本誌の風物詩とも言える読者座談会も今回でなんと13回目。これまで主婦座談会、ママさん座談会、サラリーマン座談会など色んな方々にお集まり頂いてシカゴの耳より情報をご提供頂きましたが、今回は原点に立ち返って、13年前の第一回と同じ『グルメ座談会』と題して、食べ歩きやお料理が大好きな6人の参加者にお集まり頂きました。今回の進行役は住むトコ.COMのフードライターであり、ご自身も料理教室を主催するほどのグルメであるMさんにお願いしました。
今回の座談会は、ウッドフィールドにある、ボーリングやゲームに興じながら美味しいお食事が楽しめる事でも人気の『LEVEL257』の一室をお借りして開催しました。参加者の方々からはフラットブレッドやケールサラダの美味しさが話題になってました。
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参加者リスト(仮名) |
スミスさん: |
シカゴ生活14年の元キャリアウーマン。一年前にお仕事を辞めてからはご主人の趣味を応援している優しい奥さまです。
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山本さん: |
イギリス駐在を経て、シカゴは3年目。お料理とゴルフがなにより大好きで、現在資格を取得する為猛勉強中。お酒にマッチングさせたチョコレートを食べるのが至福の時なのだそうです。 |
鈴木さん: |
シカゴ在住6年目。生粋の食いしん坊を自負し、大好きな食べる事&作る事を楽しみながら専業主婦生活を満喫中。趣味は乗馬とゴルフ。 |
町田さん: |
シカゴ生活はまだ1年だが、食に敏感な彼女の趣味は友達との食べ歩き。お料理の興味は多国籍で、最近は中近東のお料理の味にはまっているのだとか。
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黒田さん: |
シカゴは1年半。毎日の英会話レッスンの合間に友達との食べ歩きに勤しむ。食べる事以外にもクラフトやパン作りなども好きで色々とチャレンジ中。
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石橋さん: |
シカゴ駐在は2度目というベテラン。今回の駐在では子供が増えているので子供と一緒に楽しめるようなお店を新しく開拓中。 |
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★お勧めのレストランについて
住む:本日は、皆さんお集まり頂きありがとうございます。事前のインタビューでもかなり色んな所を食べ歩いておられると伺っておりますので、是非そんな中から特にお勧めのレストランを教えていただけますか?では、早速ですがスミスさん、お休みの日にはご主人と一緒に色んなお店をお探しになるのがお好きだそうですよね。
スミス:はい。私の主人はクラフトビールが好きなので、クラフトビールに合う料理を出すお店をさがしていたんですが、意外と身近な所でみつけました。アーリントンハイツにあるClementi'sっていうお店なんですけど、オーナーの息子さんが自ら色んなブルワリーに足を運んでじっくりテイスティングして気に入ったものだけを厳選して出している所で、面白いビールや珍しいビールを殆ど趣味感覚で仕入れているんです。
住む:へ〜、そこのお料理がクラフトビール好きな旦那さんのお眼鏡にかなったと。
スミス:はい、とにかくビールにあうピザが多くて気に入っています。中でもマルゲリータがお勧めです。
住む:最近はアメリカでもこだわった厳選ビールのセレクションを美味しい料理で楽しませてくれるお店が増えましたね。
スミス:そうですね、そういう意味では、リンカンスクエアにあるForkというお店もそのカテゴリに入ると思うんですが、あそこはビールだけではなくてワインにも力を入れているので、ワイン好きな方と一緒の時に重宝します。例えばチーズプレイト一つをとってもワインとビールの両方に合うチーズがちゃんと用意されていて、いいんですよね。
住む:Fork、いいですね。あそこのシャルキュトリ(保存を目的に豚肉から作られるハムやサラミなどの加工食品)が好きです。ダックのプロシュートとか他の店では見かけないものも多いですよね。それでは黒田さんはいかがですか?
