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寒いシカゴの冬、気分は常夏のビーチリゾートって方も多いのでは? そんな中、冬のヨーロッパに行かれる方が近年急上昇! それもそのはず、何と言っても航空運賃が格安! 冬のヨーロッパは夏の開放感はないものの、クリスマスシーズンに向けて街々のデコレーション、イルミネーションがとっても綺麗。そんな訳で冬こそお勧めのヨーロッパをご紹介します。
イタリアやフランスなどに比べて派手さはないものの、ベルギーはとっても魅力的な国。観光名所を周ると言うより、ベルギーが持つ独特の雰囲気を楽しむと言った方が良いかもしれません。ベルギーは沢山の国際列車が乗り入れていますので、一週間でベルギーと他一ヶ国を回るなんて欲張りな旅も叶います。
首都ブリュッセルには市庁舎や大聖堂などの観光もさる事ながら、日本人に取って一番有名な名所はやっぱり『小便小僧』。実は意外にも普通の街角にぽつんと佇む像で、一部の旅行通には冗談で『世界3大がっかりの一つ』なんて不名誉な噂もある位。やはりベルギーを楽しむには地方に足を伸ばすに他ありません。その中でも特にお勧めはブルージュ。運河で囲まれた街は正に芸術で中世にタイムスリップしたかの様で、古い町並みと水とのコントラストに言葉を失います。ブリュッセルから北へ列車で40分の画家ルーベンスゆかりの地、アントワープも忘れてはいけません。ルーベンスと聞いてピンと来ない方も、『フランダースの犬』のネロ少年が最後に見たいと言ったノートルダム大聖堂の絵画と言えばお分かりでしょうか。他にもレンタカーで回る古城巡りの旅などベルギーの魅力はつきません。
ベルギーは食通の方には特にお勧め。北からは新鮮な魚介類、内陸からは日本人に取っては珍しい野鳥、野うさぎ、鹿などが入ります。日本人の口に合った繊細な味はやみつきになること受合い。その他、ビールやワッフル、チョコレートなど美味しいものが町中に溢れています。
さてこのコラムを読んで旅をしたくなったあなた、次回の旅行はベルギーで決まりですね!
得々情報:航空運賃が下がるのは11月〜3月の間。中西部からはシカゴからブリュッセルに直行便が運行しています。冬場には300ドル台なんて嬉しいセールが出る事も。ただし希望のフライトに空席が十分ないと最安値は取れないため、週末の移動は出来る限り避けましょう。ヨーロッパではカーニバルなどのお祭りの時期に当たるとホテルの確保が大変難しくなります。飛行機は取ったけれど泊まるホテルがない、なんて事にならない様に信頼ある旅行会社に相談しながら計画を立てましょう。
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