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シカゴのエンターテイメント雑誌としてお馴染みのぷれ〜り〜誌を発行しいるMGAのご好意で住むトコ.COMにぷれ〜り〜誌のバックナンバーを掲載させて頂いております。
2009年11月
えっ!そんな日あったの? アメリカの 年間行事を知ろう!


ご近所さんがみなで緑のシャツを着ている時に「なんの日なの?」と悩む事なく、胸をはってアメリカ社会に入り込むためには、地元で行われているシーズナルなイベントにどんどん参加、”郷に入れば郷に従え”の精神です。「えー、どうしてそんなどうでもいい記念日があるの?」なんてご意見も出て来そうですが、まずはゆっくりのんびり、アメリカの1年間の流れを読んでみてください。

住んでいる地域やそこに住む人達の文化&歴史によって、年中行事は変わって来ますよね。日本国内でさえ、東北地方でねぶた祭りがあれば沖縄ではシーミーの祭りがあり、、、この広いアメリカの一般的な行事の数々を月別にまとめてみよう、という今回の企画。

 1月 
 2月
 3月 
 4月 
 5月
 6月 
 7月 
 8月
 9月 
 10月 
 11月
 12月 

 1月 January New Year's Day
Chinese New Year
Play Off & Superbowl Sunday
Martin Luther King Jr. Day
Inauguration Day
1年のはじまり、1月といえばまず新年の1月1日からはじまります。こちら亜アメリカではなんともさっぱりとした元旦を迎える人が多いようで、特にイベントもなく、前日大晦日からの二日酔いをなくすためにさっぱりとトーストなどを食べながらテレビを観たり片付けをしたり、それだけの日なのかも。いろいろな国からやってきている人の多いアメリカでは、新年が1月1日とは限らないわけでして、例えば旧正月を御祝いするアジア系の方も。Lunar Calendar をもとにしているため、その年々で旧正月の日にちは変わりますが、チャイナタウンでは火薬のバンバン!という音と共に大きなドラゴンが踊っていたり、特別なお料理が用意されたり、と毎年大イベントです。

フットボール好きにはたまらないこの月。9月からはじまったゲームで勝ち進んだチーム同士でプレイオフゲーム、更にそのトップにのし上がったチームが「スーパーボール」という優勝争いを起こすわけでして、この一連のイベントが行われるのが1月から2月のはじめにかけてなんですね。スーパーボールの魅力は、単にスポーツ、という枠を超えているようで、テレビ放映の視聴率が高く、国民みなが注目しているゲームという点があげられます。ハーフタイムのパフォーマーや、放映中に流されるコマーシャル(放映権に億単位のお金がかかるとか)など、話題性もたっぷり。試合前からホームパーティーをしたり、スポーツバーなどで集まったり、とにかくみなが注目している試合なのです。

アメリカ国内の黒人公民権運動の歴史上で語り継がれる人物、マーティン・ルーサー・キング・Jr.の誕生日が1月15日。"I have a dream"で始まる有名な演説、非暴力抵抗運動によってノーベル平和賞も受賞した彼の栄光をたたえて、毎年1月の第3週月曜日はMLK Jr. デーと定められています。図書館では彼の伝記が列び、学校でもキング牧師の業績を学んだりします。

また、4年に一回の選挙で選ばれた大統領の就任式が行われるのが1月20日。今年2009年のオバマ大統領式典をご覧になった方も多いのでは?式典はお昼からはじまり、合衆国議事堂前で行われ、最高裁判所長官の見守る中の宣誓、就任スピーチ、そしてパレード(大統領はパレードルート途中から徒歩になる)、晩餐会に舞踏会が開かれますが、テレビでその模様を垣間見る事ができるのも楽しいですね。

