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日本への里帰りを終えたお友達から「このDVDいいの!観て!涙活に最高よ」と。へ?涙活(るいかつ)?美味しいカツの一種かい?私はまったくの未知の世界へと連れていかれました。この言葉、調べてみますと・・・”能動的に泣く事で、心のデトックスをする事。悲しいときや感動したときなどに、相手の境遇に共感して流す涙にストレス発散効果がある。参加者を募って泣ける映画や感動できる映画を一緒に観覧し、一緒に泣く、という活動も行われている。現代の日本社会で注目されている行動心理。”
なにそれぇ〜、みんなで泣くんですか?それも、『泣こうと思って』泣く、、、。みんなで一斉に泣く、、、。でもね、タマネギをきったときの涙、あるいは、演技上で俳優さんが出すウソの涙、などでは意味がないらしい。心からの涙、そう、情動の涙(と言うらしい)でなければダメなんですって。人は涙を流すときにストレス状態の交感神経から、リラックス状態の副交感神経へ移動できるらしく、それが脳科学的にみてもよろしいんですと。
調べて行くと面白い、この「涙活」、”涙ソムリエ”なんて方も出て来ます。ようは”あなたのご希望にあった『泣ける話』をご用意しましょう。10分ほどYOUTUBEを観ていただければ、貴方の週末号泣は間違い無し!”なんだそう。お口にあったワインを選ぶように、その時のみなさんの雰囲気や調子などにも合わせて、素敵な「号泣話」をご提供!凄い仕事だなぁ。。。更に派,落語、ではなく”泣語”なんてのもあるらしい。そうです、お話してくれるんですよ、座布団の上で。でもその内容が”泣ける話”なんですって。そして、泣語には2種類あるらしく、自分の体験からの『体験泣語』と、どこから持って来た話で『創作泣語』。そうそう、泣語家(なくごか・落語家ではなく)さんの衣装は、ブータンの民族衣装”泣き装束’を着用、そして泣語の最後ではご自身も目頭に涙が、、、。
このような流行のおり、日本では「泣けるドラマ」や「泣ける映画」が大流行りだそうで。”一リットルの涙”、”海猿”、”救命病棟24時”などがいいんですってよ、奥様(私は観た事がないのですが、日本のドラマが好きな友達からの情報)。かなり泣けるんだろうです。そこで、「じゃぁアメリカのドラマだと泣けるものはあるのかしら?」と思った筆者ですが、これが、、、?ないような気がするんです。こちらのテレビドラマってSitcomのような”(しっかり笑い声の入った)お笑い系”が多くないですか?真面目系のドラマでしたら、"Ghost
Whisper”ですとか”警察系の"Cold Case”、なんですが、これらも”キャラクターに感情移入して号泣”までにはいかない、かなぁ。
しかしながら『映画王国・アメリカ』です、長編映画の中にはなかなか泣けるものがあります。以下、いくつか”泣けるアメリカ映画”をご紹介してみましょうか。懐かしいタイトルも出て来ますよ、だって、名作は永遠に不滅!ですから。
●E.T.
"E.T., come home~~~"、ですね。純粋な子供と宇宙人の友情がこれだけ泣けてくるのはどうしてかしら?やはり人間、ピュアでなくてはいけません、という事でしょうか。
●Schindler's
List(シンドラーのリスト)
E.T.同様、スティーブン・スピルバーグ監督作品。第2次世界大戦時のホロコーストが舞台のこの映画、ドイツ実業家シンドラー氏の心の葛藤と、人の命の大切さ、戦争の愚かさを描いた作品。
●New
Cinema Paradise(ニューシネマ・パラダイス)
イタリア映画らしい情緒たっぷり、恋愛を回想したり、故郷を思ったり、シネマへの愛情を語ったり、とにかく”人生”を考えされらるれストーリー。バックに流れる音楽もなかなかグーなんです。
●The
Bridges over Madison County(マジソン群の橋)
”どうしようもないせつなさ”で泣きたいならこれ!でしょう。たった4日間の大人の恋、メリル・ストリープとクリント・イーストウッドがとにかく名演なんです。”どこにでもいそうな中西部のおばちゃんが浮気しちゃった”といえばそれまでなんですがね。。。
●Apolo13(アポロ13)
実際にあった話だけに、信憑性があり、宇宙での事態や内容説明が興味深く、ついつい画面にくっついてしまう作品。そしてハッピーエンドというのが分かっていながらも、やっぱりハラハラドキドキ。で、そのハッピーエンドを確認して号泣。
●Ghost(ゴースト・ニューヨークの幻)
デミー・ムーワ。かわいいんですよ、ショートカットで、ピュアで。大好きな人を亡くした女性の辛さ、よーく表現してるんです。パトリック・スウェイジ、癌でなくなってしまいましたね。。。余計泣けてきたわ。
イベントとしてみんなで仲良く泣く『涙活』もいいけれど、1人画面の前で泣いたって、効果は同じはず。という訳で、みなさんもしっかりたっぷり泣いてみましょうか!水分補給も忘れずにぃ。
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