黒田:最近、夫が連れて行ってくれたお店でTRUというお店がダウンタウンにあるんですが、雰囲気も良くってとってもお洒落なフレンチフュージョンといった感じでした。そのお店の料理が日本の影響を程よく受けているみたいで、バターソテーが出汁と合わさっていたり、器も和食器を使っていたりという感じで驚かされました。
住む:確かTRUのメインシェフのマーティンさんはシカゴのシェフオブザイヤーにも選ばれてましたよね。和風素材を使ったプリフィックスがお得意のようですよ。
黒田:なるほど、そうだったんですね。食材だけでなく、お椀などにも和をあしらっていたりしてとっても気に入りました。あと、純和食という意味ではKatsuというお寿司屋さんがお勧めです。
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TRU |
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Tanta |
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Peri Peri |
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Kikis Bistro |
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Lao Sze Chuan |
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Baffo |
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Forno Rosso |
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Grumpy Goat Tavern |
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Shake Shack |
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Mastro's |
住む:KATSUさん、いいですよね。最近では少なくなった日本人の職人さんがオーナーもおつとめになっているお店です。どんなものを食べられましたか?
黒田:とにかくお寿司が美味しかったです。おそらくですが空輸で仕入れた鮮度の良いお魚をつかってるんだと思います。でも、お寿司だけでなくアペタイザーも何を頼んでも美味しかったです。食器もアンティークを使っていたりして色々こだわりを持っておられるようでした。ビールも地元産が多く、ハーフエイカーのデイジーやポニーなどもありました。
住む:KATSUさんのお料理にはファンが多くて、シカゴを訪れる有名スポーツ選手の中にも必ずKATSUに顔を出すという人もいるそうですよ。
鈴木:KATSUさん、いいですよね。あそこは、お酒が持ち込めるBYOBなのも気に入っているポイントです。
住む:BYOBだといつもよりも少しお値段が高めのお料理でも躊躇なく頼めますよね(笑)。町田さんは如何ですか?確か事前インタビューでは、かなり面白いエスニックなお料理がお好きだと仰ってましたが。
町田:確かに私の行くお店はちょっと変わってるかも知れません。例えば、ペルー料理のTantaというお店がダウンタウンにあるんですが、ここは本場ペルーにあるお店の姉妹店なので味は間違いありません。日本人の方の中には南米料理に抵抗がある方もおられるかもしれないですが、カルパッチョみたいな料理もあって意外と日本人の口にも合うんですよ。
山本:たしか、ペルー料理って最近日本でも注目を浴びているみたいですよ。お酒も美味しいみたいですね。
町田:ペルーのお酒だと、ピスコサワーというのがあるのですが、これは甘めのお酒で、ココナッツと柑橘系が入っていてお勧めです。アメリカでもペルー料理は人気が出てきているので、ここはいつも混んでいますから予約をした方がいいですね。
住む:へ〜、ペルー料理はまだ試した事がないです。ペルーと言えば今年は大統領選に日系人の方が出馬しておられるみたいですし、話題性もありますね。その他にも面白いお店でお勧めはありますか?
町田:ウエストループにあるNandos
Peri Periはアフリカ料理とポルトガル料理のお店で、看板メニューのぺリぺリ・チキンが世界的にも有名なお店です。ペリペリ・チキンは辛さを調整できるのですが、焼き方といい、味の染み込み方といい、とっても美味しいですよ。あとは、カジュアルフレンチのKikis
Bistroがリバーノースのちょっと北の方にあって、あそこはカモ肉料理が凄くホロホロしていて美味しいです。エビの前菜をはじめ他のお料理も美味しかったですね。
鈴木:両方ともお店の名前が可愛いですね。私もお勧めのお店は沢山あるんですが、チキン繋がりということで、四川料理のLao
Sze Chuanはどうでしょう?チャイナタウンとダウナーズグローブにもありますが、あそこのチキンの唐揚げも辛さを調節できるし、とにかく美味くてお勧めです。
住む:やっぱりLao Sze Chuanはグルメの方々の間でも人気が高いんですね。メニューの数も多いですが、何を食べても外さない美味しさと『辛さ』で有名ですよね(笑)。あそこもカモ料理が美味しいですね。他にもありませんか?