 2月 February Groundhog Day
Valentine's Day
Mardi Gras (Fat Tuesday)
Ash Wednesday
Presidents' Day
Black History Month
Grammy Award & Academy Award
まずは2月2日のグラウンドホッグデー。日本の節分にあたるこの日は、グラウンドホッグ(マーモット)が巣の穴から出て来た時に”自分の影が見れれば(お天気ならば)まだあと6週間の冬日が続く””影が見れなければ(曇っていたら)もうすぐ春陽気になる”というイベント。ペンシルバニア州パンクストーニー地区で行われます。この模様は全国放映され、毎年の事ながら「なんでわざわざマーモット?」と思う気持ちを押さえて、あくまで”伝統イベント(古くはドイツから伝わった)”として楽しんでいます。ちなみに、大役を司るマーモット君の名前は「フィル」だそうです。

バレンタインデーは日本にもしっかり浸透している”愛を確かめ合う日”。アメリカのそれは、特に「女性から男性に告白」する日ではなく、男女間の愛情を確かめ合う事はもちろん、会社の同僚や学校の級友、先生方や日頃お世話になっている友達達にも、なにかプレゼントを用意したりカードを書いたりします。特に、小さいお子様のいるご家庭では、クラスメートみんなに小さなキャンディやおもちゃを持参する事になったりしててんやわんや。もちろん、夫婦や恋人同士で素敵なキャンドルディナーを楽しんだり、お花やチョコレートを送り合ったり、というラブラブなイベントも多々行われているようです。

マルディグラ、またはFat Tuesdayと呼ばれる謝肉祭の最終日行事。復活祭(イースター)の日から数えて日にちを決める移動祝祭日ですが、だいたい2月から3月までに行われます。宗教カレンダー上で、次の日から始まるレント(四旬節)の苦悩の日々を過ごす前日に、よく食べ、よく笑い、よく騒ぐ、という理由から。とはいえ、今では宗教色よりも地区の大きなイベントとして盛り上がっており、ニューオリーンズなどのカーニバルやパレードは特に有名です。紫、緑、金の色合いには意味があるらしく、「正義の紫、運命の緑、権力の金」なのだそう。そして、次の日の水曜日はAsh Wednesdayとなり、町中でおでこに十字のマークを付けている人(灰で書いてある)をみかけるのもこの日です。

さて、2月はブラック・ヒストリー・マンスとよばれ、アフリカ系アメリカ人の文化や歴史を学び直そう、そして誇りにしよう、という月です。なぜ2月?黒人奴隷を解放した16代大統領、エイブラハム・リンカーンの誕生日が2月12日、奴隷解放を唱えた黒人活動家、フレドリック・ダグラスの誕生日は2月14日、またその他にもアフリカン・アメリカン達の歴史上で大切な出来事が多々起きたのがこの2月だったからなんですね。ちなみに、リンカーンの誕生日以外にも初代大統領ジョージ・ワシントンの誕生日が2月22日、という事で、毎年第3月曜日は『プレジデンツデー』として祝日になります。 芸能界や歌謡界、映画界では、グラミー賞やアカデミー賞など、ゴージャズなアワードセレモニーがこの時期に開催されるため、テレビに釘付けという方も多いのでは?

 3月 March
St. Patrick Day
March Madness
Holi
Purim
Easter
3月半ば、春も近くなって来た所で行われるのがセント・パトリックデー。こちらはアイルランドからの移民が中心となって行われるイベントで、聖職者パトリックを讃えつつ、アイルランドの文化と伝統を守って行こう!という意味。この日は街が「緑色」にそめられ、例えばシカゴで川自体を緑に染色したり、仕事場や学校でも緑の服を身にまとう人をたくさん見かけます。”緑色の服を着ていなかったら、つねっていいよ”というゲームもあるくらい、アイルランド系でない人達もみなでグリーンをまとったり、クローバーのピンを付けたりして御祝いします。そうそう、アイルランド名物のギネスビールをたっくさん飲んでもいい日(?)と理解している人も多々いるようです。

