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何でもあって、何でもできて、常に何かが生まれている街がニューヨークです。5番街やSOHOまで行ってショッピングも良し、ヤンキーススタジアムで松井VS松坂のメジャーリーグ観戦も良し、マディソンスクエアーガーデンでNBAを見るも良し、その向かいの中央郵便局の階段で一休みするも良し、ミュージカルに浸るも良し。セントラルパークでぼ〜っと日向ぼっこするも良し。クラブで良い音を聞きながら踊り果てるも良し、皆さんはニューヨークでどんな事をしていますか?
私はニューヨークに行くとこれらを放ったらかしにして、1日中アートばかりを追いかけています。ニューヨークはいろんな才能が集まる場所。その中の1つにアートがあります。今回はそんなニューヨークのアート情報をお届けしたいと思います。現代美術と言われる時代が到来し、MoMAやGuggenheimと言った有名な現代美術館が立ち並び、ニューヨークはその現代美術の宝庫です。美術館内の常設展には、今まで学校の教科書や雑誌、テレビでしか見ることができなかった逸品が展示され感動を与えてくれます。私の大好きなアーティストの一人である、ドイツ人アーティスト、ゲルハルト・リヒターの原画を見た時には鳥肌が立ったのを今でも忘れません。企画展には人気アーティストの新作や、それらの現代美術館に評価された有望な新人アーティストの作品が展示されます。また、あまり行かれないエリアのクィーンズにもイサム・ノグチの彫刻庭園やPS1と言ったアートスポットがあり、グランドセントラル駅からMetro
Northに乗って1時間半ほどニューヨークを北に行けばBeaconと言う町があり、ここにもDia
Beaconと言う現代美術館があります。
また、若手アーティストから著名アーティストまで幅広く扱うギャラリーの数もニューヨークは群を抜いています。これらのギャラリーへはアメリカ国内を問わず、世界中から一握りのチャンスを得るためにアーティストが集まり、その作品やパフォーマンスの腕を競います。その中には私たちと同じ日本からのアーティストも数多く活動しています。Louis
Vuittonのバッグをデザインした事でも知られる、村上隆氏はこれらの日本人アーティストの代表格です。チェルシーやアッパー・イーストサイド、イースト・リバーを渡った地下鉄L線にあるベッドフォードやブルックリン・ブリッジを渡ったウォーターフロントには数多くのギャラリーが点在しています。
ショッピングをして、スポーツ観戦を満喫して、ミュージカルを見て、おいしいご飯も食べて、踊り果てた翌日は、ゆったりとアートに浸って見ませんか?
私は朝から晩までアートを見ているだけで、お腹いっぱいになり、気分転換もでき、新しい発想も沸いて来ます。
みなさんも是非、1日できたその日はアートを探しに行ってみて下さい。好きなアーティストの作品を探すも良し、ぶらっと若手アーティストを扱うギャラリーに入るも良し。現代美術が自由な美術なら、見方も自由です。そして、そんな夜にはフィリップ・スタルクがデザインしたHudson
Hotelやデザイナーズホテルの名門W Hotelsに宿泊して最後までアートな気分を過ごして下さいね。
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