鈴木:イタリア料理なんですが、リトルイタリーへ行かなくてもループにもTopo
Gigioという美味しいお店があります。ご存知の方もおられると思いますが、お店の名前は有名な漫画のキャラクターにちなんでいます。とにかくメニューが豊富で、お値段もそこそこなのが嬉しいお店です。アペタイザーの盛り合わせが有名だったり、パスタもちゃんとアルデンテで出てきます。あと、パスタで思い出しましたが、食料品店のEatalyの中にあるパスタ屋さんもちゃんとアルデンテでパスタがでてくるので知られていますが、系列店のBaffoというお店があるのをご存知ですか?イータリーが直接経営しているフォーマルダイニングのお店なんですが、なかなかの高級店なので特別な日に使いたいお店です。とにかく出されたものはどれも美味しくて、おまけに素材はどれもイータリーで買えるものだけを使っているというのもいいんですよね。
一同:へー、それは知りませんでした。是非、行ってみたいですね〜。
鈴木:あともう一件だけイタリアンを紹介させてください。Forno
Rossoというハーレムアヴェニューにあるお店なんですが、スタッフは全員イタリア人で、本場のナポリピザが食べられます。味は勿論なのですが、日本人好みのモチモチ系の生地やパリパリ系の生地もあるお勧めのお店です。
山本:さすが皆さん、色んなお店をご存知ですね。私は食べる事も好きなんですが、ゴルフが趣味で、シーズン中は殆ど毎日ゴルフをしています。そこで、食事が美味しいゴルフ場というのを考えてみました。まず、Makray
GolfにあるOak Terrace Grilleは、重厚な作りのレストランで食事のためだけに来る方も多いアメリカ料理のお店です。サンドイッチが美味しくって他の料理もどれもはずれがありません。テラス席から良く手入れされているゴルフコースが一望できるので、日本からのお客様をお連れすると雰囲気プラス食事で喜んでもらえます。あと、シャンバーグゴルフ場のレストランのChandlers
Chop Houseもランチが人気で、一番のお勧めはイカのグリルなんですが、これは日本人の方のウケがとてもいいです。簡単に言うとイカ焼きリングなんですが、塩味以外の余計な味付けをしていないシンプルな香ばしさとプリプリ感がたまらないんです。あと、大人数で行った時に皆で色々な種類を少しずつ楽しめるVIPプレートがあってそこにはリブフィンガー、コリアンスタイルフィレミニヨン、チキンフィンガー、それにディップなど沢山種類が盛り合わせになっているのでみんなでシェアすると楽しいです。
住む:日本から親戚が来た時に旦那さんはゴルフをするけど、奥さんや子供は。。。なんて事もあったりするので、そんな時にも使えそうですね。他にもありますか?
山本:もう一軒はザ・ハイランド・オブ・エルジンゴルフ場内にある南部料理レストランのGrumpy
Goat Tavernというお店なんですが、サイドに出てくるパンがコーンブレットだったり、クレオール料理やジャンバラヤがあったりとシカゴ郊外近辺では珍しい南部料理が食べられて面白いです。
住む:南部料理いいですね。私もコーンブレッド好きなんですが、エルジンにあるとは知りませんでした。それでは石橋さんは如何ですか?ファストフード的な気軽なお店も読者にとっては良い情報だったりするようなんですが。
石橋:先ほど、日本からお友達が来た時のお話をされてましたが、恵比寿に出来たShake
Shackは日本だと2時間待ちらしいんですが、シカゴだとあまり並ばずに入れるので喜ばれますね。
黒田:スコキーのOld Orchardの中にも出来たのでダウンタウンに行かなくても良くなりましたね。あそこのバーガーはとにかくお肉の美味しさとバンズとのバランスが絶妙ですね。私は中でもポテトパンのバンズが大好きです。あと、Shake
Shackというとシェイクが人気ですが、意外とレモネードもお勧めです。
スミス:あと一つお勧めのレストランがあるのですがいいですか?Mastro’sと言うステーキハウスなんですが、ここが凄いのは、通常テーブルに一人づつ付いてく下さるサーバーさんが、人数が多いと3〜4人付いてくれて、皆一緒にお肉を食べられれる様にサーッと持って来てくれるんです。だからお皿の上でステーキがまだ熱々でジューッと音を立てているのを頂けるんですね。
住む:あ、それはいいですね。私も有名なステーキ店でも先にお肉が仕上がっているのに他の料理が出来るまで一緒に持ってこないのが気になってたんですよ。絶対少し冷めてしまっているプレートがありますものね。それにしても3〜4人のサーバーなんてすごいサービスですね。
スミス:そうですね、サービスの良さが際立っていると思います。お酒も一杯頼むと口直しのチェイサーがついてくるなど、昔ながらのサービスなんだろうな〜っという感じで、大切なお客さんをお連れするのにも安心していられます。
★デザートについて
住む:それでは一通り皆さんにレストランの話をして頂いたので、次はデザート系やカフェの情報を教えて頂けますか?