バスケットボールの大学対抗試合で盛り上がるのもこの3月、March Madness なんて言葉もできるくらい、出身大学や地元大学のバスケチームの応援で熱気ムンムンなアメリカ人が多い事にびっくりです。日本の甲子園並み、といえば分かりやすいでしょうか、メディアも様々な方向からこのカレッジ対抗バスケットボールの試合をとりあげています。ちなみに、プロの試合と違い、平日にもゲームが行われるため、熱狂的なファン達が仕事を休んでしまい、社会的問題になる、というニュースもありました。

春の御祝いの仕方はいろいろあるようで、例えばヒンズー教の人達はHoliという行事でお祝いします。冬小麦の収穫と春の訪れを、カラフルな粉を掛け合ったり色水を掛け合ってたわむれる、というなんとも「派手」な行事。そして「みんな仲良くしよう」「フレンドリーになろう」という意味を持ったイベント。だから色粉や色水をかけあうのでしょうか、、、?この時期インド系の家庭に訪問すると、甘いお菓子”ミターイ”がよく振る舞われます。ユダヤ教の人達によって守られているPurimという行事、その昔ペルシャ人から、王妃エステールによって救われた事を記念するお祭りは、春の訪れとは直接関係ないかもしれませんが、信仰の強さと信者達の深い繋がりが、春の陽気のように心をあたためてくれる事でしょう。

また、イースターもキリスト教徒の宗教的な意味合いを超えて「春を迎えるイベント」として受け継がれています。キリストの復活を祝う祭、教会や公共施設でエッグハントが行われ、子供達がコインやお菓子を探し当てたりする姿を見るのもかわいいもの。イースターバニーというキャラクター、このウサギには「繁殖力が強い」というイメージがあり、春からの繁栄と健康を願っているのですね。子供達はちょっとおしゃれなドレスやスーツなどを着て教会に行ったり、バニーと写真を撮ったり、春らしい光景です。ホーリー、プリム、イースターとも、移動祝日の為、毎年御祝いする日がちがってきます。

 4月 April


April Fools' Day
Daylight Saving Time (DST) Starts
National Arbor Day
Earth Day
Tax Day
Major League Baseball Starts
Bring Your Daughter & Son To Work Day

4月1日は、エイプリルフール。誰かの嘘にかつがれた人達を「4月馬鹿」なんて呼んだりしますが、こちらアメリカではこの日に”まってました!”とばかり、嘘をついたりおふざけの話を繰り広げたりします。テレビのアナウンサーが思いっきり真面目な顔ででっち上げたニュースを読んでいたり、、、ノリの良いアメリカ人には持ってこいのイベントですね。DSTと略されるDay Light Saving、はいわゆるサマータイム。時間をはやめて、日照時間を上手く使おうというこのシステム、毎年4月最初の日曜日にはじまります。

アーバーデイは、日本の「緑の日」に似た行事、木々の緑を大切にしようという動きからはじまったイベントです。大国アメリカ、それぞれの土地で木々や草花の育ち方や種類も違うため、州によって決められたアーバーデーの日にちが違いますが、4月中に行う所が多いようです(ハワイ州は11月)。ただし、National Arbor Day は、4月第4金曜日と定められており、エコロジーを推進していくイベントや、植樹運動が各地で行われます。また22日のEarth Day”地球の日”と共に、環境に優しく、資源を大切にしていこう、と考えて行く良い季節なのかも。

4月15日はアメリカ人があたふたと郵便局に走る日。そう、税金申告書を提出しなければならないのですが、この4月15日の消印までが有効、という事なので、郵便局は真夜中で大忙しという訳。この時期ショッピングモールには「申告書作成サービス」などの出店があったり、会計事務所の前では”自由の女神”や”アンクルサム”のコスチュームをまとった人達が”いらっしゃーい、いらっしゃーい”と呼び込みしていたり。日本では会社が年末調整してくれる場合が多いけれど、ここアメリカではみなが個人で制作するのが義務、課税対象になったりならなかったり、などいろいろと頭が痛くなる時期です。

