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日本の文化が熱い!と感じた3日間。アニメ好き、漫画好き、ゲーム好き、日本のポップ好きにはたまらないコンフェレンスのひとつ、Sakura-Conに参加してきました。これは毎年春にシアトルで行われる大きなイベント、ダウンタウンのコンベンションセンターをフルに利用して開催され、今年で11回目を迎えたという由緒正しい”オタク”な催し物。なんと参加者は1万5千人を超え、何が凄いってみなさん「コスプレ」での参加なんです。日本のアニメ系のコスプレ、ちょっとゴシックなコスプレ、なぜかキリストの恰好をしたコスプレ(ちょうどイースターの週末でしたからね)などなど。それはもう、見る目を疑うようなものもありまして、本当に「不思議」なコンベンションでした。というわけで、わざわざシアトルまででかけてきた甲斐あり!だったサクラコンの内容&感想をお知らせします。こんなにも日本文化が愛されているんだ、と、誇らしく思ったイベントでした。
アニメ産業というのはここ10年の間にアメリカ国内でヒッジョーに発展した分野の1つに数えられるのだそう。日本の漫画、ポップカルチャーを含め、アニメの世界に没頭するアメリカ人の人口は日に日に増していき、またそれに伴って日本語学習への熱もあがっているんだとか。古いものでは「マッハ・ゴーゴー」などは、アメリカ人の40代くらいの人ならきっとお茶の間のテレビで観たことのあるアニメ。こちらでは「Speed
Racer」という名で浸透していて、今回のサクラコンにも、このSpeed Racerの吹き替えをしていたピーター・フェルナンデス氏がゲストとして参加しておりました。かわいいおじいちゃん、という感じの彼、「良い声優になる秘訣は?」と聞くと「たくさんお酒を飲んで、たくさんタバコを吸う事だよ。」と茶目っ気とジョークたっぷりに答えてくれました。。。
はっきり言って「セーラームーン」ぐらいしか知らなかったホク、どうせ参加するなら、、、とアニメに関して勉強しはじめたのがサクラコンが始まる1ヶ月前、、、足りなかったです、はい。奥が深い、というか、世界が広い、というか。。。とにかく、アニメや漫画の数はもう星の数ほどあるし、その中に出てくるキャラクターの数といったらもう、、、それでも自分がわかるコスプレに会えると妙に嬉しくなるもので、たとえば「トトロ」「Dr.
スランプ」「らんま1/2」「遊戯王」など。他にも”えー、びっくり!”だったのが、日本では今はもうちょっと懐かしい「レイザーラモン HG」、日本大好きさんなのか「寿司」「おにぎり」などもありまして、、、みなさんこの日のために、何ヶ月も前から自家製コスプレを作成したりするそうです。何かに熱中できるものがあるのは良い事ですよね。
さてさて、今回のサクラコンのメインゲスト!と言っても過言でなかったのがこのお二人「ハングリー&アングリー」さん。ちょっと怖い、でもかわいいファッション(”グロカワイイー”と呼ばれるそうですが)の日本人女の子二人、、、あれ?なんだかみた事あるような顔、聞いた事あるような声。それもそのはず、もとモーニング娘。のお二人なんですね!新ユニット、ちょっと斬新で不思議な世界に踏み入れちゃった石川梨華さんと吉澤ひとみさん、歌唱力やパフォーマンス力はさすがモーニング娘。で養っただけあり、大多数がアメリカ人のオーディエンス相手に、最高に盛り上がっていましたよ。USデビューはもちろん、欧州デビューやコンサートツアーも企画されているとか、これからの世界的な活躍が楽しみなハングリー&アングリーです。
他にも日本からいくつかのバンドがライブを開催。ミュージ君は、そう、アン・ルイスさんと桑名正博さんの息子、漢字では「美勇士」という素敵な名前なんですね。Tripolysmというバンドとは息もばっちり、お父さん譲りの響き渡る声とお母さん譲りのカリスマ性をおおいに発揮していました。また’ギルガメッシュ’というハードロックバンドもはるばる日本から登場。声優界からはプロ中のプロ、”鎧伝サムライトルーパー”などで人気を得た佐々木望さん、”らんま1/2”や”名探偵コナン”で有名になった山口勝平さんなどなど。質疑応答の時間があったり(英語と日本語で)、ディナーパーティーが開催されたり、と、とにかく「大物」に間近で会える機会が多かったのも嬉しい内容。ゲームが主流の人達の為に、大きな会場がコンピューターゲーム、アーケードゲームなどに使われ、皆さん真剣に、本当に真剣に、ゲームを続けていました・・・。
こういう国際交流の仕方もあるんだなぁ、と思わずにはいられませんでした。
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