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11-2013

時間(とき)の流れ

ポール・コネルコ選手

シカゴ・ホワイトソックスの本拠地、USセルラーフィールドが、コミスキーパークと呼ばれていたから、1999年のシーズンだったと思う。確か、あれは、確か、まだ風が冷たい5月、快晴のデーゲーム。レフトを守っていたホワイトソックスのカルロス・リー選手が平凡なフライをグローブのふちに当てて落としてしまうプレーがあった。
 
対戦相手がどこなのか、どのイニングで起きたのかはまったく思い出せない。季節も天気の記憶は曖昧(あいまい)なのに落球のシーンだけは鮮明に覚えているのは、その日がリー選手のメジャーデビュー戦だったからだ。初めての打席でいきなり本塁打を放ち、快勝したゲーム。味で表現するなら“ビタースィート”といったところか。試合後の会見でエラーについて突っ込まれたときにリー選手が見せた表情が忘れられない。
 
パナマ生まれの怪力打者はその後、めきめきと力をつけ、打線の中軸を担うスラッガーへと成長する。しかし、04年オフにミルウォーキー・ブルワーズへトレードされると、06年途中にはテキサス・レンジャーズへ。そんな流浪の旅に終止符を打ったのは06年オフだ。ヒューストン・アストロズから5年総額1億j(約98億円)のオファーが届く。大台到達は一流選手の仲間入りを意味していた。
 
そのリー選手が自身37回目のバースデーとなった今年6月20日に引退を発表した。メジャー生活14年。最後まで複数年契約にこだわり、単年オファーを断り続けたという。結局、今年は一度もプレーすることなく、通算358本塁打、1363打点の記録を残してユニホームを脱いだ。
 
かつて知った選手の引退は、時間(とき)の流れを実感する出来事のひとつだ。
 
つい先日も同じ思いを抱かせる出来事があった。
 

ホセ・アブレウ選手

ホワイトソックスがキューバ出身のホセ・アブレウ選手と6年6800万jで合意したと発表した。複数のメディアによると、母国のプロチームでプレーしたアブレウ選手は10−11年シーズンに66試合で打率・453、33本塁打、93打点と爆発し、シーズンMVPに選出された。ホワイトソックスはレンジャーズやボストン・レッドソックスらと激しい争奪戦を繰り広げたという。同じキューバ出身で、昨季、ロサンゼルス・ドジャースの救世主となったヤシエル・プイグ外野手の7年4200万jを大幅に上回る条件はポテンシャルの高さ、そして、期待の大きさを表していた。

守備位置は一塁手。合意発表と同時に注目を集めたのが、今オフにフリーエージェントとなる37歳のベテラン一塁手、ポール・コネルコの動向だ。守備はお世辞にも巧いとは言えず、26歳のアブレウにポジションを譲り、打撃専門の指名打者へシフトしていくのが自然な流れだが、チーム内には10年オフに指名打者として4年契約を結んだアダム・ダン選手がいる。コネルコのための場所が見当たらないのだ。
 
チームリーダーである。活躍すれば、ポーリー!ポーリー!の大合唱が本拠地に響き渡る人気者でもある。『ホワイトソックスの顔』であることはだれもが認めるところだが、実は生え抜きの選手ではない。
 コネルコがレッズからトレードでシカゴへやってきたのは98年のオフだ。その前年にチームは地区首位のクリーブランド・インディアンスを3・5ゲーム差で追っていたにもかかわらず、ウィルソン・アルバレスら3人の主力投手を放出。周囲が“ホワイトフラッグ(白旗)トレード”と揶揄(やゆ)した球史に残る取り引きのより、再建モードに転じたのだった。新天地でコネルコは奮闘した。メジャー15年間で積み上げた427本塁打、1361打点は、113年を誇る球団の歴史の中でいずれも歴代2位の数字。04年に続いてシーズン40本塁打&100打点をマークした05年には88年ぶりにワールドチャンピオンにもなっていること。コネルコの存在なしにはありえない偉業だった。
 
リー、マグリオ・オルドネス、フランク・トーマスといった強打者たちが次々とチームを去っていく中、ホワイトソックスの屋台骨を支え続けてきたコネルコ選手。昨季の成績は126試合に出場して打率・244、12本塁打、54打点と成績は下降気味だが、ホワイトソックスは契約更新に前向きだと言われている。
 
昨季のホワイトソックスは63勝99敗でア・リーグ中地区最下位に沈んだ。失うものはなにもない。チーム再生への第一歩。コネルコとアブレウの共存が実現すれば、ホワイトソックスは確実に強くなる。


 
     
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