アメリカ人が大好きなスポーツ、野球の大リーグが開幕するのもこの4月。新ユニフォームになったり、新球場になったり、トレードされた選手の腕前を確認したり、、、今年も張り切ってTake Me Out To The Ball Gameを歌おう!と思うのでしょうね。米国MLB(Major League Baseball)には現在メジャー&マイナー含め日本人リーガーが15人以上、なんとも頼もしいサムライ達でしょう!4月の第4木曜日は自分の息子さんや娘さんをオフィスに連れていく日、親の職場を訪れるのってなんだか大人になった気がするのかも。


 5月 May


May Day
Cinco De Mayo
Mother's Day
Memorial Day
Indy 500
Kentucky Darby

メイデーと言えば、国内外で労働者のストが行われたりする日ですが、アメリカでは別に「Labor Day」が備えられているので、この日に行われるデモ行進なども小規模のようです。この日に花かご知り合いの玄関に置いて逃げる、という遊び&イベントをする地区もありますが、ハワイでは”May Day is a Lei Day”という風習があり、家族や友達同士でレイを贈りあったり、お手製レイのコンテストが行われたりします。

日本では子供の日を御祝いする5月5日、メキシコからの移民の多いアメリカでは”シンコ・デ・マヨ”という行事が大々的に行われます。メキシコ人達が彼らの歴史と文化を大切にして行こう!という意味で、コンサートやダンスを催したり、タコスやエンチェレーダなどのおいしいメキシカン料理の屋台が列んだりします。中国系の旧正月、インド系のホーリー、アイリッシュ系のセントパトリックデーなどと同様、いかにも人種のるつぼ、アメリカらしい祝典の一環ですね。

第2日曜日は母の日。これはアメリカだけでなく世界中で愛されている行事ですね。やはり母は偉大なのでしょうか、お母さんやおばあちゃんに花を送ったり、この日は朝食をお父さんと子供達で用意してお母さんのベッドに持って行ってあげたり。それぞれ祝い方は違うのでしょうが、「おかあさんありがとう!」の意味は万国共通ですね。もともと、バージニア州に住んでいたアンナさんが「亡くなった母を追悼したい」と白いカーネーションを配ったのが由来だといわれています。

最終月曜日はメモリアル・デーの祝日、戦没者記念日です。アメリカ国内外で戦争のために命を落とした人々全てを敬う日、アメリカ国旗を飾り、お墓参りをし、また家族で夏の始まりを感じながらピクニック、なんて人達も多いはず。この週末にはインディアナ州でIndy500というモータースポーツが行わます。1周2.5マイルのレースコースを200周、計500マイルを1番速く走りきった優勝者は、牛乳をぐい飲みするという伝統が。また、メモリアルデーウィークエンドと時期は異なりますが、5月第1土曜日には、ケンタッキーダービーと名のつく競走馬によるレースが行われ、ミント・ジュレップ(バーボンベースのカクテル)を飲みながら競馬を楽しむのが習わし。


 6月 June


Prom
Graduation
D-day
Flag Day
Midsummer
Father's Day

初夏が気持ちの良い6月、この月はアメリカの学校で卒業式やそれに関連したイベントが盛りだくさん。例えばプロムと呼ばれるパーティー。これは英語のpromenade(踊って行進する事)が語源、学生達はフォーマルドレスやタキシードをまとい、時にはリムジンまで使ったりして、とってもスペシャルな夜を過ごすのです。アメリカの上流パーティーのノリですので、カップルでの参加が基本。中にはこの夜のためだけに存在するカップルも誕生するわけでして、それもなかなかかわいいもの。お花やさんでコサージュを作ってもらったり(男のコから女のコにプレゼントする)、ドレスを新調したり美容院に行ったり、というわけで、学生にとっては卒業式同様、あるいはそれ以上にビッグなイベントになります。

