子どもの心が育つ時 〜ルール編〜
先日、一人のお友達がいじけて、ずっと机の下に隠れて 絵本も読まない、お話も聞かない、全ての活動断固拒否。
その時、他の子ども達はカーペットに座り、絵本を聞く準備はしていましたが、机の下にいるお友達を見ながらそわそわしてました。
絵本の間も、立ち上がり、『大丈夫?』と声をかけたり
おやつの途中に、『先生、僕これあげてくる。』と机の下におやつを持っていってあげたり。
いじけちゃった子が『悪い』からほっておく。その方法が一般なんじゃないかなぁ。
『Leave him alone!』 『ほっとけばいいのよ』
そうしないと 他の人達が遅れちゃうから
皆に迷惑がかかるから...
一人にさせておく時間も大切だけど、その子が失敗しちゃった時、誰からも声をかけてもらえなかったら寂しい。
大人だってそう。自分が失敗しちゃったら『大丈夫?』って声をかけてもらえるだけで心軽くなる。
大切なのは、その時の状況や空気や相手の心を人として感じ、判断し、行動に移す事だと思う。
あの時、周りにいた子ども達はいろんな事をを感じたと思う。
机の下で寂しかったんだろうな。かわいそうだな。何で困ってるんだろ?
机の下の子に子供達は常に声をかけ、気にかけてくれる。
小さなの子ども達の心に感じさせてあげる環境が必要。
子ども達の心には『愛』がある。
『愛』があるからお互いに尊重しあい、助け合い、理解しようと努力する事ができる。
『愛』があるから優しくも厳しくもなれる。
『愛』は自分にして欲しい事を他人にもする事。
愛の大切さを小さなこども達に教える事は難しい...でも大人も愛をもって子ども達に接すると必ず伝わると思う。
この場所が子ども達にとって『愛』を分かち合う場所であって欲しい。
あの時 子ども達がきちんとカーペットに座り
『絵本の時間は座ってなくっちゃ』ルールをきちんと守っていたら みんな『いい子』なのかなぁ..
絵本の時間も、おやつの時間も、ルールでは立っちゃいけない時間に立って、お友達に寄り添ってあげる。
それは、『遊びたいから?!』 『嫌だから?!』と自分勝手に遊んでしまうのとは訳が違う。
あの時子ども達は、お友達の心を察しながら絵本よりも大切な事、今しなきゃいけない事を考え行動に移したのだと思う。
その後、いじけてた子も寄り添っていた子も みんな一緒に遊んでいました
彼らの心は喜びで満ちあふれています
子ども達の日常に起こるとても些細な出来事です
でも とても大切な出来事です
いろんな形の愛があり 子ども達は毎日すばらしい事を学んでいます
明日も子ども達に、そして子ども達を見守る皆に愛する事の喜び伝りますように...
大きく育て! 子ども達!
元気に育て! 子ども達!