〜大地から学ぶ〜
暖かい春風が吹き始め、子ども達が舞うようにして外へ飛び出します。子ども達の足が土山へと集まり、子ども達の泥んこ遊びが始まります。雪溶け水でしっとりと湿った黒い土。ズボンの裾をまくり上げ、シャベルを取りにと急ぎます。 彼らの顔はドキドキ感で輝き、素手で泥を掘り返し、大声で笑う子ども達。何とも言えない素晴らしい表情をしています。
土と水と砂。この3つの素材は幼児期の子ども達の体の発達と共に、心の発達を促す重要な遊び道具なのです。園児達の大好きな遊びの中に、泥団子作りがあります。園児達にとって泥団子は自分の頑張りが形となって現れる、いわば、努力の象徴なんです。土だけでは泥団子は作れません。固くて、丸くて、光る泥団子を作るには絶妙な土と水のバランスと泥団子を磨く根気が必要とされてくるのです。たかが泥団子...されど泥団子なんですよね。どの子ども達も『丸くなれ、ぴかぴかになれ!』って、一生懸命思いを込めて作るのです。その子ども達の集中力、根気、泥団子一つ作るにしても、魂がこもっています。だから本当に一生懸命に作った子ども達の泥団子がわれちゃうと、悔しくて泣いてしまったり、自分の泥団子が一番になると嬉しくて涙しちゃったり。泥団子にこれだけ魂を注げる子ども達の心。真っ直ぐで大好きです。だから一緒に涙しちゃいます...泥団子に没頭できる子ども達が本当に輝いて見えます。
毎年、土に触れる事の少ない子ども達の為に、『泥んこキャンプ』というキャンプを開らいています。そこでは子ども達が泥に触れ、泥で遊び、泥から学びます。 初めは『汚いからいや〜!』と言う子ども達も必ずいます。でも、周りのお友達が泥団子の魅力にどんどん引き込まれていくのを見てると、『ちょっと触ってみようかな...』と少しずつ泥に興味がわいてくるのです。 『どうやったら上手くいくのかな?丸くなれ..ぴかぴかになれ...』わくわく、どきどき、そんな気持ちを子ども達にキャンプを通して感じて欲しいです。これからも子ども達の冒険と発見を応援し続けていきたいと思います!
大きく育て!子ども達!元気に育て!子ども達!
泥んこキャンプの詳細はseimtaiyouchien.com
まで