第2次世界大戦中、ナチス・ドイツ軍を破るためにノルマンディ上陸開始が1949年6月6日だった事から記念されているD-Day。米国軍事用語では、作戦開始を表す時にこのDという単語を使うのだそう。また6月14日はアメリカの国旗、星条旗の誕生を祝う日として、学校や職場、家庭の庭で星条旗をはためかします。50州を意味する星の数と国家成立の時の13州を意味するストライプ、この旗のオリジナルな物は1977年6月14日、当時の大陸議会により正式にアメリカ国旗として認定されたのでした。

この時期、夏至Midsummerをお祝いするイベントも盛りだくさん。ヨーロッパ系の中でも特にスカンジナビアの人達は、昔から短い夏を楽しむという意味でこの夏至のイベントを大切にしてきたようです。例えば、スウェーデン人達はメイポールという名の特別なポール初夏の色とりどりの花で飾り、その回りを民族衣装を身にまとった人達がフォークダンスをして回る、という伝統が受け継がれており、アメリカの各地でも根強い人気です。新ジャガにイワシの酢漬け、ディルソースたっぷりのオープンサンドなど、決して豪華ではないけれども、シンプルで涼しい感じの食事にたくさんのワイン、が昔からのミッドサマー・メニューのようです。

この月で忘れてはならないのが『父の日』、5月の母の日と比べるとなんとなく静かな行事ですが、やはり父も偉大、みなで父親やおじいちゃん達を讃えようというのがこの第3日曜日。母の日がカーネーションでお祝いする人が多いなか、父の日はバラが主流なのだとか。由来はワシントン州に住んでいたJ・B・ドット婦人の運動から。男手ひとつで育ててくれたお父さんの誕生日にぜひ彼を敬う特別礼拝をしてほしい、と教会牧師に頼んだのがはじまり。いつも仕事に子育てにがんばってくれているお父さんへ、ビールと枝豆で野球観戦、なんてプレゼントはいかがでしょうか?


 7月 & 8月 July & August


Independence Day
All Star Game
Meteor Shower
Back To School Sale

アメリカの年中行事でも大きなイベントとしてトップに入る『独立記念日』。7月4日は、アメリカに住んでいる人なら誰でもがいろいろな形で催し物など体験する日です。地元でパレードがあったり、ご近所さんとバーベキューをして盛り上がったり。とにかくみんなでアメリカの誕生日を御祝いする日、また夏休みまっただ中という事で、子供達も夜更かしオッケーで花火を見たりできますね。この日、ニューヨークはコニーアイランドで毎年開催される"Nathan's Hot Dog Eating Contest" ー12分間でいくつのホットドックを食べる事ができるかを競うゲーム(スポーツチャンネルで放映されるので、スポーツなのですよね)なのですが、なんと日本から出場の小林君は大人気です。細い身体でアメリカ人相手に60本以上のホットドッグを食べ尽くす姿、、、ある意味日本人の誇りですね。

MLBのオールスターゲームは野球リーグシーズン真ん中にあたる7月に行われます。リーグ選抜のドリームチームが結成されますが、毎年どの選手が選ばれるか(ファン投票や、監督からの推薦)が注目の的。大人気の選手が一同に集まりますので、この試合を観戦するチケットは大変な高額、またホームランダービーやフューチャーズゲーム(マイナーリーグ対メジャーリーグの戦い)なども楽しいイベントです。別名”Midsummer Classic"とも呼ばれ、野球好きにはたまらない夏の行事でしょう。

8月は12ヶ月の中で唯一祝日も祭日もない月、まだまだ夏休みの場所も多く、のんびりと家族旅行を楽しんだり、キャンプにに行ったりする方が多いのではないでしょうか。虫の声が聞こえてくる夏の夜、たき火の回りでマシュマロをあぶったり、星の観察をするのもいいですね。タイミングよく、7月20日くらいからの1ヶ月の間にはペルセウス座流星群が発生します。年間で観察される流星群では三つの指に入るという大規模なもの、8月13日頃には1時間になんと30個から60個の流星が出現するとの事。ロマンティックですね。