石橋:郊外の方は皆さんご存知だと思いますが、最近はロゼール沿いのHマートの並びに出来た韓国系のパン屋さん、Tous
Les Joursの店内カフェで友達とお茶をしたりしてます。
住む:そのお店は以前グレンビューにあった時に座談会でも一度話題になった事がありました。あの時は知る人ぞ知るという感じでしたし、なかなか生活圏外だった人も多かったようですが、シャンバーグに出来たことでぐっと身近になりましたね。
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Tous Les Jours |
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Julius Meinl |
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Leonidas |
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Cocoa Bean |
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Amorino |
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Alliance |
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澤田珈琲 |
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The
Allis |
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Heinen's |
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Ambrosia |
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La
Maison Du Chocolat |
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Mariebelle |
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Jolane's |
石橋:ですよね。子供中心に買い物をしているのでクリームの上に苺が乗ったパンを買ったり、先日はお友達のお誕生日会でケーキを買ったりしてみたんですが、種類もとっても豊富な中から選べるし、クリームも甘すぎず美味しいんですよね。デザインもシンプルで可愛らしい感じが良かったです。
黒田:あそこは韓国でも有名なパン屋さんで、アメリカでも何店舗かあるんですが、あのお店の広告塔になっている俳優さんが韓国ではとっても有名な方なので、韓流好きの私にはたまらないんです。(笑) 韓国人の友達からもこのパン屋さんがお勧めだと教えてもらいました。
住む:郊外も少しづつですが、色んなお店が増えてきましたね。ダウンダウンではどうでしょう?
スミス:ありきたりかも知れませんが、私がお勧めするのはJulius
Meinlです。ウィンナーコーヒーが美味しく飲める事で有名ですよね。ケーキも何種類かそろっていて、私はブラックフォレストケーキが大好きです。チェリーが入っている真っ黒なチョコレートケーキなんですが、甘くなくてチョコレートの風味がふんだんに入っていて。。。ごめんなさい話しているだけで笑顔になっちゃいます(笑)。他のケーキも甘すぎずイイ味をしていて美味しいんですよ。
住む:思い出してニヤケル程美味しいんでしょうね。
スミス:あとは、エバンストンにあるHoosier
Mama Pie Companyのバナナクリームパイもお勧めです。クリームとバナナがトロッ〜としていて美味しいんですよ。サイズも工夫されていて、ホールサイズともう少し小さいホールサイズと売っています。
鈴木:えー、それなら自分一人用のホールで食べられそうですね。
黒田:スイーツだと、エルクグローブにあるベーカリーでテンスケさんの横にあるJarosch
Bakeryは昔から日本人の間でも人気がありますよね。私はあそこのチーズケーキローフ、キャラメルピーカンローフが気に入ってます。限定品なので、毎日あるわけでは無いので、来店した時にあると嬉しさが増します。あともう一件は、ベルギーチョコレートのLeonidas。日本にもあるブランドで、チョコレートしか売ってないんですが、シカゴではダウンタウンとノースブルックに2店舗あって、そこにはカフェが併設されています。チョコレートは勿論なんですが、何気にクレープも美味しくて、あとミルフィーユもお勧めです。
住む:あそこはベルギー・ワッフルも美味しいですよね。チョコレートもお手頃価格で豊富な種類が揃っていてお土産に喜ばれます。
黒田:郊外だと、少し遠いんですが、ジェネーバにあるCocoa
Beanというお店のケーキが甘過ぎず美味しいのでお勧めです。もう一軒はダウンタウンのお店なんですがAmorinoと言うイタリアンジェラートのお店です。ここはジェラートをバラの形にシェイプしてサーブしてくれるんですよ。
スミス:え!スクープしてコーンに乗せる時にバラの形みたいにしてくれるんですか?カワイイ!
