〜子ども達の心に感動を〜
北風冷たい11月。子ども達の小さな手が色とりどりの手袋の中に隠れます。
温かい教室では子ども達が土を練り、キャンドルホルダーを作ります。年に一度のライトフェスティバルの準備です。
ライトフェスティバル。 薄暗いお部屋に、子ども達の作ったキャンドルホルダーが置かれ、その中から優しいオレンジ色の小さな光が子ども達を照らします。
薄暗い部屋の中にあるのはテレビに映る、色とりどりのキャラクターでもなく、小さなろうそくの小さな光です。しかし、そのろうそくの光は美しく、温かく 子ども達の心を魅了するのです。
薄暗い部屋に入った瞬間、子ども達の瞳に優しい光が写ります。『あぁ、きれい...』子ども達が小さな声でつぶやきます。いつも元気にお外を走り回る3歳児から小学生までの子ども達が優しくろうそくの光を囲み、静かにろうそくの美しさに心奪われます。みんな、みんな、静かです...優しい空気に包まれながら、子ども達は小さな声で歌います。
子ども達が『きれい』と感じるその瞬間。子ども達の心は成長し、彼らの心が動くのです。言葉では表現できない感動や喜びを、自然が作る美しさによって子ども達が感じる事ができるのです。
教室に戻り、小さな女の子がゆっくり深呼吸していいました。『先生、ライトフェスティバル、もう少し長く居たかった。』にっこり笑っていいました。
忙しい毎日。短い時間でもいいのです。子ども達と一緒に美しい物に目をとめて、 ゆっくりと、ほっとした時間を見つけてみて下さい。ろうそくの光、お花、夕焼け、冬の空...日々の生活の中で見つける美しい物を子ども達と一緒に見つめてみませんか?
大きく育て!子ども達!
元気に育て!子ども達!