アメリカの新学期は夏休みの後から。巷のお店屋さんでは「Back To School Sale」が開催中の所が多いのがこの月。新しいクラス、新しい先生から送られてくる「この文房具を揃えておいてね」というリストに従い、ペンやはさみ、ノートブックにファイルなど、揃えるものはたくさんです。そうそう、今年一年お世話になる通学用かばんをゲットしたり、洋服を何着か新調したり。御弁当箱や水筒も忘れないようにしなくては。新学期を迎える準備は、子供も大人もどきどきワクワクします。


 9月 September


Labor Day
September 11
National Football League Starts
Rosh Hashanah & Yom Kippur
Library Card Sign-up Month
Talk Like A Pirates Day, Bisexuality Day, etc.

この月第一月曜日はレイバーデー。1882年に”労働騎士団”代表のマクガイア氏によって提唱された『労働者を敬う日』なのですが、最近では敬うというよりも、労使間の理解や労働基準の向上などを目的として定められている休日です。また、この連休があけてから新学期がはじまる学校が多いので、「夏の終わりを告げる」週末として受け入れている人が多く、レイバーデー・ウィークエンドには夏休み最後のバーベキューや娯楽を企画する家族も多いようです。そして、9月11日の多発テロ事件を覚えている方も多いでしょうが、この日は今やアメリカ国内外で平和を願う日として覚えられています。

オレンジ色のパンプキンが列びはじめる頃フットボールのシーズンが始まります。野球以上に熱烈なファンが集まるアメリカン・フットボール、木枯らしなんて気にせずみな熱狂的に応援しています。フットボール観戦は球場だけでなくお茶の間のテレビ(大型テレビで見るのがいいらしいですが)で観る人も多く、そういった時のお伴に用意されるのがバッファローウィング、チップス、ビール、など。基本的に金曜日は高校対抗、土曜日はカレッジ対抗、そして日曜日はプロ対抗(月曜日の時もある)が観戦できる、フットボールファンにはたまらない秋&冬の週末がはじまります。

ユダヤ系の移動祭日で、9月に入り込む事が多いのがロッシュ・ハシャナとヤム・キプール。ジューイッシュ・カレンダーでは新年にあたる10日間を特別に御祝いするのが習わしで、このロッシュ・ハシャナの期間では蜂蜜を使った料理が作られ(新年が蜜のように甘くなりますように、という願いをこめて)網のように編んであるハラーブレッドとワインでお祈りをします。ユダヤ教のテンプル、シナゴーグでは、神様とのつながりを意味する角笛の音色が響き、教徒達が「シャナトバー!」「グッドヨンテフ!」などとイディッシュ語で新年の挨拶をしあっています。また、10日後のヨム・キプールでは、悔い改める日という事で断食をする信者も多いようです。この日は一日中シナゴーグで礼拝が行わるのだそう。

”あまり知られていないが、知っていると話の種になる”という祝日をいくつかご紹介しましょう。9月19日は”International Talk Like A Pirate Day"ですので、海賊のように話しましょう。22日は”象を愛する日”、23日は”バイセクシャルの日”、24日は”句読点の日”、25日は”一発屋(曲などのヒットで)の日”だそうです。ちなみに、9月全体が「図書館カードを作ろう!」の月です。これから秋の夜長を読書で過ごすのも良いものです。


 10月 October


Breast Cancer Awareness Month
Boss’s Day
Columbus Day
BaseBall World Series
Octoberfest
Canadian Thanksgiving Day
Halloween

10月は「乳がん月間」という事で、特別期間としてチョコレート菓子がピンクのパッケッジーになったり、テレビのニュースキャスター達がピンクのリボンを付けていたり。早期発見がキーの癌ですので、みなで気をつけていこう!そして闘病中&乳がんでこの世をさっていった人、その家族を元気づけよう!という意味があります。元気づけると言えば16日はボスの日。オフィスでいつもがんばっている上司にちょっとしたプレゼントを渡したり、パーティーを開いてあげたり、、、とは言っても、まだまだこのイベントはそんなに浸透していないようですが。

