すっかり秋めいてきましたね。先日、7時過ぎには外が真っ暗になっていることに気づいて、ちょっぴり気落ちしてしまいました。もう少し暖かい日が続いてほしいな〜と思いつつ、ハロウィーンから始まる楽しい秋冬のイベントに目を向け、準備に励もうと思っている今日この頃です。今月の“アサコ先生にちょっと聞いてみよう!”のコーナーでは毎月読者の方々からたくさんのご質問を受ける中、「子育てまっしぐらのママ」というトピックを取り上げてみました。
●読者Mさんからの質問…私には10歳、8歳、6歳、3歳になる子供がいます。ありがたいことに、子供達は健康で、学校も楽しい様で毎日が充実しています。しかし、私自身がこの数年イライラ感が増しています。子供に怒鳴ったり八つ当たりをしてしまったり。その反面そのような行動を取ったことに対して自己嫌悪になり、自分は母親としてだめだと思ってしまったりもします。主人は子供達の面倒を見てくれますが、私が信頼しきれずに、夫に子供を任せて出かけることが出来ません。主人には、もっと自分の時間を作って楽しんでほしいと言われています。
Mさんのこの数年はとてもがんばってきましたね。4人のお子さんのことを一人で何から何までしてきたなんて、スーパーウーマンですね。でも、やはり子育てはストレスが溜まるものですよね。自分は何とかこなしていると思っていて、一見大丈夫に感じていても、だんだん疲れが積み重なるとカラダやココロに変化が現れれます。Mさんがおっしゃる通り、イライラ感が増してきているというのはきっとストレスからくるものなのではないでしょうか?
Mさん同様に頑張っているママが沢山います。毎日子供のため!と思うがゆえにみんな自分の時間を割いてがんばるのですよね。でもすぐにイライラしたり、子供に当たってしまうのは、心に余裕が無いために起こってしまっているのでしょう。ママだって人間なんです。だからこそ疲れるときもあるのです。そんなときには、癒しが必要です。子供達をケアするにはまずは母親であるMさん自身のケアを十分にしてあげる事が必要です。自分のケアをおろそかにしてしまったら自分へのムチとなってしまいます。Mさんにはそれだけは避けてほしいなあって思いますよ。子供だって、イライラのママよりリフレッシュしたママに会いたいはず。
ストレスが溜まっていることに気がつかないほど忙しい毎日を過ごしているのでしょう。ストレスを慢性化させてしまうと「自分はストレスとは無縁だ。」と思ってしまうことがあります。まずは日頃から自分にどれくらいストレスが溜まっているかを測るように心がけましょう。ストレスを見つけたら、その原因を理解する必要があります。ストレスと上手に向き合うことがイライラ感を抑えてくれることでもあります。そしてストレスが溜まってからストレスと向き合うよりはストレスが溜まる前に日頃からココロ・カラダのケアをすることも大切ですね。
もう少しご主人に甘えてもいいと思いますよ。ご主人も、もっと一緒に子育てをしていきたいと思っているからこそ心配しているのではないでしょうか?
思い切って一度、ご主人にお子さんを預けてみてはどうでしょう? ストレスマネージメントの一環として自分の時間を作りスパやネイルサロンへ行ってみたり、コーヒーショップで美味しいコーヒー・紅茶などを飲んで雑誌やインターネットを眺めたりと少しだけでも自分の時間を作ってみてください。ご主人にお子さんを任せる機会が増える事で、ご主人とお子さんとの関係も今以上に良くなるはずです。夫婦だから、親子だからこそ信頼関係が必要です。自分で全部しなくてはいけないという意識を少し変えるだけで状況が大きく変わるかもしれません。
毎日子育てで追われているママたち、自分へのご褒美をあげることは自分にも子供にもご主人にもいいことなんですよ。もっと自分自身を大切にしてくださいね。
これからもどんどんとご質問・ご希望などをお気軽にお寄せください。
AsakoHoichi@MindfulProfessionalCounseling.com
保市麻子