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突然ですが、ハワイアン音楽はお好きですか?最近ではよくTVのコマーシャルや映画、ドラマなどでもハワイアンサウンドが使われる事が多く、ホクのようにむかーしからハワイアンを聴いて育った者には非常に嬉しく、そして時にはちょっとびっくりしてしまう現状です。今まであまりハワイアンを聞いた事のない方でも、一度聞いたら忘れられない素朴かつ甘い歌声、そしてとっても心がきれいになるような曲の数々。そんなハワイアン・アーティストを代表しているのがイズ(IZ)と呼ばれる人。本名はIsrael
Ka?ano?i Kamakawiwo?oleというとーっても長い名前なんですが、癒し系の近代ハワイアンの代名詞とも言える彼、350キログラム近かった巨体から出る声とは思えない柔らかで滑らかなサウンド、そして巧みなウクレレ演奏のすばらしさ。残念ながら彼は既に亡くなっているのですが、彼が独自でアレンジした「Over
the Rainbow」は、お茶の間で本当に良く耳にしますよね。
仕事やプライベートでハワイへ行く機会の多いホクですが、一日の仕事のあとに「パウハナタイム」と呼ばれる、ハッピーアワー時間を同僚や友達と持つ事もあります。日本だと飲み会的な、アメリカ本土だとミラータイム、といった感じでしょうか、まさに仕事の後の楽しみの時間、なのです。さて、ワイキキ界隈では、ホテルのバーや海辺のカフェなどでほぼ毎日数々のミュージシャンによる生演奏が行われています。そして、観光地なものでやはりハワイアンが多し!ツーリストの聞きたいあの曲、Tiny
Bubble やフキラウなんかも演奏されちゃいます。ウクレレやスティールギターの音色にサンセットが重なり、さらに美しいフラダンサーがでてきたりすると、もう雰囲気もたっぷり。マイタイのおかわりもつい、って事です、はい。
さてさて、最近では、ハワイアン音楽のルネッサンス化が定着しており、昔ながらのハワイ語で歌おう、そして伝統的な音楽を取り戻そう、という動きがあるように思えます。ハワイの日常では、家族で、友達同士で、家でも浜辺でもガラージでもどこでも「音」が聞こえてきて、みながハワイ音楽に慣れ親しみながら生活しているのです。どんなオフィシャルなイベントでも生演奏は必ずある場合も多く、また子供の1歳のお誕生日ルアウなどでも大掛かりにライブミュージックで盛り上がります。そんな人達の創りだすハワイアンの歌の各種、聴いているとなんだかほんわかする、癒し系の音。ぜひ皆様にもたくさんの質の良いハワイアンを楽しんでいただきたく、最近”個人的に流行っている”ハワイアン音楽のリストを作ってみました。iTuneなどでも購入可能なアルバムも多く、ぜひお茶の間で、オフィスで、のんびりモードをつくりだしたり、ご家庭で癒しモードをつくりだしてみてください。
▼Na Palapalai
一押しのバンドです。クアナ、ケハウ、イオアネの三人が創りだす美しくそして独特なハーモニーと、昔から歌われているハワイのメレ(曲)を彼らなりの音にアレンジしなおす巧みなテクニック。時にリズム感多く、時に滑らかなスローテンポの曲の数々は、フラダンサー達のお気に入りのバンドでもあります。とにかく一度聴いてみてください! http://www.napalapalaimusic.com/
▼HAPA
ハパとはハワイ語で「半分」の意味。西洋的な音と伝統的ハワイの音が重なった素敵な音色です。ハレアカラの山の偉大さを謳歌している曲などは、透き通った朝焼けの様子が目に浮かぶほどきれいですよ。ボーカル、ネーサンの歌声は哀愁もあって聴いていてあきません。http://www.hapa.com/bio.html
▼Brothers Cazimero
最近のハワイ音楽界では大御所に入りましたね。弟のロバートは有名なクム・フラ(フラダンスのマスター)でもあり、有名なフラダンスの祭典「メリー・モナーク・フェスティバル」でも優勝している凄腕です。兄弟の息のあった演奏、長年の貫禄たっぷりの奥深さ、ハワイアンを聴き始めて間もない方々には特におすすめのグループ。http://www.mountainapplecompany.com/caz/
▼Kupaoa
ご夫婦で活躍のお二人。リハウとケレンの創りだす気持ちのよい音は、ハワイアンの神髄をいっていると言っても過言ではないでしょう。優しい中に芯の強い音色が所々に隠れていて、ハワイの美しい自然、美しい人々の心を表しているようです。寒い冬でも彼らの曲を聞くとあったかーい気もちになれます。http://www.kupaoa.com/
▼Herb Ohta Junior
オータさん、と呼ばれて親しまれているウクレレ界のレジェンド、ハーブ・オータ氏。彼を父親に持つオータ・Jr.(世間一般にはジュニアーと呼ばれている)の奏でるウクレレの音色。お父さんに負けずとなごませてくれます。アコースティックで聴きやすく、BGMとして最高。ジェイク・島袋くんのような「派手さ」はなくても、彼のアットホームなウクレレが心を癒してくれる事でしょう。http://www.herbohtajr.com/
▼Amy Hanaialii
正統派ハワイアンのスタイルと声をもった彼女。ハワイのグラミー賞と呼ばれる「ナ・ホク・ハノハノ賞」受賞、また本土でのグラミー賞でもハワイ音楽分野でノミネートされるほど。ハワイアンだけでなく、ジャズやブルースも上手に歌い上げるエイミー。女性のハワイアンボーカルの中では一番好きなアーティストです。http://www.amyhanaialiigilliom.com/
▼Kapala
メンバーの中には、日本のエグザイルのバックギタリストとして活躍しているザヌック・リンジー氏もいるこのグループは、ハワイの音楽とジャズマインドを上手にマッチした「ちょっと大人な」ハワイアン。それもそのはず、メンバーたちはそれぞれがかなりのキャリアをもったミュージシャン達。スティールギターばりばりのオーソドックスなハワイアンに飽きちゃった時に聞くと、すごーく新鮮ですよ。http://www.kapalamusic.com/
▼Pali
こちらもハワイ・グラミーを受賞しているグループ。ボーカルのパリさんは音楽家としてだけでなく、プロデューサーとしても大活躍している方。奥様が日本人の方(ディスクジョッキーの内田佐知子さん)ですので、日本語もできちゃう。パリの
CDを聞くと、ハワイの古き良き時代の音から新しい時代の音までたっぷりと楽しめるようになっています。ハワイアン初心者にも上級者にもおすすめのグループ。http://www.pali.net/
▼Heart & Soul
ウクレレの音色が好きな人にはたまらない、新星デュオの二人。ワイキキから近いカイムキ地区で「ウクレレ・ハレ」というウクレレ教室で講師として働いている彼らは、このHeart
& SoulというグループでCDデビューをはたしました。伝統的なハワイ系、癒し系、ホップ系、ジャズ系、そして日本っぽい音系、いろいろな音色が巧みにあわさって、まさに多文化ハワイを映し出しているようです。これからどんどん大きくなっていく可能性のある二人組。http://www.facebook.com/pages/Heart-Soul/128013273890064
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