第2月曜日は”コロンバス・デー”、1492年10月にイタリア人航海士コロンバスがアメリカ大陸を発見したという事からはじまった祝日。しかしそれ以前から大陸に住んでいたネイティブ・アメリカン達の中では、あまりこの祝日を良く思っていない人もいるらしく、デモや抗議のニュースが取り上げられたりします。この時期にはMLBシーズンの終盤、プレイオフとワールドシリーズがあり、全米一番の野球チームがビールかけ。そう、ビールと言えば10月は所々で”オクトーバーフェスト”が催されていますね。ドイツ系の人達が中心になり、アコーディオンの音楽が奏でられ、伝統的な衣装と髪の毛をおさげにした女の子達にビールを配られれば、もう心も身体も踊りだすって訳ですね。本場ミュンヘンでにも負けていない秋の風物詩として人気の高いイベント。

お隣の国カナダでは一足早く10月に感謝祭を行っています。また感謝の相手も「白人開拓者達を助けてくれたネイティブアメリカン達に」という意味だけではなく「アメリカから長旅で移住して来た新カナダ人達の健康と安全に」も感謝しているのだそう。両国で同様なのは「その年の収穫物を使って、家族や友達と集まり感謝しあう親睦を深める」という事で、やはり所変わっても感謝の気持ちを持つ大切さを学ぶ良い行事と言えます。

さて、10月31日は子供も大人も待ちにまったイベント、ハロウィーンです。コスチュームに身をまとい、ご近所さんやショッピングモールを「Trick or Treat!」と言いながら歩くのが楽しく、そして時にはクレイジーな行事。大雑把に言うと、日本のお盆のような意味があり、次の日11月1日の「聖人の日」前日に、亡くなった人達を偲ぶためのイベントだったとか。この日に仮装をする由来としては、悪霊にとりつかれないようにするためという説が強いようですが、今では誰もが深い意味を持たずに好きなコスチュームを選んでいるようです。かぼちゃのお化け、ジャック・オー・ランターンで玄関を飾っているご家庭もよくみかけられます。


 11月 November


Day Light Saving's Day ends
Election Day
Veterans Day
Thanks Giving Day
Sale (Black Friday)
Advent

年も終わりに近づき、寒い季節にいなりました。この月まず最初の日曜日にはサマータイム(DST)をもとに戻す事を忘れずに。一時間長くベッドにいられるような気がしてちょっと嬉しくなりますね。また月最初の火曜日(11月最初の月曜日がある事をふまえて)は、アメリカ国民の義務、選挙が実施されます。4年に一回の大統領選挙はもちろん、毎年なんらかの形で投票をすべき内容があるのが事実。郵送による投票システムが薦められる中でも、やはりこの11月の投票日は覚えておきたいもの。

11月11日は復員軍人の日。第一次世界大戦を終結するため、ドイツへの休戦協定が結ばれたのが1918年11月11日11時という事からこの日がベテランズ・デーとして選ばれたのです。第一次&第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争などの退役軍人達を讃えるイベントはアメリカ各地で行われ、パレードが催されたり、戦没者慰霊施設のあるアーリントン墓地へ大統領の参拝があったりします。アメリカの愛国精神がうかがえる日ですね。

第四木曜日、サンクスギビングは大きな七面鳥を中心に数々の料理がテーブルにならぶ「お腹満腹!」な日。1621年にプリモスで清教徒達とネイティブ・アメリカン達が一緒に食事をした事から始まったのがこの祝日です。外は寒いですが心はあったか、テレビでフットボールやMacy's のパレードを観ながら、ターキーが焼き上がるのを待つのもいいですね。ホームレスの人達にも感謝祭料理
を、という事から教会やコミュニティセンターで、無料でディナーが配られたりもします。そうそう、感謝祭の次の日は”ブラック・フライデー”と呼ばれる日。この日は年間でも一番セール値段がお安くなるという事で、購買意欲たっぷりな方達は、朝早くからデパートやモールへ走り込みます!

