〜食を楽しむ〜
毎日の園のメインイベントの一つ給食の時間。今日もおなかを空かせた子ども達が『わぁ?!今日のご飯はな?に?』と、嬉しそうに外遊びから教室へ戻ってきます。沢山遊んだ子ども達、今日も食欲旺盛です。今回は小食の子ども達でも、無理なく食事を楽しみながら頂けるヒントをいくつがご紹介致します。
1.小さなお皿に少なめに、バランスよく盛る
いつもお食事をしているテーブルで子ども達の目線になって、子ども達の使っているお皿を目の前に置いてみて見て下さい。 子ども達の目線で食事を見た場合、お皿のサイズ、形や食事の量に圧迫感を感じる事はありませんか? 圧迫感を感じる場合は、小さめのお皿に、栄養バランスを考えながら少なめに盛ってあげて下さい。少食の子ども達には、少し物足りないのではないか?と思うぐらい、子どもが絶対に食べられる量を与えてみて下さい。子ども達が食べ終わった時に『お!全部食べれたね!』と声をかけてあげると、『僕、全部食べれた!』と自信がつきます。その自信をつけさせてあげる事が食べる事を楽しむひとつのヒントです。
2.『食べて、食べて』とうるさく言わない
各家庭、お食事の際のルールがあると思いますが、幼稚園では好き嫌いがあっても『食べて』とは強く言いません。『食べてみる?』と促す程度。苦手なお野菜などがあっても、お友達や他の子ども達が食べるのを見て、『自分も食べてみようかな』と思う気持ちにさせてあげる事が大切だと思います。最初のうちは苦手でもお友達の食欲に刺激され、苦手だったお野菜や果物を食べられるようになった子ども達もいます。私達の経験からも小さい頃は食べられなかったけれど、大きくなるにつれて食べられるようになるものって、いっぱいありますものね。
その他にも、食前、食後のお手伝いをしてもらったり、一緒にご飯を作ったり、子ども達に食事を作るプロセスに参加してもらう事によって、食へ対する感心を高める事ができます。子ども達一人一人、食べ物の好みや食べれる量は異なりますが、食事のプロセスに参加する事によって子ども達はさらに『食べる事はすばらしい!』と感じる事ができると思います。子ども達の『おいしい!』の言葉や笑顔を励みに、これからもおいしいお食事作り、頑張ってくださいね!
大きく育て!子ども達!元気に育て!子ども達!
聖マタイルーテル日本語幼稚園 子ども達の成長日記