米国医師会誌「JAMA」2012年5月9日号に掲載された、米国食品医薬品局(FDA)小児治療部(OPT)のM.
Dianne Murphy博士の研究で、「小児が使用する薬剤の約半数は、小児での有効性、安全性または用量に関する情報がほとんどないか、全く表示されていない」と報告しています。
今回の研究では、2009年電子版「米国医薬品便覧」に記載される560種類の薬剤のうち小児が使用する461種類の薬剤を検討したところ、小児およびティーンエイジャーを対象とした有効性、安全性の情報および用量の指針といった十分な情報が記載されている
ものは231種類という結果であった。
米国小児科学会(AAP)薬事委員会の代表であるDaniel Frattarelli博士は、「新生児の治療に使用される薬剤の90%は未だ十分に研究されておらず、大きな問題がある」と指摘しています。
同じ米国医師会誌「JAMA」に1994年に掲載された研究論文では、米国では年間に「約1600万人が処方された薬の副作用で入院し、16万人がその副作用が原因で死亡している」と報告されています。
有効性や安全性に関する研究が行われ、その情報がある成人の薬ですら副作用によって1600万人が入院し、16万人が死亡しているのですから、有効性や安全性に関する情報すらない薬を抵抗力の弱い子供に与えることは、それ自体がリスクが高い行為ということが解ります。 薬が必要とならない様に、カイロプラクティックで予防することが重要ですね。