|
昨年のクリスマス、2歳の息子を連れてサンアントニオに行ってきました。
サンアントニオはご存知の通り、映画にもなりました「アラモ砦の大激戦」で有名な地で、至る所にメキシコの雰囲気の漂う場所です。ダラスからブラブラと寄り道しながらドライブする事5時間、今回の宿泊地ハイアットリージェンシーに到着です。ハイアットリージェンシーはリバーウォーク沿いのホテル群の中では中央に位置し、リバーウォーク側の壁が前面ガラス張りになった、なかなか凝った建物です。
到着後、ホテルで落ち着く間も無く、我が家のやんちゃ息子に催促されて、早速リバーウォークを散策に出かけました。人工的に作られた川の両側には多種類・多国籍なレストランやバーをはじめ、メキシコ風のお土産屋さんが軒を連ねます。レストランの中でも特に多いのはやはりメキシカンレストラン。寒い季節でもリバーウォークではお店の外でお食事をするのが「おしゃれ」と言うと事で、溢れんばかりの人が川沿いいっぱいに置かれたテーブルについてお食事をしています。我が家でも、メキシカン好きな主人の提案で川沿いのテーブルで、遊覧ボートを見ながらマルガリータとファジータの夕食をいただきました。 各テーブルの周りには簡易式の背の高いストーブが設置され、又、レストランで用意されたメキシカンポンチョを防寒着にして、ボリューム満点の本場のメキシカンに舌鼓を打ちました。
食後は、食事中も目を爛爛に輝かして遊覧ボートを眺めていた息子に再びせがまれ、当然の如くのボ−トに乗る事しました。1周40分の遊覧ボートはリバーウォークの目玉で、ボート乗り場も沢山の観光客で賑わっています。しかしながら、便数は多く、殆ど待つ事のも無くボートに乗れました。長く船頭(?)さんをしている方の中には熊本県の球磨川で研修された方がいて、簡単な日本語も話せるらしく、アジア人の乗客を見つけると、相手構わずとりあえず日本語で話しかける方もいる様です。とにかく、船頭さんは流暢な説明と陽気なお話で乗客を飽きる事無く楽しませてくれます。それと同時に、我が家がボートに乗ったのはクリスバケーション時の夜だったので、川沿いには無数の赤・青・黄色等の鮮やかなライトが灯され、川面に映るライトの灯りと合さってとても幻想的なムードを醸し出していました。
ボートの中にはレストラン所有の物も有り、事前に予約をすればお食事をしながら遊覧を楽しむ事も出来ます。
翌日は早起きをして、ホテルのレストランでたっぷり温かいバッフェの朝食を取り、車で約20分のシーワールドに行きました。季節柄、当然ウォーターアトラクションを楽しむと言う訳にはいきませんが、10種類を超える様々な可愛い動物達のショーが観客を十分に楽しませてくれます。
中でも、観客達の大のお気に入りは、アシカとトドの探偵ショーと、クジラのショーです。アシカとトドの探偵ショーはドラマ仕立てのショーで、コミカルで愛らしいアシカとトドの仕草や動きが観客達の笑いを誘います。 又、クジラのショーは豪快なジャンプで観客達に大きな水飛沫をかけていて、我が家のやんちゃ息子も手を叩いて大喜びしていました。
その他にも、直接イルカに小魚の餌付けが出来たり、大水槽の中でのダイバーの餌付け等も有って、子供ばかりでは無く大人も十分に楽しめるような趣向がこらされています。
1日歩き疲れた大人のお客様には、ビールを無料で飲めるサービスも有りますので、お子様サービスに疲れはお父様お母様にも、つかの間の休憩をして頂けます。
夜は再びリバーウォーク沿いのレストランでお食事です。メキシカンレストランに次いで多いのがテキサススタイルのBBQのお店です。 巨大なソーセージ、ポークリブ、ビーフリブ等々と種類も豊富で、腹ペコのやんちゃ息子も大満足の夕食でした。食後はホテルの部屋からも見えていた、アラモ砦にクリスマスイルミネーションを見に出かけました。
閉館時間を既に過ぎていたので、砦内の見学は翌日に延ばして、砦前広場に飾られた巨大クリスマスツリーを見に行きました。ツリーには大小の可愛いオーナメントに混ざって、平和を祈るメッセージも多く飾られていて、大激戦で多くの命を失った遠い過去の出来事を僅かに垣間見る事も出来ました。
旅行最終日は前夜は入れなかったアラモ砦跡の見学です。 あまりの激戦だった為、実際に当時のままの建物が残っているのは一部分のみですが、歴史好きの夫は至る所で立ち止まっては展示品をしげしげと眺めたり、解説者のボランティアの方とも話が弾んでいました。
サンアントニオからの帰り道、僅かな時間でしたが「テキサス1」大きなアウトレットモール「プレミアム・アウトレットモール」に立ち寄ってしばしお買い物を楽しみました。
|