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冬真っ只中。厳しい寒さをを抜け出して、どこか旅行に行こうとお考えの皆様、フロリダ、カリブ海、スキーもいいけど、今回はちょっと趣向を変えて、アメリカにいる間に是非とも行っておきたい南米を、その中でも世界遺産にも登録されている憧れの古代遺跡マチュピチュや、ナスカの地上絵のある神秘の国ペルーをご紹介します。
●ペルーって
日本からだと乗り継ぎ入れて24時間以上かかるペルー。シカゴからは残念ながら直行便はないけれど、ダラス、アトランタ、マイアミなどを経由して首都リマまで約8時間ほど。
国土面積は日本の約3・4倍。ほとんど雨の降らない砂漠から、標高6000m級の雪山、ジャングルまで存在し、変化にとんだ気候や自然がペルーの魅力。
●旅の見所
▼マチュピチュ
ペルーといえばなんと言っても謎の空中都市といわれるマチュピチュ遺跡。写真やテレビでその壮大な景色を一度は見たことがあるはず。
インカ帝国の首都があったクスコから登山電車に揺られること3時間半、その後約20分ほどバスで山道を一気に登ると、標高2280mの足もすくむ断崖の上に突然石の都市が現れる。その感動的な景色には思わず息を呑むほど。本当にペルーに来てよかったと心から思う瞬間。
▼ナスカの地上絵
もうひとつ忘れてはならないのが、謎に包まれたナスカの地上絵。動物、魚、虫、宇宙人などの絵が、空中から見なくては分からないほどの巨大な大きさで乾燥地帯に広がっている。紀元前100年以上前に書かれたといわれているが、誰がいったい何のために・・・・?
セスナに乗り、約30分ほど空から眺めるのが一般的。乗り物酔いする人は酔い止めの薬を飲んでおいたほうがいいかも。
このナスカの地上絵、毎年少しずつ消えてしまっているそう。興味のある人はできるだけ早く行っておくことをお勧めします。
その他にも多くのインカ帝国時代の遺跡、スペイン統治時代の建築物、ペルーのガラパゴスと言われるバジェスタ島(野生のペンギンやアシカなどがたくさん見れる!)など見所がたくさん。
●ペルーの料理
おいしいものを食べるのも旅行の楽しみ。山あり海ありアマゾンありの自然に恵まれたペルーでは、新鮮な野菜や魚介類が豊富に取れる。
有名なのがセビッチェという魚介類のマリネ。新鮮な魚介類と紫玉ねぎなどが香辛料、レモン汁であえてあり、さっぱりとしていて日本人の口にもぴったり。その他には牛肉、ビーマン、玉ねぎの細切りとフライドポテトとを炒めたロモ・サルタード。素朴な味でおいしい。
飲み物ではなんと言っても国民的飲み物インカコーラ。コーラといってもアメリカのコーラと違って、黄色くてとても甘く、クリームソーダのような味。お酒ではぶどうから作られた蒸留酒ピスコが有名。そのピスコに卵白とレモンを加えたカクテル、ピスコサワーもおいしい。
●旅たび情報
気候:場所によって全く違う複雑な気候がペルーの特徴。重ね着できるような服装が便利。また、日差しが強いので帽子、日焼け止めも必携。
治安:ペルーの治安は近年かなり改善されている。しかし、ツアーに参加している分には問題はないが、個人で行動する時には充分に注意が必要。一人歩きはできるだけ避け、流しのタクシーにも乗らないように。
健康:生水は絶対に避けよう。また、インカの都クスコは標高3300メートル程。急に高地に入ると、高山病にかかる可能性がある。空気がとても薄く感じられ、激しい動きをすると息が切れ頭が痛くなるので、クスコ到着日はできるだけ休養し、ゆっくり動くこと。高山病にはコカ茶が効くといわれていて、ホテルでいくらでも出してくれるし、街でもたくさんお土産用に売ってるけど、コカの葉はアメリカや日本には持って帰れないので要注意!
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