焦らず一緒に待ちましょう。
毎年恒例の音楽発表会も目前となり、子ども達の練習するかわいらしい歌声が聞えてきます。子ども達って練習の時は楽しく張り切って、大きな声で歌っているのですが、本番になると緊張して動けなくなったり、泣いてしまったりする子ども達が毎年見られます。
ダンスも、お歌もそうなのですが、幼児期でも、大人でも人前に立って何かを発表する。と言う事はなかなか勇気のいる事なんですよね。もちろん、人前に立つ事が大好きな子ども達も沢山いますが、新しい事、難しい事に挑戦する際、大人から子どもへの励ましは大切だと思います。しかし、無理して『やれ、やれ』って、言われても出来ない時だってあるんです。『今日は出来ないから・・・』とパパやママの胸に顔を埋めている子ども達の気持ちを尊重して、見守ってあげれるのも大切な事だと思います。
保護者の方から『去年の発表会は、10秒ぐらいステージに立って後はずっと泣いちゃって・・・。でも今年は一生懸命ダンスもお歌も最後まで踊れるようになって・・・。去年の出来なかったその時があったから、出来た日のはみんなで喜ぶ事が出来ました。』とお話してくれました。
今日出来なくてもいいんです。明日出来なくてもいいんです。パパやママのお膝からできるお友達を見ているだけでもいいんです。 これから子ども達がどんどん大きく成長するにつれて、出来なかった事が出来るようになり、食べれなかった物が食べれるようになったり、踊れなかったダンスが自然に楽しく踊れるようになったり...いろんな事が自然に出来る様になる時がくるのです。これから子ども達は、いろんなペースで前進し、成長していきます。 がその『前進の時』が来るのを優しく、焦らず一緒に待ってあげたいですね。