■計画1 選手の所属球団を知ろう
今季、メジャーの舞台で活躍が期待される日本人選手は16人。新たに太平洋を渡ってきたのは、井口選手のほか、近鉄(現オリックス)の主砲だった中村紀洋内野手、阪神のエースだった藪恵壱投手、横浜のデニー友利投手の4人だ。
井口選手はこの2年でめきめき力をつけ始めた、伸び盛りの30歳。ホワイトソックスの熱烈なラブコールにこたえて入団を決意した。チームは00年を最後にプレーオフから遠ざかっている。5年ぶりのプレーオフ進出に向かって守護神・高津投手と強力タッグを組む。
中村選手は02年オフにメッツと契約寸前までいった経緯があるが、今回はポスティング・システム(入札制度)を使ってドジャース入りを果たした。マイナー選手として契約と交わしたが、日本を代表するスラッガーの実力を見せ付けてくれるはずだ。
阪神一筋11年の藪恵壱投手はアスレチックスと1年契約、中継ぎだったデニー友利投手は昨季のワールドチャンピオン、レッドソックスとマイナー契約。それぞぞれ36歳と37歳の大ベテランが、 ”オールド・ルーキー“として大リーグのマウンドに立つ。
所属チームが変わったのは、野茂英雄投手。オフにドジャースからデビルレイズへ移籍した。大家友和投手は、球団の本拠地がカナダ・モントリオールからワシントンDCへ移転したため、チーム名もエクスポスからナショナルズに変更。こちらも気分一新でシーズンを迎える。
今季の主な日本人選手の所属先は以下の通り(3月1日現在)。
アメリカン・リーグ |
●シカゴ・ホワイトソックス |
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高津臣吾投手 |
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井口資仁内野手 |
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●ニューヨーク・ヤンキース |
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松井秀喜外野手 |
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●シアトル・マリナーズ |
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イチロー外野手 |
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長谷川滋利投手 |
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木田優夫投手 |
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●タンパベイ・デビルレイズ |
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野茂英雄投手 |
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●オークランド・アスレチックス |
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藪恵壱投手 |
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●ボストン・レッドソックス |
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デニー友利投手 |
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●クリーブランド・インディアンス |
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多田野数人投手 |
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ナショナル・リーグ |
●ニューヨーク・メッツ |
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松井稼頭央内野手 |
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●ロサンゼルス・ドジャース |
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石井一久投手 |
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中村紀洋内野手 |
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●サンディエゴ・パドレス |
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大塚晶則投手 |
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●セントルイス・カージナルス |
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田口壮外野手 |
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●ワシントン・ナショナルズ |
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大家友和投手 |
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