2013年もあっという間に2月に突入ですね。皆さんはどのように年末年始を過ごされましたか?今年一年も皆さんにとってよい一年である事を願います。今年のシカゴの冬はとても暖冬のようで、雪も少なく動きやすい冬ですが、このような天気もいつまで続くのか。。。?まずはこのようなめったにない冬の気候が続いている間はエンジョイできたらいいなと思いますね。
今月の“アサコ先生にちょっと聞いてみよう!”のコーナーでは毎月読者の方々からたくさんのご質問を受ける中、と「40歳になってしまうのがイヤー」というトピックを取り上げてみました。
読者Cさんからの質問: はじめまして。。。只今私は39歳と11ヶ月の婚約中女性です。来月40歳の大台に乗ってしまうのですが、20歳や30歳の時を迎えた自分とは正反対の自分がいます。40歳ということに対して、正直とっても嫌なんです。本当にブルーです。できればずーっと30才代で過ごせたらなんて思ってしまうぐらいなんです。20歳、30歳代がとっても楽しかった分、40歳という響きになじめないのです。もうステキな女性ではいられなくなるのではないか?と不安がよぎるわけです。周囲の友達は40歳はいいよ、これからだよ、って言うわけ何ですが、どうしてもそう思えなく、婚約者の彼も最近ではこんなブルーな私にどう対応していいかわからないという態度で、申し訳ないです。40歳の誕生日を迎える前にもう少し前向きな自分を取り戻したいと思い、投稿させてもらいました。。。どうしたらいいのでしょうか?
Cさんのご質問を読み、私自身も共感するところがたくさんあるなあ、なんて思いました。私自身が40歳を迎えるにあたり、ブルーだったことも確かでしたし、周囲の友達も似たようなことを言ってくれました。でも結局は自分自身が40歳という大きな節目にあたり、どうやって受け入れることができるかということなのかな、と思うわけなんです。
最近ではメディアにたくさん取り上げられている「アンチエイジング」系の記事や、テレビ番組などもあります。「年を取る」ことに対して、社会一般的に「よくない」というイメージもつきまとっているようにも感じます。女性は特にずっとキレイでいたい、ヘルシーな体を保ちたいという思いも多いと思う分、「年を取る」=「魅力的ではない」と思ってしまう人もいるかもしれません。ポジティブな意味で言えば、年を取りたくなーい!と思うのは、をこの先自分磨きをするぞ!って思えるからなのかもしれないですよね。よく周囲から聞くのは、「結婚してから(又は年を取るにつれて)、自分を捨てぎみかもしれない。。。」という言葉です。昔はお化粧したり、おしゃれしたりキレイになる自分をエンジョイしていたのに、結婚して子供の世話で忙しかったり、又は年を取るにつれて、もういっか。。。そこまでがんばらなくっても。。。と思ってしまうということです。 男性も女性もこれは同じだと思うのですが、ある程度自分のケアをすることで気分もアップするはずです。
年を取っていくという事は体が若かったときと比べて思うように動かなかったり、病気がちになったりという事も起きてくるのは現状です。日ごろから定期健診や、運動をしたり、ヘルシーな食事を取ったりする事は大切な事かもしれません。そうする事で自分をケアする事のひとつになるわけです。
そして外見だけではなく、人間のコアの内面の部分をどのようアップしていくかというのも年を重ねるにつれて大切になってくるのです。たとえば20歳半ばの人が15歳ぐらいの考え方や行動で動いていたら周りは「どうしたの?この人。。。」と思うはずです。年を取るにつれて人間は経験を積み、いろいろな角度から物事を見る事ができる能力がつき、価値観も若かったころよりもいい意味で変わるものです。しかしそのように思えるためには、いつも自分自身と向き合って、自分にチャレンジすることも大切ですよね。何も考えないで生活していたり、周囲がいつもお世話をしてくれていたら自分の内面の部分を伸ばしてくれるどころか、止めてしまう事にもなるのです。経験を積むにあたりいろいろな人たちにも出会うわけです。人との出会いから学ぶこともたくさんあるはずです。人間は生活などが安定すると、人との関わり、生活や物事自体に対して当たり前と思ってしまうところもあります。だから「40歳に突入」する事も「年を取る」事を当たり前と思うからこそ嫌だな。。。って思うのかもしれません。実際に私自身もきっとそうだったのかもしれません、40歳になる不安があった自分を振り返ると。。。 年が毎年一年づつ増えていくのは仕方のないことです。だからと言って、年を取ることを当たり前と思うのではなく、人生の中での経験のひとつで、一年づつ年が増えるごとに何かいい事を学び、経験するチャンスなんだ!と思える方が自分のためになるのではないでしょうか?
今の時代平均寿命は80年と言われています。そうであれば、人生はこれからまだまだ!という事だと思うのです。Cさん自身、今までも沢山学び経験したように、この先も沢山のことを学び、経験していくのではないでしょうか? その過程をどのように「自分磨き」に貢献することができるか。。。が今後のCさんの課題なのかもしれません。人は年を取ることに対して、目の前の年の番号に気を取られてしまいがちかもしれません。年を取るという事は自分自身が一年ずつ賢くなっているという証拠だと思うのです。年を取ることは決して悪いことではないのです。かえって周囲からもリスペクトされるはずです。
Cさんは一ヶ月後に40歳のお誕生日を迎えるとのことですが、婚約者と素敵な時間を過ごしたり、40歳の節目という事で思い切り派手にパーティーをしたり、大好きな友達たちと一緒に時間をすごしたり、いつもの誕生日よりも大袈裟に派手に楽しく時間をする事はよいかもしれませんね。40歳の記念に。。。友達や家族に自分が生まれたということを一緒に祝ってもらえるほどラッキーな事はないのですから。。。
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保市麻子