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  アサコ先生にちょっと聞いてみよう!

アサコ先生にちょっと聞いてみよう!

第6回
「パニック障害って?」
9/2011

さて、今月の“アサコ先生にちょっと聞いてみよう!”のコーナーでは毎月読者の方々からたくさんのご質問を受ける中、「パニック障害ってなに?」というトピックを取り上げてみました。

駐在員のTさんからの質問:こんにちは!はじめまして。私は現在駐在員としてアメリカに4年前に家族と一緒にシカゴに転勤してきました。実は最近、会社で大事なミーティングや、自分がプレゼンテーションを発表しなければいけない日に限ぎって、胸がドキドキしたり、呼吸が早くなり、息苦しかったり、冷汗、手足のしびれなどを感じることが何度かこの半年で起こっています。これらの症状は15分ぐらいでおさまっています。先日もこの様な症状の上に、胸がぎゅーと縛り付けられた感じがし、心臓発作かもしれないという不安、そしてこのままでは死ぬのではないか?という恐怖感まで感じられ、ミーティングの途中で部屋を抜けてしまったほどです。その翌日に病院で心臓の検査をしてもらったのですが、全く異常は見つかりませんでした。最近ではいつまたこの様なことが起こるのか?と考えると不安になって仕方がありません。。。これはいったい何なんでしょうか????

読者Iさんを襲ったこの発作は「パニック障害」と言います。パニック障害は珍しい病気ではない!と言うことをまずは理解していただきたいです。Tさんのようにいきなり襲ってくるパニック障害の特徴としては、繰り返して起こる1)パニック発作、2)発作が起こるかもという不安(予期不安)、そしてそれに伴う3)回避行動(広場恐怖)があげられます。

パニック発作の症状としては、胸がドキドキしたり、冷汗、手足の震え、呼吸が早かったり、息苦しい、死への恐怖などがあります。症状は10分以内にピークに達し、数分から一時間以内におさまることが殆どです。そしてここでひとつ理解するべき点としては、パニック発作とパニック障害は異なると言うことです。この1)のパニック発作はパニック障害の症状のひとつということです。初めてパニック発作を経験する人はIさんの様に心臓発作かもしれない!と不安になり病院で心電図などでの精密検査をしてもらってもなんの異常もなく病院の先生からは「ストレスから生じたもの」と言われたという患者さんは少なくないのです。
予期不安の症状としてはいつパニック発作が起きるかと予測をし不安を感じます。パニック発作にはこの予期不安の症状が必ず伴い、発作を繰り返すたびに不安が増し、症状も悪化します。予期不安の主な症状として「また発作が起きたら死んでしまうのでは?」「狂ってしまうのではないか?」、「誰も助けてくれないのではないか?」、「発作が起きたらすぐにその場から抜け出せないのではないか?」、「人に迷惑をかけたり、恥をかいてしまうのではないか?」、などといった思考からくる不安に駆られます。
広場恐怖の症状は、あの「場所」に行ったらまた発作が起きるのではないか?という心配からくるものです。広場恐怖とは、「広場」を恐がるという意味ではなく、パニック発作を経験したために、その“特定の場所や状況”を避けるようになることから広場恐怖と言われます。発作が起きた際に助けを求めることができずにいたり、その場所から逃げられなかったりすることを恐れて避ける行動をとります。例えば人ごみの中、高速道路での渋滞、美容室での椅子、飛行機・バス・電車の中、エスカレーター・エレベーターの中、スーパーでのレジ待ちなどです。以前に発作が起きた場所であればなおさら「その場所」に行くとまた発作が起こるのではないか?と不安になったり、心臓がドキドキしたり、「あの場所」に行ったらどうなるだろうか?と想像するだけで不安になったり、汗をかいたりしたりとその場所を避けるような行動を取ります。人によっては一人で外出や電車・バスなどに乗ることができなくなることもあるほどです。

パニック障害の原因は何か?と問い詰めてもこれだ!という断定した答えはまだ見つかってはいないのが現実です。でもいくつかの要因はあると言われていて、脳の不安神経の気質の異常、遺伝体質やストレスとの関係などが挙げられています。そしてパニック障害が慢性化していくとうつ病になりやすいと言われていて、実際にパニック障害とうつ病を両方伴う方も少なくはないのです。