黒田:そうなんですよ、最初に好きなコーンを選んで、それから好きなジェラードを、『これとこれ』みたいな感じで選んでいくと、それを一枚ずつ花びらのようにくっつけていってくれるので、最後にはお花の形に出来上がるんです。
住む:一枚ずつフレーバーを変えられるってことですか?それは嬉しいですね。
黒田:この間食べた時は、数えたら花びらが9枚あったので9種類位は選べると思います。場所はダウンタウンに2店舗ありウォータータワーにもありました。もう一つのお店はダウンタウンにあるAllianceというペイストリーのお店で、ここで食べたマカロンがアメリカで食べた中で一番美味しいと思いました。シカゴで出会ったマカロンは、ヨーロッパのものと比べるとジャムが入っていたりしてガッカリする事が多かったんですが、このお店のはちゃんとしたクリームが入っていて美味しいです。店内で食べる事ができるスペースもあるし、ケーキなんかも置いてあるんですが、他のスイーツは何故か激甘なアメリカンテイストなので、いつもマカロンだけ食べたり、家に持ち帰って食べています。
住む:アライアンスっていうとウィッカーパークにあるお店が有名でしたが、仰っているのは、あそこの二号店の事ですね。
町田:私もAllianceのマカロンが一番美味しいと思います。あとHigh
Five Ramenの上に日本人オーナーの澤田珈琲(Sawada
Coffee)というカフェがあるんですが、あそこの抹茶ラテが美味しいです。倉庫を改装した様なお洒落なお店の雰囲気がとっても好きでよく行きます。一見オープンしてるのかすら分かりにくい外観なんすけどね。デザートもいくつか置いてあるのですが、中でもDoughnut
Vaultのものが何種類か置いてあってそれも美味しかったです。
鈴木:澤田珈琲いいですよね。ラテアートで世界一になった事もある澤田さんのお店がアメリカに出店する事になったと聞いた時、てっきりニューヨークなんだろうなって思ってたんですが、シカゴだと聞いてびっくりしました。お店も、「えっ?」、ここにあるの?みたいた意外性のある場所なんですよね。
住む:澤田珈琲さんにはまだ行けてないんですが、最近新聞などメディアでもよく取り上げられていますね。
鈴木:で、今お話に出た澤田珈琲の向かいにSoho
House Chicago Hotelがあるんですが、その下にあるThe
Allisっていう雰囲気の良いお店があるんですが、そこのパンもとっても美味しいんです。
住む:あの、シャンデリアがあるお店ですね。あそこは優雅でいいですよね。最近アフタヌーンティーができるホテル系のお店が減っている中で、あそこは素敵なハイティーを毎日3時から5時の間やってくれるんですよね。アフタヌーンティーなんて名ばかりでティーバッグを使うお店なんかもありますが、ちゃんとルーズリーフティーを丁寧に入れてくれるのでお茶派の私としても大好きなお店です。
町田:Allis、私も好きです。あそこは本当に雰囲気が素敵なので、午後のちょっと一息なんていう時にピッタリですよね。パンはまだ食べた事が無かったので、今度ためしてみます。
鈴木:Allis、ファンが多かったんですね。でもほんと、あそこのパンは絶品だと思います。パンというと、最近だと普通のグローサリーでもそこそこ美味しいバゲットが手に入るようになりましたが、私の一押しはバーリントンにあるHeinen'sというグロッサリーのバゲットです。本当はEatalyに毎日買いに行きたいところなんですが、さすがに郊外からだとそれは無理なのでHeiren'sにはお世話になっています。
住む:Heiren'sって面白い物が沢山売ってる素敵なお店だと聞いたことがあります。グロッサリーについては後半でまとめてお伺いしたいと思いますのでお願いしますね。他にスイーツのお店ではどうですか?
鈴木:スイーツだとサウスバーリントンにあるThe
Arboretumというモールの中にあるチョコレート専門店、Anna
Sheaなんかどうでしょう?タレントのオプラさんのお気に入りと言うだけあって少しお値段高めですが、プラダなどのオープニングでお土産としても使われたりしているので、贈り物としても喜んでもらえます。何より美味しいですし。あとは、Ambrosiaもいいですよ。バーリントン周辺の地元の人達から愛されていて少し高級な感じのお店ですが、とにかくデニッシュ系が美味しいです。
住む:Ambrosiaのデニッシュはファンが多いみたいですね。ところで、さっきドーナツ・ヴォルトの話になりましたが、身近なところでドーナツ屋さんでお勧めの所はありませんか?
