シカゴの街に熱い沖縄の風が流れました。中西部最大と呼ばれるジャパンフェスティバル。今年のジャパンフェスティバルのテーマは『沖縄』。そのフェスティバルメイン公演に子供達が沖縄の伝統文化であるエイサーで出演する事が決まりました。

聖マタイ幼稚園ではプログラムの一環で子供達にエイサーを教えています。小さい頃から慣れ親しんだ沖縄の音とリズムが彼らの体の中に刻まれています。エイサーを踊る子供達の瞳は情熱に溢れ、彼らの瞳が輝くと、不思議と周りの大人の心も熱くなってくるのです。『彼らをサポートしたい！頑張れ！』太鼓の音と共に、大人達の鼓動も大きくなります。　

ジャパンフェスティバルに向けて『子供達と一緒に参加してみませんか？』の言葉に『やってみよう！』と、どんどん集まってくれた大人達。大人達の三線、琉舞、旗、空手、獅子舞、ウクレレと…。どんどん大きくなり、結成されたグループが『沖縄カルチャーグループ』沖縄県人会パフォーマーも含め１００人のパフォーマーが集まりました。沖縄からプロの講師を招き、日々練習を重ね、本番当日、会場は満席、立ち見の２０００人の観客を魅了し、大きな感動の渦となり幕を閉じました。

会場を埋め尽くした観客を見た時の子供達の緊張感、演舞をしている時の動き、終わった時の達成感…。全てが素晴らしく、大人も子供も同じ感動を分かち合う事ができました。

これから彼らは大きくなって、それぞれの道に進んで行きます。エイサーの動き、歌の歌詞は忘れても、この時に感じた感動はいつまでも彼らの心に残ると信じています。

すごい！かっこいい！やってみたい！いい大人達との出会いを沢山作ってもらい、彼らの生きる力にして欲しい。夢に向かって歩いてほしい。

子供達の感動体験…。これからも沢山感じさせていける環境を作って行きたいです。

世界に羽ばたけ！
大きく育て！子供達！
元気に育て！子供達！