●子供のIQに影響する食習慣
医学誌「Journal of Epidemiology and Community
Health」オンライン版に2011年2月7日に掲載された、ブリストル大学のKate
Northstone博士の研究で、「3歳児の時点で高脂肪、糖分過多、加工食品中心の食生活の子供は、その後の幼児期、児童期においてIQ(知能指数)が低い」と報告しています。
この研究では、英国の3996人の子供を被験者とし、彼らが3歳、4歳、7歳の各時点で保護者が子供の食生活についての質問に答える形でデータを継続して収集し、子供達が8歳6ヶ月の時点でウェクスラー児童用知能検査を実施して子供達のIQ(知能指数)を測定しました。
様々な要因を取り除いた上でデータを分析した結果、、3歳の時点での高脂肪・糖分過多の加工食品の摂取頻度が平均よりも1標準偏差分多くなると、8歳6ヶ月の時のIQが平均の100から1.67も低くなるという相関関係があることが判明。 また、3歳の時点でサラダ・米・パスタ・魚・果物類の多い健康的な食事の頻度が、平均よりも1標準偏差多くなると、8歳3ヶ月時点でのIQが1.2も高くなるという相関関係があることが判明しました。
Northstone博士は、「子供は生後3歳までが最も脳の成長が早く著しい時期であり、良い栄養を摂取することが、脳の認知機能の発達にも重要であるということを、この結果は示唆していると考えられる」と指摘し、また、「乳幼児期の栄養摂取が、知能の発達に与える影響をさらに詳しく研究したい」と述べています。
以前の研究では、姿勢が悪いとIQテストの成績が平均で30%低下すると報告されています。 子供さんのIQを高くする為には、健康的な食事を与えると共に、カイロプラクティックの脊柱の調整を受けさせることが大切ですね。