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突然ですが筆者もアラフォーになりまして、ファミリードクターに「さて、マンモグラムに行きましょうね」と言われちゃいました。ほほう、、、あの「おっぱいグチャってなる、痛そうな検査ですかぁ」と思いつつ、さっそく予約を入れ、”初マンモ”に大挑戦!殿方のみなさま、”マンモ?何それ?ヤンボウ&マンボウ、天気予報?”なんてかわいくジョークを言っている場合ではありません(誰も言っていませんかね)よ、最近では女性の10%が乳がんを発生しているという統計が出ており、さらに乳がん女性患者のおよそ20%がこの疾患で他界されるのだそう。つまり、マンモグラムによる定期検診、そして早期発見は女性にとって大切な検査なのですから、男性の方もよーく理解してあげてくださいね。
Mammography という言葉、こちらは2つの単語から成り立っています。”Mammo"「乳房」+”graphy"「画像」でして、ようは「乳房の写真撮影」という意味。X線を使って撮影する事により、左右の乳腺が対称かどうか、石灰化がみえるかどうか、または腫瘍があるかどうか、などを調べられるんだそう。しかしながら、マンモで撮影された画像だけをみて「はい、癌があります」とはもちろん言えません。マンモで怪しい部分が発見された場合は、超音波検査をし、さらには針生検(針を使ったバイポプシー:実際に気になる部分から組織や体液を取り出し、顕微鏡で観察し診断する)になります。
さてさて、、、マンモグラフィーに限らず”はじめての事”は緊張しますよね。しかもそれが「癌の検査」であり「おっぱいがグチャってなる事」であればなおさらでございます。緊張をほぐすために、テスト前には肉まん&あんまんを食べ、娘の学校のお弁当にも『Breast
Cancer Awareness』デザインをほどこしてみました。さらに、なぜか気持的に「マドンナ」が聞きたくなりまして、検査施設までは車の中で”Like
a Virgin" や"Evita”を流してながら移動。どうしてマドンナなのかは不明、、、たぶん『強い女』願望があったんだと思います。
レジストレーションに到着しますと、ガウンを与えられ「全部脱いでくださいね」と。素直な筆者は、下半身までも脱いだんですが、後で気付きましたね、、、「下半身は関係なかったんだ」と。そして、検査中、かなりお恥ずかしい15分を過ごすはめに。いいんです、これも勉強。待合室では女性のみなさんが、のんびり雑誌を読んだり、珈琲飲んだり、お話してたり、とても優雅な雰囲気。まるでホテルのロビーか、高級スパのリラックスルーム、みたいでいいんですわ。何度もやられた「プロ・マンモ」ねーさん的な女性に「大丈夫よ、思ったほど痛くないから。言われた通りに息を吸ったり吐いたりして、頭の中では違う事考えて、そうしたらすぐ終わるから!」と。姉御!ありがたき言葉。
さて、私の順番になりました!目の前には見た事もないような機械が立っておりました。ちょうど旦那の背丈と同じくらいね、と思っていた所、「さ、まずは右からぁ」とおっぱいが見事にまな板のような金属製のプレートの上にのせられました。冷たい!と思う暇もなく、”マンモスペシャリスト”さんの手によって、乳房ちゃんがベターっとなっていきます。マジカルハンドなのでしょうか、このスペシャリストさんにかかれば私の生意気なおっぱいも素直に従います。パンを焼くときに生地をこねますよね?あんな感じです。自分の身体のパーツであってパーツでないような、変な感じ。
さあて、メインイベント入ります!そうです、機械が降りて来て、ぐしゃーーーーーー!来タァァア!痛いです、はい。でもそれは一瞬のみ、耐えられる痛さでございます。片方の乳房で2回づつ同じ事をし、計4回。そして右と左で感じ方が違う事に不思議に思いながら、”違う事を考えねば”と思い「そろそろ息子の歯医者さん予約しなくちゃ」「今日の夜ご飯はカレーにしよう」「次回は、下半身は裸にならないようにしよう」などと頭の中でごちゃごちゃとしている間に終了。ガウンを着て待合室でしばらくリラックスしていると、先ほどのスペシャリストさんに再度声をかけられ「ちょっと気になる所があったので、これから超音波します。時間は大丈夫?」と。。。あーぁー、夕飯のカレーは無理になりました。
超音波検査の結果は後に自宅まで連絡があり、異常なし!いえーい。しかし、年に1度の検査ではなく、6ヶ月1度を勧められました。とほほ。でもですね、一度やったらもう大丈夫、私も今度は、あの”待合室の姉御”になり、おニューなお嬢さん達に「大丈夫よぉ、心配しなくていいのよぉ」とお話してあげようかと思います。うん、そうしよう。
というわけで、ホクの『マンモグラフィー体験』、女性のみなさん、ぜひとも胸はって(ほんと、胸!)マンモに勇んでまいりましょう。乳がんも早期発見できれば恐い病気ではないそうですよ。検査にあたっては、”香水をつけていかない”、”ジュエリーははずして”などの注意事項がありますので、お医者さんや技師の指示にしたがって心と身体の準備をしましょうね。
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