それではどのような治療が適切なのでしょうか?まずは、精密検査などをしてもらい心臓や呼吸器などの内臓の異常がないかどうか診断してもらうことは必要です。自己判断でパニック障害だ!とか、心臓に異常にあるかも。。。と決め付けるのだけは避けて欲しいです。病院などで心臓などに何も異常はないという結果が出てから、パニック障害に対しての治療を始めることが適切です。私のオフィスに来る患者さんでパニック障害かもしれない。。。と言って来る方でも、「もしかしたらパニック障害ではなく、他の病気かもしれない」と心配し不安になる方もいるので、まずは病院にいって検査をしてもらい、心臓や内臓には何の問題もないという診断が出てから、パニック障害の治療を本格的に始めるようにしています。上記で挙げたように、パニック障害は珍しい病気ではないのです。放置しておくと悪化するのは目に見えています。これはどんな病気を見た際に、すぐに治療を受けるのと、ずーっとまって、症状が悪化してから治療を受けるのでは回復のスピードが異なります。早期発見・治療はこのパニック障害や他のココロの病気を持つ人にとっても鍵となります。

一般的に使用される治療方法はカウンセラーによる認知行動療法などのカウンセリング、と必要ならば主治医または、精神科医の処方による薬の服用の二つがあります。カウンセリングを受けることにより、「発作が起きたら今度こそは死んでしまうのではないか?」などといった思考や、感情の乱れに対して、自分の状況を冷静に判断できる力の養い、リラクゼーションや呼吸法などで不安やパニックが来る際にコントロールをする方法、そしてエクスポージャー方法の様に、不安と感じて避けている場所に少しずつ慣らしていきその場所への不安感を克服していく方法などがあります。2)お薬を出してもらい、不安・恐怖感など、パニック発作などの症状を減らしてくれます。症状を減らしつつ、カウンセリングを受けられることで治療の効果があります。

カウンセラーによる治療法に付け加え、自分でできるケアとして健康的な生活パターンを心がけることが大切です。日常生活のリズムを変え、睡眠時間をふやしたり、規則正しい食生活や定期的な運動をおこなうとともにストレスをためない生活も大変重要です。読者Tさんの場合も駐在員の方ということで、夜遅くまで、日本の本社の社員とやり取りをしているのでは?これは駐在員の方の間でも、最もストレスが溜まる一つの原因の一つなのです。一日中仕事をした後に、家に帰ってきてもまだ仕事で夜中の1時又は2時まで仕事をして寝付くのが朝3時。。。起きるまでに3時間睡眠。。。このような生活パターンではストレスが溜まっていくのは当然です。ストレスは待ってくれません。自分の体をストレスから守らない限り、ストレスはじわじわとゆっくりやってくるのです。

日本人は基本的にカウンセリングやお薬でココロの病を治すという意識が低いと思います。でもちょっと他のアングルから考えてみて欲しいと思います。自分が糖尿病などの病気になったらどのような治療をするでしょう?病院に行き、診断をしてもらい、薬が必要であれば処方してもらいますよね。そして日本人の場合は「身体的な病気」であればお薬の処方に対してあまり躊躇せずに薬を毎日飲みます。実はココロの病も「身体的な病気」と同じなのだと理解することがとても大切です。Tさん、一度、ココロの専門家のカウンセラー、または主治医の先生に診断をしてみてはどうでしょうか?この病気は治る病気です。まずは、自分がどのような状態にあるのか?と向き合う姿勢が大切ですよね。

参考文献: 

UTU−NET http://www.utu-net.com/panicr/about01.htm
l
突然胸がドキドキして息ができなくなった! 知っておこう! パニック障害 http://www.azegami.com/panic/index.htm

マインドフルプロフェッショナルカウンセリング
保市麻子

 
医院名 Mindful Professional Counseling
ドクター Asako Hoichi, NCC, LCPC
保市 麻子
住所 1900 East Golf Rd.
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Schaumburg, IL 60173
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