アドベントとは日本語で待降節、11月30日に最も近い日曜日からクリスマスまでの3週間から4週間を意味します。キリスト教信者にとっては、クリスマスに産まれてくる神を待つ時期、という事ですが、宗教色以外にもこの時期には街中がホリデーシーズンに入り込み、デパートでは年末セールが開催され、師走という雰囲気でいっぱいになります。アドベント・カレンダーは、子供達が好きなお菓子やコインを各日にちの部分に隠し、クリスマスまでの間に一日ずつ開けて楽しむという物。


 12月 December


Christmas
Saint Lucia
Hanukkah 
Kwanzaa
Pearl Harbor Remembrance (7th)
New Year's Eve

1年の最後を飾る12月、「ハッピー・ホリデー!」と言いながらパーティーをしたり、お料理をもちよってポトラックをしたり、とにかくイベントフルな月です。クリスチャンが祝う25日のクリスマス、ツリーを飾ったり、靴下にプレゼントを入れたり、サンタクロースが来たり、、、これらは信者でなくても一般的に日本国内にも浸透している文化だと言えますね。スカンジナビア系の人達が13日に行う”光の祭りー聖ルシア祭”は冬至を告げる行事、白いドレスを着たルシアの女神様(頭にはキャンドルの冠)が列になってサンタルシアの歌を唄いながら歩く、幻想的なイベントです。ルシアブレッドとよばれるサフラン入りのパンが配られ、クリスマスが近い事を感じるのだそう。

ユダヤ教信者達はハヌカーを忘れません。だいたいクリスマス近くになったり重なったりする移動式祝日、8日間かけて御祝いする理由は、その昔エルサレムの神殿で奇跡的に燃え続けた油壺(これによって、信者達が助かった)の言い伝えを守っているのです。というわけで、この8日の間、油であげた食べ物が伝統メニューとしてテーブルに列びますが、特に人気なのがポテトパンケーキだそう。ハヌカーの時、子供達はドレイドルというコマのゲームで遊び、金貨のチョコレートやプレゼントをもらいます。

アフリカン・アメリカンの人達が御祝いするのがクワンザ。こちらは26日から1月1日まで、「祖国アフリカの文化を忘れずに、そして新土地アメリカでも健康で成功していくように」という意味が込められているそうです。カレンガ大学教授によって1966年に提唱されたこの行事、”はじめての果実”を意味するクワンザだけに、テーブルセッティングにはフルーツやトウモロコシが飾られ、麦わらでできたマットの上には、赤、黒、緑(アフリカ系アメリカ人のシンボルカラー)を使った7本のキャンドルが置かれます。

歴史上の日、特に日米間でおきた出来事で忘れてはならないのが、7日(日本では8日)の「真珠湾攻撃」でしょうか。日本海軍が行った攻撃が、ハワイ沖真珠湾で戦艦アリゾナを沈没させ、その後の第2次世界大戦に大きな影響をあたえました。60年以上経った今でも”リメンバー・パールハーバー”と唱える人達もいますが、なによりも平和を愛し、戦争のない世の中を希望する気持ちには変わりないはずです。12月の最後には大晦日でパーティー、こちらでは「蛍の光」は12時を回った後に演奏されるのが普通で、その場にいる誰とでも抱擁したりキスしたりするのも伝統です。

12ヶ月間の行事をおおざっぱにふまえてみましたが、いかがだったでしょうか?学校や職場などで乗り遅れる事のないよう、イベント大好きなアメリカ人に圧倒されないよう、みなさんもアメリカでの年間行事をたっぷりとお楽しみください。

 

 
     
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