サンクスギビングも終わりまもなくクリスマスがやってきます。子供達はサンタクロースからのプレゼントをもらう為にいつも以上に親の言う事を聞いてくれる一か月かもしれませんね。クリスマスが終われば今年も終わり、。一年を振り返るのにちょうど良い時期です。一年を振り返って来年の抱負を見つけてみてはどうでしょうか?今月は、「タバコをやめたい!」というトピックを取り上げてみました。
読者Aさんからの投稿: こんにちは。この3年半禁煙をしていました。しかし、この半年前仕事が急に忙しくなり、気が付いたらタバコを少しづつ吸う様になっていました。はじめは2-3日に一本、二本の量でしたが、気が付いたら毎日10本以上吸っています。なんでまたタバコを吸い始めたのかと、自己嫌悪になっています。タバコを吸っている自分は好きではないです。禁煙している方が健康的ですし、吸わないメリットもわかっています。でもやめられない。どうしたらいいでしょうか???
Aさんの言う様に禁煙をする事で沢山のメリットがあるのは確かです。ではなぜ簡単に辞められないのでしょうか?それは、タバコには依存性があり、ニコチンの作用からのニコチン中毒、そしてタバコを吸ったら落ち着けるという心理的な習慣や癖からきています。
禁煙を始めるにあたり、まずは、自分の動機を確認するために、喫煙のリスクを確認してみましょう。喫煙には、様々な健康へのリスクが伴います。がん、心筋梗塞、狭心症、肺気腫や気管支炎など様々な病気の原因となります。さらに、周りにいる人にとっても、受動喫煙による健康のリスクが上がることも考えなくてはいけません。
次に、以前に辞めた時の事を思い出してみましょう。どのようにタバコを辞められたのでしょうか?ストレスはその時は今よりも少なかったですか?ストレス解消方法などは身に着けていましたか?ストレスを抱えている為に喫煙を再開してしまった場合はやはりまず、ストレス解消法を身に着ける事が大切です。
例えば、ジムに通い週3-4回運動をしたり、以前していた趣味や、興味はあるけどトライした事のない趣味にチャレンジしてみましょう。ヨガは集中力を高めてくれるだけでなく、ストレス解消法として幅広く使われているツールでもあります。タバコが吸いたくなったら深呼吸をする習慣をつける事も大切です。タバコが吸えないという不安感はずっとあるわけではなく、数分後には雲のように消えてなくなります。この様な思考や不安感などを感じる時は、まず「これらにとらわれないで、今している事に集中しよう」「自分がタバコを辞めたい理由は何?」「タバコを吸う事のデメリットはなんだったっけ?」などのリマインダーや問いかけをしてタバコを辞める意志が自分にはあると言い聞かせる事です。
ニコチン自体は48時間から72時間程で体内から完全に抜けると言われています。ですが、禁煙するにあたり初めの2-3週間が精神そして身体的に辛い時期で、この時期に禁煙の成功が出来るかの分かれ道だと言われています。禁煙を初めて3日以内がニコチンの脱離症状のピークだと言われています。この脱離症状ですが、タバコを吸いたいと思ったり、集中力欠乏、頭痛、不眠、体がだるい、めまい、便秘、手足のしびれ、風邪っぽい症状、イライラする、気分の落ち込みなどが見られます。タバコを吸わなくなり、日が経てばたつほどこの様な症状は弱くなり、消えてきます。
禁煙を続けるための工夫も必要です。まずは、周囲に「自分は今日から禁煙して完全にタバコを辞める」と宣言する事です。そうする事で周りの人達も協力をしてくれたり、一緒に禁煙パートナーになってくれたりもします。また、毎日1-2行でも構わないので日記をつけてみてください。ストレスレベルと解消法、タバコへの思考などを書くことで励ましになります。ほかにも、禁煙ご褒美貯金箱または、たばこを吸ったつもり貯金箱を設置する事も良いでしょう。目標金額または、物を決めておき、貯金をすることで、楽しみながら出来るかもしれません。
自分にあまりプレッシャーを与えず、一日が終わりその日タバコを吸わなかったのであれば、自分を沢山褒めてあげる事です。よく頑張って禁煙出来た!この調子で明日も頑張って行こう!と...日本人は自分を褒めるのが苦手ですが、自分で禁煙したいと思い頑張っているのだからこそ自分でほめてあげましょう。また、家族が禁煙してるのであれば、そばにいる人が積極的にほめてあげてください。
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