライフスタイル全般で、軽い運動を習慣づけることや肩こりの改善、バランスの良い食生活、タバコや飲酒を控えめになどです。それでも保湿が追いつかないほど中西部の乾燥はキビシイですから、頭皮用のローションやスカルプケアのオイルなどで補うことをお勧めします。
次回は、高品質のアルガンオイルを使ったボディケアでかゆくてたまらない体の乾燥対策です。
<Uni-hair>
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