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さて、3月号に引き続き、アメリカに住んでいる人なら誰でも知っている!と言っても過言ではない、『米国グロッサリーストアで見かける人キャラ』をご紹介していきます。
■ゴートンおじさん
冷凍食品から漁師のゴートンおじさんをご紹介。海の男ですから、黄色いレインコートを来て、梶をとっていますね。荒波を越えて、私たち消費者のために、美味しいお魚をとってきてくれる、、、頼りになる素晴らしい方。マッサチューセッツにあるGorton’s
Incという会社は1849年に創立、シーフード業界では超有名、なのですが、なんと現在の親会社は日本水産!ということでして、あら、日本にも関係があるようです。"Trust
the Gorton's Fisherman” がスローガンです。
■アーント・ジャマイマ
大人も子供も大好きなパンケーキ。粉物セクションのパッケージによくみかける女性、彼女の名前はジャマイマ、米国パンケーキ業界では一番知られている方ではないかと思います。彼女のモデルとなった方は、ケンタッキー州出身、1834年(まだ奴隷制度の時代)生まれのナンシー・グリーンさん。彼女は実際にスポークス・ウーマンとしても活躍し、イベントでパンケーキを振舞う優しいおばさん、ということで大人気だったそうです。1923年に車の事故でお亡くなった後は、アナ・ロビンソンさん、そしてエディス・ウィルソン(ブルースシンガー)という方々がAunt
Jemimaのパッケージを飾ることになりました。
■ミスター・ピーナッツ
1916年に一般公募で選ばれたマスコットが、プランターズ社のMr.
Peanut。選ばれた時のデザインは、ただ単にピーナッツに手と足が生えただけ、という感じでしたが、そこに帽子、手袋、ステッキ、そしてメガネを付けて、大成功!なかなか着ぐるみとしてはエグいキャラクターかもしれませんが、お店でも、野球場でも、ガソリンスタンドでも、ミスター・ピーナッツをみかけない所はないくらい、誰からも愛されているキャラクターの一つだと言えると思います。こちらも、ピーナッツ氏の変化の様子をご紹介しておきます。現在のデザインが一番かわいいかな。
■コパトーンガール
お尻をあらわにしている、コパトーンガール。彼女の本名は『Little
Miss Coppertone」だそうです。もともとは、ジョイスという名のアーティストが描いた女の子(モデルは彼女のお嬢さんのシェリちゃん)のロゴを利用していましたが、コパトーン社40周年を記念したイベントで新しい「モデル」を選ぶコンテストが行われ、10万人の中から見事優勝したのが、4歳のアレキシスちゃんでした。そういえば、かの有名な女優、ジョディ・フォスターが3歳の時にコパトーンのコマーシャルに出ていた話は有名。つい最近のコパトーンガールちゃんは、裸ではなく、青いドレスを着ております、、、。
■ミスター・クリーン
プロクター&キャンベル社のクリーニング剤、Mr.
Cleanさんは、髪の毛のない、白いまゆげのおじさん。House Peters
Jr. という俳優さんがモデルでコマーシャルが始まりましたが、こちらロゴのデザインに関しては、”アメリカ海軍の水兵さん”説や”アラジンに出てくるジーニー”説、もあります。1957年から、掃除の時にはかかせないミスター・クリーン氏の笑顔ですが、アメリカ以外の国では、ニックネームが変わるようです。例えば、ベルギーではMonsier
Propre、ドイツではMeneer Proper、そしてスペインではDon Limpio。英国では彼の名前は使われず、ただ単にFlashなのだそうです。
■ドーボーイ
我が家の食卓によく出てくるのが、このピルズベリー社の製品。簡単に素早く、焼きたてのパンやビスケット、クロワッサンなどができあがるので、大変重宝しています。名前のDoughとは、生地のこと、ですのでニックネームがDough
Boyなのですが、本名は「Poppin’ Fresh」君だそうです。こっちの方が言いにくいですよね。お腹を押されると、Hoo-hoo!とかTee-tee!といった可愛らしい声をだしますが、なんと彼はお父さんだったのです。Poppie
Fresh (a.k.a. Mrs. Poppin' Freshは奥様、子供はPopper(男の子)とBun-Bun(赤ちゃん)そして
Flapjack (犬) さらにBiscuit (猫)までいるんです。
ちなみに、映画ゴーストバスターズで出てくるマシュマロマンとは、何も関係ありませんので、一応。
■モートン・ガール
お料理にかかせないお塩、”When
it rains, it pours”といううたい文句と一緒に描かれている彼女は、いつも傘をもって、楽しそうです。雨の日の湿気にもまけない、箱や瓶からさらさらと出やすい上質の塩ですよ、ということらしいです。1914年からのモートン・ガールのデザインから現在までは、多少変化がありますが、それでもコンセプトをまったく変えない所は、シカゴが本社のモートン社、あっぱれです。
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