医学誌「Preventive Medicine」2017年7月号に掲載された、ブリガム・ヤング大学の運動科学教授のLarry
A Tucker, PhDの研究で、「ジョギングを週5回、30〜40分程度行っている人は、細胞レベルが9歳若い」と報告されています。
この研究は、国家健康及び栄養試験調査(NHANES 1999-2002)のデータを用いて米国の5823人の成人の情報を精査して行われました。
その結果、染色体の末端にあり染色体の寿命に関係する「テロメア」の長さを測定して比較したところ、最も運動する人は、運動しない人より9歳若く、軽度の運動をする人より8.8歳若く、中等度の運動をする人より7.1歳も細胞レベルで若いことが判明しました。
Tucker教授は、「この研究によって、米国の男性と女性のテロメアの長さに対し、身体活動の程度が重大かつ有意に関連することが判明した」と、また「高いレベルの身体活動を行う成人は、座っていることが多い人と対照的に、長いテロメアを維持しており、数年分も細胞の老化が抑制されていることが証明された」と述べています。
やはり運動が若さに関連するのですね。
若返ることは困難でも、今後の老化を防ぎたい方は、チャレンジされてみては如何でしょうか。
新たに運動を開始する場合は、その前に医師による心臓循環器系のチェックと、カイロプラクティック医師により神経筋骨格系のチェックを受けることがお勧めです。