鈴木:郊外だとDounut
Dropなんかどうでしょう?甘くない小さいドーナッツのお店なんですが、サイズ感も甘さも日本人好みだと思います。
山本:私はどちらかというと辛党で、甘党というわけではないんですけど、チョコレートだけは大好きなので、お取り寄せでよく購入しています。その中でもLa
Maison Du Chocolatのシャンパントリュフは自分へのご褒美や、お酒のおつまみとしてよく買っています。あと、ニューヨークのチョコレート屋さんのMariebelleのも好きです。専門店のチョコレートって少しお値段がはりますが、お取り寄せだと自宅にいながら好きな時に楽しめるのが嬉しいです。
住む:確かにお取り寄せだと自分の好きなコーヒーと一緒に楽しめるのもいいですよね。カフェでペイストリーを食べる事を考えると何だかんだでコストパフォーマンスがいいかも知れませんね。
鈴木:すいません、もう一軒忘れてました。グレンビューにJolane'sっていうカフェがありますよね。あそこのランチがとっても美味しいです。特に私はパニーニが好きなんですが、スイーツもいいですよ。
住む:Abtと言う大きな家電屋さんの敷地内にあるカフェですよね。あれって創業者の奥さんのお名前なんだそうですが、そういう背景もあってメニューにはオーストリア系ハンガリー人の彼女の想いがふんだんに込められているんだそうですよ。かなり女性を意識したお店ですよね。でも、あのお店のおかげでご主人の家電屋さんめぐりについていく奥さん方が増えたとか(笑)。ちなみに、あそこで売っているペイストリーの中にはさっき紹介されたジュリアス・マイネルのものも多いし、コーヒーと紅茶も殆どジュリアス・マイネルのものをつかっているので、郊外の方もわざわざシティーに行かなくても楽しめるんですよね。
★お土産について
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John Masters Organics |
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John Masters Organics |
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Trader Joe'sのお菓子 |
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住む:それでは次に、日本に一時帰国する時のお土産についてお伺いしたいのですが。
黒田:私はJohn Masters
Organicsをいつも買って帰ります。日本だとアメリカの3倍程するみたいです。
住む:ああ、ユニヘアさんで使っているブランドですね。
黒田:そうです。あそこのブタ毛のブラシはお手頃なお値段で買えるんですが、使うと髪に艶が出るので喜ばれます。それに、ばら撒き土産としてもリップクリームがお手頃です。オフィシャルサイトではアースデーとブラックフライデーの年2回25%オフになる時があるので大量購入して買い置きしています。
町田:定番ですが、Trader Joe'sのお菓子は喜ばれますね。最近だとマシュマロをダークチョコレートでコーティングしたものが好評でした。それから、スパイスはグラインダー付きが便利みたいです。なかでも冬に限定販売されるトリュフの粒が入ったお塩は人気ですね。
住む:トリュフ入りのお塩は毎年缶のデザインが変わるのもお洒落ですよね。正味期限が長いので取り置き出来るし、見つけたら即買いです。
山本:お塩と言えばLawry'sのお塩にはフレーバー付きもあってお勧めですよ。
鈴木:私はフレーバーコーヒーですね。特にPanera
Breadのヘーゼルナッツフレーバーをスーパーで買って、それをエコバックに入れて渡すと喜ばれます。
石橋:私もエコバックに入れて渡していますが、最近だとWhole
Foodsの保冷バックが人気ですね。「運動会で使ったら周りの人に羨ましがられた」、なんて言われると嬉しいですよね。
住む:Whole Foodsの保冷バックはシカゴとかお店の場所名が書いてあるのもスペシャル感があっていいですよね。
黒田:あれって、季節によって色も変わるんですよね。夏だとブルー系、秋だと茶系やボーダーとかチェックだったりして可愛いんです。
山本:私は自分でも良く食べてるTrader
Joe'sのスモークドヘリングと言ってニシンの缶詰を買います。臭みも無く美味しく色々な料理にアレンジ出来るし、お手頃価格なので私の回りのお友達には人気です。
スミス:ウッドフィールドモールに100%Pureと言うコスメのお店のOrganic
Coffee Bean Caffeine Eye Creamというのがあるんですが、それを使ったら私は目のクマが薄くなったので母親に買って帰ろうと思っています。化粧品にしてはお値段もお手頃なのもいいんです。購入品を可愛いオリジナルのエコバックに入れてくれるのでそれもお土産に出来そうです。
おっと、まだお土産情報は半分もいっていませんが、ここで前編の紙面がオーバーしてしまいました。さすが皆さん色々な情報を良く知っていらっしゃいますね。話題性もあるし、美味しそうで試してみたい、行ってみたいお店ばかりでした。まだまだ続くグルメ座談会、来月の後編もお楽しみに!
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